これは「シーシャ屋さんで出会った面白い人特集その4」の続きですが、内容は繋がっていないのでどちらを先に読んで頂いても問題ありません。
シーシャ屋さんには本当に色んな人たちが来ます。
日本と海外を併せたら少なくとも50軒以上はシーシャ屋さんを巡りましたが、そこには色んな出会いがありました。シーシャ屋さんにやって来る人はどこか変わった人が多く、良い意味で変な人たち、面白い人たちが集まるような気がします。
2店舗のシーシャ屋店員としても働いた経験がありますが、そこにやって来るお客さんたちも中々の曲者揃いで、働いていてとても楽しかったです。
今回はそれら国内外のシーシャ屋さんを通して関わった人たちの中から特に僕が面白いと思った人物や、またその人たちの経験談を紹介しようと思います。
シーシャキング
日本には自称シーシャキングを名乗るオーナーの経営するシーシャ屋があります。
シリア人の彼は日本に初めてシーシャカフェを持ち込んだ人物ということで、シーシャにかなり詳しく精通しているので確かにシーシャキングなのです。面白い人で僕はお店に行くといつもシーシャを吸い切るまでガッツリ話し込んでしまうのですが、彼は人の名前をほとんど覚えないので、おそらく僕の名前も覚えていません。
それでも彼の人柄と面白い話を聞きにたまに足を運んでしまうのです。
お店ではシーシャやフレーバーの販売もしており、ナハラなどの珍しいフレーバーも置いてありました。僕はそこではいつもシーシャキングこだわり配合のダブルアップルかナハラレモンです。
珍しく感じるのは、彼はアルファーヘルのダブルアップル(世界で一番吸われていてシーシャの本場である中東でも大人気のフレーバー)が嫌いということです。その話をするといつもアルファーヘルダブルアップルをこき下ろしているので笑えます。
インスタライブマン
オーストラリアのシーシャ屋さんに入り浸っていた時のことです。
そこのシーシャ屋にはちょくちょく通っていたのですが、いつもいる常連の人がかなり変わっていたので紹介します。僕は直接言葉を交わしたことはなかったのですが、それにはわけがあります。
話しかけづらい雰囲気だとか、友達や彼女連れというわけではありません。
ずっっっとインスタライブをしているのです。シーシャを吸いながらのインスタライブです。よく画面に煙を吐きかけていました。サングラスをかけて髪を編み込んでおり、いつもキラキラの紫色の豹柄のジャケットを着ているのでめちゃくちゃ目立っています。
一度スーパーマーケットの中でも見かけたことがあるのですが、全く同じ紫豹柄のジャケットを着ており、しかもインスタライブ(多分)をしながら歩いていました。
もしかしたら向こうでは有名人だったのかもしれないので、写真の一枚でもお願いすれば良かったと少し後悔しています。
男殺しお姉さん
海外はタトゥー文化が盛んで、オシャレでいれている人もたくさんいます。
日本ではまだまだダークなイメージが払拭できないタトゥーですが、国によっては親が子供にタトゥーをプレゼントしたり、神聖な意味やお守りとして彫るという文化もあります。
僕は南国を旅することが多かったので、色んな人のタトゥーを見る機会が多くありました(肌の露出が多いので)。南国でもシーシャ屋を見つけては通っていたのでそこでのんびりと煙をふかしていると、色んなタトゥーが目に入ってきます。
今回はそんな中で一際異彩を放っていたお姉さんの紹介です。
彼女のタトゥーは僕が見た中で一番カッコイイと感じたタトゥーでした。それは肩に「男殺し」と渋い字体で掘られていたのです。褐色の肌に黒いショートヘアの鬼ギャルでした。
彼女とはバリのビーチでシーシャを吸っていた時に知り合ったのですが、友達とバカンスに来ているということでした。友達の支度が遅くて先に出て来ちゃったとのことで、しばらくの暇つぶし相手に選んで頂けた次第でした。
彼女は英語ペラペラで、誰もが知るような外資に勤めている超エリートだったのでした。見た目の印象はかなり道を外していそうなのに、人は外見で判断できないものだと改めて思いました。
会話の節々で頭の出来が違うなあと思わされるような子で、やってくる友達もどんな子なんだろうかと期待が高まっていました。
彼女はヤッホーと僕の後ろに手を振ったので振り返ると、筋肉隆々のめちゃくちゃカッコイイ男で撃沈でした。イギリス人の同僚ということでしたが、そのビーチにいる他の人たちも何人か振り返っていたぐらいイケメンでした。
シーシャを吸いながら少し2人と話をしていましたが、彼女のネイティブ並みの会話力と速度、彼のゴリゴリのイギリス英語についていけずにあえなく撤退を余儀無くされたのでした。
最後に
シーシャ屋さんには店員さんを含めて癖の強い人たちがたくさんいます。
僕の経験上そのほとんどの人たちが良い人たちで、話をしていてとても楽しいです。シーシャ屋さんで知らない人とお喋りすることもまた、シーシャの醍醐味の1つなのかなと思っています。
まだ行ったことがないと言う人も、もし興味が湧いたらこの機に近くのシーシャ屋さんを覗いてみてはいかがでしょうか。
「シーシャとはそもそも何ぞや?」と言う人のために、シーシャについてまとめた記事もあるので↓↓をどうぞ。