【モロッコ】どこまでも青い街シャフシャウエンの光と闇

モロッコ編

 青の街シャウエンは元々要塞都市として作られた場所らしいのですが、今やその面影はほとんど見受けられません。

 街全体は青く染まり、所々で塗料が薄くなったりはげてしまった箇所を塗りなおしたりもしています。建物を青くすることが習慣化されているようですが、ユダヤ教が青色を聖なる色として扱っていたことに由来すると言われいます。

 モロッコの国教はイスラム教で、夕方になるとシャウエンの街にもコーランが流れ出します。今回はそんな宗教の境を越えて伝統を守り続ける街シャウエンについてご紹介します。

 メルヘンチックなインスタ映えを狙えるということで世界中から大人気の街ですが、そんな光の部分だけではなく闇の側面も持っていますので、その両方に触れていこうと思います。

 シャウエンの地図も置いておきます。

 

シャウエン、光の側面

心躍る青い風景

 訪れた人の中には「期待していたよりも青くなかった」と言う人も結構いました。僕は逆に想像以上に街並みが青く感じました。確かに青い塗料が薄くなっている部分も多々ありましたが、それも含めて色々な種類の青さを楽しめます。

 

 街は平坦な場所ではなく、丘に面しています。つまり街中はほぼ常に坂道で、建物がぎっしりとつまっており細い小径な場所ではなく、丘に面しています。つまり道はほぼ常に坂道や階段で、建物がぎっしりとつまっており細い小径が何本も街の中をうねっています。

 

 グーグルマップもほぼ意味をなさない正に迷路で、 観光する際にはあえて迷い込むのも楽しいです。そんなに広大な街というわけではありませんので、1時間も迷い続ければある程度の構造が分かってきます。

 絵になる場所が多いので、フォトスポットを探し歩くのも楽しいです。

 

実は猫の国

 実は猫の国です。そこら中で場所を選ばず猫たちが昼寝をしており、青い風景と相まってとても和める雰囲気です。

 

 アラビックな地域全般に言えることですが、人々は猫をとても可愛がっています。ネコ達も人間に慣れきっており、外のレストランでご飯を食べていると必ずと言っていいほど甘えてきます。

 階段やお店の商品の上でうたた寝していることも多く、猫好きにはたまらない街だと思います。

 

可愛いお土産がたくさん

 ここでしか手に入らないようなお土産もたくさんあるそうです。毛織物が有名で、たくさんの売店が街の至ると所にお店を構えています。

 絵画や絨毯などの高価なモノも売っていました。

 ちなみにですが、お土産屋さんはスペインモスクに行く途中にたくさんありました。スペインモスクからはシャウエンの街並みが一望できる丘の上にあります。

 一応場所の地図を置いておきます。

 

シャウエン、闇の側面

ガイドのしつこさ

 モロッコにある迷路全般に言えることですが、とにかくガイドがしつこくて嫌になるという人をたくさん見てきました。世界3大ウザい国の1つに数え上げられている汚名は伊達じゃありません。

 僕は他の2つ(インドとエジプト、トルコという人もいる)に比べたらそこまででもないと思いましたが、確かにしつこいはしつこいのです。

 みんなが辟易する手口がコチラ↓↓

1.挨拶

「ようこそ!」、「どこから来たの?」、「ニーハオ!」

 最後のやつが一番頭に来るんですが、中国人が多いのでよく言われます。とにかく何かしら声をかけてついてきます。

2.提案

「シャウエンを案内しようか?」

 まあ基本的に断ります。迷っていたら案内してもらうのも全然アリです。もちろんチップを要求されますが。

3.本番

 断られてからが本番です。世間話をしながら一生ついてきます。そしてどこかしらの目的地(ホテルやレストラン)につくと、案内してやったんだからチップを寄越せと言ってきます。

 

 慣れていないと割と辛いかもしれません。よく愚痴ってるブログを見かけます。

 僕のかわし方は2種類、「雑談して仲良くなる」と「その場で立ち止まってしっかりと断る」です。言葉が通じないフリとかもありです。基本的に前者で対応しており、3週間ほど滞在していたので知り合いがめちゃ増えました。

 

大麻の一大生産地

 街では「ハシシ、ハシシ」と囁かれることがあると思います。夕方になると特に増える印象です。要はマリファナ(大麻)のことなんですが、モロッコでは違法なのでうっかり買わないようにしましょう。

 ヨーロッパに流通しているほとんどのハシシはモロッコ産であるという話を街の売人が話していました。

 ここではなんと大麻ツアーなるものが行われており、大麻畑や工場見学をすることができるのです。車で山の反対側まで連れていかれる上に、高額、なおかつ犯罪組織と関わることになるのでオススメはしませんが、欧米人たちからは人気なんだとか。

 自分から関わろうとしなければ交わることのない世界ですが、闇を知っているということが重用です。「青いメルヘンチックな猫たちの楽園」という認識だけでやってきた旅行者がショックを受けてしまうことも少なくありません。

 

最後に

 正しい認識でギャップを埋めた上で訪れて欲しいと思い、あえて負の側面も紹介しました。しかし闇があるとは言っても、美しく魅力的な街であるということに変わりはありません。命の危険が及ぶような闇ではないですし、繰り返しになりますが自分から関わろうとしない限りは交わることはありません。治安も全く悪いとは感じませんでした。

 外国での交渉事についてもまとめているので↓↓をどうぞ。

 最後まで読んで頂きありがとうございました!

タイトルとURLをコピーしました