シーシャ屋さんで出会った面白い人特集その4

シーシャ

 これは「シーシャ屋さんで出会った面白い人特集その3」の続きですが、内容は繋がっていないのでどちらを先に読んで頂いても問題ありません。

 シーシャ屋さんには本当に色んな人たちが来ます。

 日本と海外を併せたら少なくとも50軒以上はシーシャ屋さんを巡りましたが、そこには色んな出会いがありました。シーシャ屋さんにやって来る人はどこか変わった人が多く、良い意味で変な人たち、面白い人たちが集まるような気がします。

 2店舗のシーシャ屋店員としても働いた経験がありますが、そこにやって来るお客さんたちも中々の曲者揃いで、働いていてとても楽しかったです。

 今回はそれら国内外のシーシャ屋さんを通して関わった人たちの中から特に僕が面白いと思った人物や、またその人たちの経験談を紹介しようと思います。

 

オリンピック選手

 オリンピック選手が友達と僕の働いていたお店にやって来たことがあります。

 一応彼の名前と競技名は伏せておきますが、そのスポーツに詳しい人でないと知らないようなまだ無名の選手です。

 シーシャは一応タバコなので、スポーツ選手がこんなの吸っていいのかー?と思って尋ねてみましたが、いーのいーのということでした。スポーツ選手は誰もが練習につきっきりというわけでもないんだなあと思いました。

 二十歳そこそこの若者でしたが、中身はかなりガキンチョという感じで、友達とシーシャをキャッキャと楽しんでいました。本当にオリンピック選手なのかと100回くらい疑っていると、予選だかなんだかの試合を見せてもらいました。テレビに出たんだと自慢気な様子でした。確かに映像の彼の表情は真剣そのもので、目の前の本人とは別人のようでした。

 それから何度か来てくれて、食事制限が〜とか言いながら煙をはいていました。

お店の人たちみんなと仲良くしようとする人

 お店の店員さんにはもちろん、その場にいる他のお客さんたちも巻き込んで場を支配する天才がいました。

 とにかく面白い人で、コミュニケーション能力の化け物でした。たまにしか現れませんでしたが、彼が来ると必ず場が盛り上がっていました。

 1人で来ている人だけではなく、団体で来ている人たちやカップルとも仲良くなってしまうことがあるので、すごいなあと感心します。それだけ人と仲良くなる能力に長けているので、お仕事は営業か自営かなと尋ねてみると、なんとSEということでした。僕の中でSEのイメージが変わった瞬間です。

 ズバズバした物言いなので、たまに口論のようになったりしますが、大抵の場合は仲直りしていました。

 一度、カップルを別れさせた後すぐによりを戻させている光景を見たことがあります。お酒が入っていたというのもあってのことですが、ある意味お騒がせな人でもありました。

 

シーシャをヤバい何かのようにむさぼり吸いに来る人

 シーシャにはいわゆる「キマる」という効果は無く、強いて言えば「酔い」がなくもないというぐらいのシロモノです。

 しかし、その見た目は確かに少し怪しいので誤解されがちです。

 その人はシーシャを出すと、ホースを両手で握り、目をつぶって天をあおいでゴポゴポと吸います。そしてそのまま煙を吐き出すと、身震いして「これこれー!」とか言います。

 当時、僕は外に椅子を並べて座れるお店で働いていたのですが、彼のその異様な様子を道行く通行人たちはジロジロ見て行きます。
あまりにも見られるので、彼が来たら最初の一吸いは店の奥でやってもらうことにしていました。

 それでも一度他のお客さんから、「なんかヤバい人が奥の席でシーシャ吸ってるんですけど大丈夫なんですか?」と報告がきたことがありました。僕は最初は僕に対するウケ狙いなのか、何かしらリアクションが欲しくてやっているのかと思っていましたが、1人でもやっているということは、どうやら普通にヤバい人なのかもしれないと思いました。

 

 

すごい距離かけて歩いてくる学生

 「いや〜ここのシーシャが1番ですわ〜」

 そう言って来てもらえるのは光栄の限りなのですが、彼は自宅から10キロ近くも歩いてやって来るのです。

 貧乏学生なんで〜といつも笑っていましたが、10キロは中々の距離です。
旅中ならそれくらいは平気で歩きますが、日本では1キロも歩きたくありません。そんな僕からしたら彼の根性は異次元でした。

 彼が来るのは月に1度か2度くらいでしたが、その滞在時間はいつも5、6時間ほどでした。シーシャ屋さんによっては滞在時間に制限があることもありますが、僕が働いていたお店は基本的に何時間いてもOKでしたので、彼はそこで心の底からのんびりと過ごしていました。

 そんな彼も今では就職して出張で全国を飛び回っています。

 こないだ、今僕が働いているお店に彼がやってきてくれて嬉しかったです。歩きではなくタクシーで来たと言うので、貧乏生活からは抜け出したのだと思います。

 

 

 

最後に

 シーシャ屋さんには店員さんを含めて癖の強い人たちがたくさんいます。

 僕の経験上そのほとんどの人たちが良い人たちで、話をしていてとても楽しいです。シーシャ屋さんで知らない人とお喋りすることもまた、シーシャの醍醐味の1つなのかなと思っています。

 まだ行ったことがないと言う人も、もし興味が湧いたらこの機に近くのシーシャ屋さんを覗いてみてはいかがでしょうか。

 「シーシャとはそもそも何ぞや?」と言う人のために、シーシャについてまとめた記事もあるので↓↓をどうぞ。

 

 最後まで読んで頂きありがとうございました!

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