海外の野犬話5選

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海外の野犬話5選

 海外では野犬がたくさんウロウロしている国が割とあります。

 日本のように保健所が徹底管理していると野犬という存在には出会いにくく、特に都会ではまずみかけなくなりました。

 しかし、国よっては首都のような大都会でも割とそこら辺を野犬が徘徊しており、どんなに可愛いくても病気のリスクを考えると近づくことはできません。外国で犬に噛まれたら、例えそれが甘噛みだとしても即病院です。狂犬病は発症してしまったら死が確定なのですから。

 今回はそんな恐怖の野犬たちとのストーリーを5つ紹介します。

 

タイの野犬、夜の顔

 野犬界で1番生意気だと思っているのがタイの野犬たちです。

 タイは野犬パラダイスで、しかも他国と比べて気の強い犬たちが多いように感じます。首都のバンコクでさえ、そこら中にいると言っても過言でないくらいに野犬がいるエリアがあります。

 灼熱の国タイでは、野犬たちは昼間は日陰でグースカ寝ているだけで無害そうなのですが、夜になるとうろつきだします。しかもやたら距離が近かったりもして、気づいたら真横をすれ違っていたりするのです。

 ぼくが外国人だからなのか、現地の人たちも同じ目に合っているのかはわかりませんが、野犬たちはたまにジッと見つめてくるのです。道路の真ん中でジッとコチラを見つめられると、ちょっと今日はこの道を使わずに迂回しようかとなります。

 ガッツリ威嚇されたり吠えられたこともあるのでタイの犬にはめちゃくちゃビビっています。

 

スリランカの道案内犬

 スリランカでも野犬をたくさん見かけましたが、僕は人間に優しい犬に出会うことが多かったです。

 野犬でも割と人から餌を与えられることに慣れている犬が多い印象です。ただし、犬同士での喧嘩はちょくちょく見かけました。

 スリランカのエラという町に滞在していたときのこと、ナインアーチブリッジという線路の上を歩いて向かう人気スポットに行きました。その際、1匹の野犬が僕の前を先導して歩いてくれたのです。

 その犬の方が歩くスピードが早かったのですが、しばらく先に行くと振り返って付いてくるのを待っていてくれるのです。

 なんて優しい犬なんだと思っていたのですが、どうやらその犬には下心があったようなのです。道の途中に売店があり、そこの飼い犬が道案内犬に対して威嚇していたのです。道案内犬はその売店の前だけは僕の影に隠れてコソコソとその売店犬をいなしていました。

 つまり、道案内犬は売店犬が怖かったので、僕をボディーガードにしていたのです。可愛くも賢い動物です。

 

優しくするとついてくるカンボジアの野犬

 カンボジアの犬は全体的に弱っている印象があります。

 怪我をしている確率がすごく多いように感じます。それが犬同士の縄張り争い的な事が原因なのか、人によるものなのかは分かりませんが、割と痛々しい感じの野犬も見かけました。

 野犬たちは人間を怖がっているような風にも感じました。僕はそんなビクビクしている犬に、食べ残しを投げてやったのです。

 美味しそうにハグハグと完食するので、ポイポイと食べ残しを投げ尽くしてしまいました。そしてそのレストランを後にしたのですが、その野犬はずーとついてくるのです。一定の距離を保って、さも当たり前のような顔をして付いてきます。そのまま宿の前までついてきましたが、次の日にはもう居なくなっていました。夕食代として夜道を警護してくれたのだと思います。

 

ミャンマーの遺跡犬

 ミャンマーの遺跡は動物がたくさんいるイメージです。野犬に限らず、猿や猫、鳥、リスなんかも見かけました。

 山の上の方にある寺院などにも野犬はウロウロしており、どこにでも彼らの姿は見かけたのですが、あまり攻撃的な野犬には出会わずに済みました。

 遺跡の上に横たわって寝ている犬たちを見ていると、全くその遺跡に興味を持っていないことが伝わってきます。彼らにとってはどーでもいいモノなんだなあと思う一方で、それを大切にしている我々人間という構図がなんだか面白く感じました。

 犬は遺跡や寺院にも構わずおしっこを引っ掛けていましたが、人間は一生懸命お寺の掃除をしていました。

 

ついに触れてしまった可愛すぎる島犬たち

 どんなに可愛くても決して動物には触れないという、海外ルールが僕にはあります。

 ごく稀にその信念を打ちやぶられる瞬間があるのですが、その一例がタイの島で起きたのです。

 バイクで山道を走っていたときのことです、行く先に小さな白い子犬がいるのを見つけました。その島にいる犬たちはみんな人懐っこかったので、警戒心はほとんどありませんでした。

 バイクを止めると、藪の中から他にもたくさんの子犬たちがワラワラと出てきました。その時点でかなり可愛かったのですが、さらにそいつらはみんなめちゃくちゃ人懐っこかったのです。

 小さな尻尾を振って周りに集まって来たかと思うと、バイクに乗り込んでくる子までいました。おそらく島の人間に餌付けされているのでしょう。とにかくもうめちゃくちゃ可愛いかったので思わず触れ合ってしまいました。

 その子犬たちの話も含めてその島を解説している記事もあるので↓↓に置いておきます。

 

最後に

 野犬史上1番ピンチに陥った話はネパールのカトマンズでの事で、これは個別に↓↓でまとめています。

 

 最後まで読んで頂きありがとうございました!

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