モロッコはイスラム教を国教としたアフリカの国です。
ヨーロッパにとても近いので、ヨーロッパの文化もたくさん流入しており、言葉は英語よりもフランス語やスペイン語を使える人が多いようでした。実際にヨーロッパからの旅行者もたくさん見かけました。
ヨーロッパからの観光客はたくさん見かけたのですが、観光客それ自体の数はめちゃくちゃ少なかったです。それはモロッコが人気のない国だからというわけではなく、時期に問題がありました。むしろモロッコはかなり人気のある国です。
僕の訪れた時期はラマダンというイスラム教の宗教的な期間中だったのです。ラマダンとは断食月のことで、この期間中は太陽が見える時間帯は食事をすることができません。水もダメです。
以前からラマダン期間中にイスラム教国家を観光したいと思っていた僕は常に機会を伺っていました。ようやくタイミングが合ったのでモロッコヘと飛び立ったのでした。
最初に感想を言っておくと、割と退屈でした。わざわざ見に行きたいのなら良いですが、普通に観光したい場合にはあまりオススメできません。なぜなら町の飲食店が軒並み昼間は店を閉めてしまっているのです。
夜になれば割と賑やかな場所もありましたが、昼間に何も食べられないというのは割とストレスでした。マクドナルドなどの外食チェーン店は開いていましたが、せっかくモロッコに訪れたのならモロッコ料理に舌鼓を打ちたいものです。
今回はそんなモロッコでのあるいつもの１日をつらつらと書き留めていきます。
朝
朝起きるとまず、フルーツを食べます。大抵はオレンジかバナナを食べていました。
Airbnb（民泊サービス）を使っており、そこのホストがいつでも食べて良いフルーツをリビングに用意してくれていたのです。フルーツを食べ終わったら早速町に繰り出します。
朝と言っても目覚めるのは11頃なのでフルーツを食べ終わって町に繰り出すのはいつもお昼過ぎです。ラマダンなので、一部のお店（中華料理や外食チェーン）以外は基本的にお店は開いていませんが、観光地ならば観光客に向けてやっているお店がちらほらあります。
町に繰り出す目的はご飯とWi-Fiです。その時泊まっていたAirbnbのおうちにはWi-Fiがなかったので、インターネットをガッツリ使いたい場合にはカフェでWi-Fiを拾っていました。
昼
レストランかカフェにやってくると、ご飯を食べながらSNSやら動画やら見てのんびりします。
インターネットがないと生きていけない現代的な若者だったのですが、この時はほとんどネットを使わずに生きていました。Wi-Fiを使用するのはこのお昼ご飯の時だけで、後は全く使用していませんでした。
腹ごしらえが済んだら、カフェやその辺の道端で本を読んだり日記をつけたりしていました。日記は毎日つける習慣があったわけではなく、暇すぎて当時だけ書いていました。文章を書く練習にもなるしちょうど良いと思い始めましたが全く面白くなく、最終的にはあることないこと書き出して創作日記のようになっていた気がします。
もちろん町歩きも欠かしませんでした。ラマダン中の雰囲気を見学するためにやってきたので、毎日町を歩き回っていました。全体的にお正月のような雰囲気を醸し出しており、外を歩いている人はほとんどいなかったです。
暑い日中、外を出歩くことは水を飲めないということを考えると危険な自殺行為なのです。現地の人に話を聞くと、どうしても我慢できない時には少しなら飲んでも良いのだと言っていましたが、水分が欲しくなる行動はできるだけ避けるのだとか。
夜
日が落ちてくると店が開き始めるので、レストランでモロッコ料理を食べることができます。
たまにはレストランも行きましたが、大抵はケバブかパンを買って帰りました。かなり居心地の良い部屋だったので気に入っていて、部屋でご飯を食べることが多かったのです。フルーツも食べられます。
食後はまた日記とは別に文章を書いて過ごしていました。小説ではないのですが、どうしても書きたいことがあったのでノートにひたすらカリカリと書いていました。本も読んでいましたが、面白い本を持ち歩いていなかったので読み始めるとすぐ眠くなってしまうのです。
旅と本はとても相性が良いですが、読みかけの本を持って行くことがオススメです。絶対に面白い本なら未読の本でも良いですが、もし面白くなかったら割とかさばって重い荷物になってしまいます。睡眠薬としての効果は期待できますが、多くの場合は適当なゲストハウスに寄付することになります。
最後に
モロッコは世界３大ウザい国という不名誉なランキングに名を連ねています（後はインドとエジプト、もしくはトルコ）。
多くの旅人たちの口コミから広がったこのランキングですが、実際にはそこまでウザいと感じることはありませんでした。もしインドに行ったことがあるのなら、比べ物にならないくらいにイージーです。
確かにしつこい客引きもいましたが、そこも含めて楽しめるような旅をすれば全く問題ありません。
他にもいくつかモロッコの記事を書いているのでコチラの一覧をどうぞ。
最後まで読んで頂きありがとうございました！
