【屋台、ローカルフード、B級グルメ】海外の現地飯ってどうなの?【物価、衛面、生食や生水】

旅のノウハウ・etc

 僕の長期間旅をする秘訣は「節約」につきます。安い寝床と安い移動手段、安い観光と安い楽しみ、そしてもちろん安い食事は欠かせません。

 安い食事とはつまり、スーパーで食パンとバターを買ってそれだけで何日か過ごしたり塩味のパスタを食べ続けたりすることです。大袈裟でなく物価の高い国ではそうせざるを得ないケースがあります。

 しかし、そんな貧乏旅でも彩ある豪勢な食事を安価で頂くことができる物価の安い国も多々存在し、僕はそんな国々を愛してやみません。それらの国々では、屋台や出店などのローカルフードが数百円、時には数十円という激安価格で楽しむことができるのです。

 

 今回はそんな格安フードに焦点を当て、僕の体験談も含めてご紹介しようと思います。内容は以下の目次の通りです。

格安ローカルフードの楽しめる国々

 物価が安くてご飯の美味しい国を数え上げたらきりがありませんが、今回は比較的日本から近いアジア圏に絞ってご紹介しようと思います。

 東南アジアが中心にはなりますがいくつか物価の安い国を箇条書きし、さらにざっくりですが1回分の食費も参考までに書き出してみました。屋台やローカルレストランの価格設定です。同じ国でもエリアによって金額が違かったりするのであくまで目安程度です。

・タイ:150~250円

・ベトナム:150~250

・カンボジア:100~200円

・ミャンマー:100~150円

・インドネシア:100~250円

・マレーシア:150~250円

・スリランカ:200~350円

・インド:50~250円

・ネパール:80~200円

・台湾:120~300円

・韓国:300~500円

 

 大体どこも500円あれば好きなものをいくらでも楽しめる感じです。1品が安いのでついつい頼み過ぎてしまうことも多々あります。それでも屋台やローカルレストランでは、普通の人なら1,000円を超えることはまずないと思います。

 

どんな食事が楽しめる?

 格安なローカルフードも高級なレストランフードも同じ料理を出しています。日本にも1皿100円の寿司と1貫1,000円の寿司があるように、その料理自体は基本的に同じなのです。

 僕は高級なレストランには入ったことがないのでローカルフードとの比較はできませんが、屋台や出店でも目が飛び出るほど美味しい料理に出会うことは珍しくありません。

 旅中で出会った激旨グルメたちをいくつか紹介します。

 

 僕の旅の一番の目的は「観光」から「飯」に変わっていったのは、未知の美食に出会い続けたからに他在りません。

 しかしながら、見たこともない食べ物や料理に挑戦していると「ハズレ」に出会うことも珍しくなく、時には辟易してファストフード店に駆け込むこともよくあります。

 その辺りの「ハズレ」に関しては次で触れていきたいと思います。

 

実際、衛生面は大丈夫?

 日本を基準に考えた時、他国のローカルレストランの衛生面は多くの場合最悪と言えます。一撃でお腹を壊してアウトな人もいますが、何を食べようが無敵な人もいます。

 なので、個人差です。

と言ってしまえば終わりですが、僕に言わせるとガイドブックは少し煽り過ぎなところがあると思います。

 確かに短期の旅行ではお腹を壊したり食中毒になってしまうと台無しなので気を付ける必要があります。ガイドブックお墨付きのレストランを巡るのが賢い選択になってくると思います。

 

 ただ、もしも中、長期で旅をされる場合にはまず確かめることが重用です。旅の初期段階で自分のお腹が果たしてどのレベルまで耐えうるのかを確かめることをオススメします。

 現地の水がダメなら、口をゆすぐときは? その水で作られた氷は? 生の海鮮がダメなら野菜は? フルーツは? 火を通せば何を食べても大丈夫か?

 この辺りの疑問を自分の身体と少しずつ向き合うと食の幅と快適さが改善されます。ダメなものを知っておけば避けられますし、逆に大丈夫なものも知っていれば余計なストレスを感じずに済みます。

 

 ちなみに僕は、水はグレーゾーン(口はゆすぐ、氷もOK、でも飲まない)、生の海鮮、肉は食べないが生卵、生野菜、フルーツはOK、火が通っていたら全てOKと把握しています。

 完全に何が自分に合っていて合っていないのかを把握しています……そう、インドに辿り着くまでは……。

インドで便器と親友になった話

 旅人の最終到達地点と謳われたりもする謎多きカオスの国インド、僕はそれまで派手にお腹を壊すようなこともなく旅を続けてきたので完全に油断していたのです。

 ネパールから陸路で入り、まだインド縦断も序盤のジャイプールという街で僕は地獄を見ることになりました。

 ドミトリーで知り合った旅人と近くの食堂で夕食のカレーを食べ、ベッドに横になっていると不意に腹痛に襲われました。トイレに行けばすぐ治るだろうと思っていましたが、結局僕は次の日の朝までその便器の横で過ごすことになったのです。

 上からも下からも止まることのない濁流は身体の水分を全て吐き出そうとしているかのようでした。おまけに頭痛もかなりひどく、本気で帰国を考えさせられました。ちなみに病院という選択肢はその時の僕にはなく、なぜなら保険に加入していないという金銭的な理由とインドのわけの分からない病院でわけの分からない薬をわけの分からない医者にわけのわからない方法で注射されたりしたら、それこそわけの分からない事になってしまうと思ったからです。

 水を飲んでも身体が受け付けずにすぐに吐き出してしまい、僕はいよいよヤバいと思い始めました。ネパールのカトマンズで粉を溶かして作るポカリスエットを旅人からもらったのを思い出し、それを飲むと水よりも身体が受け付けてくれました。

 次の日もかなり具合が悪くベッドの上でどの食べ物が原因なのかを考えていましたが、心当たりがありすぎて全然わかりませんでした。

 一緒に食堂に行った旅人に聞いてみると、

「いやあ俺は全く大丈夫だよ。でもインドに来るとどんな鋼鉄の腹を持った旅人もみんなやるんだよ。まず油がよくないんだ。道の揚げ物屋なんて、じいちゃんの代から継ぎ足し続けてるような油を使ってるしな。さらに食べ物がスパイスまみれだろ? 毎日食べてるうちに腹にダメージが蓄積されていって君みたいになるんだよ」

 原因はどうやら僕が口にした全てだったようです。

 

最後に

 ガイドブックが大袈裟に煽っていると言いながら、少し脅かすようなことを書いてしまいました。しかし、僕が食中毒になったのは5年間でインドただ一度きりです。意外と何を食べても大丈夫というのが僕だけでなく、周りの旅行者を見ていて思うことです。

 外国へ行ったらローカルフードを存分に楽しみ、安くてコスパのいい旅を味わいましょう。

 最後まで読んで頂きありがとうございました!

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