【ニュージーランド(オークランド)】安宿に居たマオリのラブライバーと早速吸ったシーシャ【ワーキングホリデー】

シーシャ

 初めてのワーキングホリデーはどこへ行こうか散々迷った結果、ニュージーランドに決めました。

 理由はのんびりしてそうなのと羊達が可愛いからです。まずはオークランドへ辿り着き、安宿を求めて街をフラフラしました。宿も職も金もなく、おまけに英語力もない自分がこれから上手くやっていけるだろうかという不安な気持ち半分、まあなんとかなるだろう精神半分でウロウロしていたのですが、それらの不安要素とは全く関係のないあることに気が付きました。

 「シーシャの匂いがする・・・」

 クンクンしながら探していると、全部で3店舗くらいのシーシャ屋を見つけることができました。

 「お腹も空いてるし、wifiも拾いたいからどっか座るか・・・シーシャ屋でいいな」

 ということで早速オークランドの「FREE WIFI」と書いてあるシーシャ屋さん(というかケバブ屋さん)を選んでライスケバブを頼みました。そしてこのライスケバブこそがニュージーランドのワーホリ中、僕のメイン食事になるのです。

f:id:supi9:20190918145910j:plain

 

 基本的にどこのケバブ屋さんもソースを3つは選べて、野菜も盛り盛りです。ソースは10種類以上あって、ガーリック、バーベキュー、スウィートチリがお気に入りでした。写真で見るよりも実際はもっともっとボリューム満タンです。

 シーシャのフレーバーはダブルアップルを頼みました。味はまあという感じ。

 僕の経験的に海外でよく出会う不味いシーシャのパターンとして、炭の味が強いかまたは焦げているというのが挙げられます。今回は前者パターンでした。でも持ち手のところがマオリ仕様?のようで可愛かったです。炭を動かすためのミニトングをつけてくれるのもポイント高いですね。

f:id:supi9:20190918150453j:plain

 

 食後の一服は至福でしたが、座っているうちに段々と気が付いたことがあります。

 季節は10月下旬ですがかなり寒く、テラス席では震えます。歩き回っていたり、日向にいるとそうでもないのですが、ジッと日陰にいると寒いです(僕が寒がりっていうのもありますが)。

 後から知ったのですが、ニュージーランドは1日の中に四季があると言われるくらい気温差が激しいのです。夏でも朝方は冷えることがあるので長袖のパーカーなど何か羽織れるものはいつでも重宝しました。

 シーシャとケバブのお店はwifiに時間制限があったので、ブッキングドットコムでさくっと宿を予約してチェックインしました。

 「メトロアドベンチャラー バックパッカーズ」、安宿のお手本という感じのバックパッカーズでした。

 

 ドミトリーのドアを開けると僕の隣のベッドでは、かなりでかくてガタイの良いいかつい男の人が荷物をガサゴソしていました。内心うわーとか思いながらベッドに荷物を放り投げ、そそくさと部屋を出ようとすると声をかけられてしまいました。

 「おい、お前どっから来たんだ」

 「日本だよ。今日着いたんだ」

 「日本? クール! オレはマオリなんだよ。知ってる? マオリ」

 ニュージーランドには原住民のマオリ族というのがいる。力が強い。ラグビーのオールブラックス。ハカ。刺青を顔にまで入れている人がいる。くらいの知識しかなく、答えはそこから選ぶことになりました。

 「ああーオールブラックスは彼らが支えているんだろ?」

 「ああ、うんそうだな。それよりお前日本人だろ? ラブライブ知ってる?」

 「!?!?」

 「俺めっちゃ好きなんだよね。〇〇〇が俺の推しでさ、buraburabura……」

 語り続ける彼を始めはポカンと聞いていましたが、僕は思わず笑いだしてしまいました。

 「どうした? なんで笑うんだ」

 タオルやら何やらグッズを取り出して自慢し始めた彼は首を傾げて言いました。

 「いやなんでもないよ。ただラブライブなんてよく知ってるなあと思ってさ」

 そんないかつい見た目でラブライバーというギャップで笑ってしまったのですが、それは口に出しませんでした。それに僕はラブライブに詳しくなかったので上手く話しを広げることができず、少し申し訳なく思いました。まさかニュージーランドで英語よりもラブライブの勉強不足を後悔することになるとは思いませんでした。

 彼は次の日にチェックアウトしてしまったので、特にそれ以上話すこともありませんでした。それでも、僕のマオリ族に対するイメージが色んな意味で変わったのは彼のお陰でした。

 これから先のニュージーランド生活では何人ものマオリたちと出会うのですが、みんな一様に良い奴で親しみやすかったです。ただ1つ、彼らの話す英語はかなり癖が強く(というかニュージーの英語)、英語力の乏しい僕では中々コミュニケーションに苦労しました。

 何はともあれ、ニュージーランドワーキングホリデーの初日はそんな感じで、後はベッドでゴロゴロしながら皆さんご用達のニュージーランド大好きで仕事や住むところなどを見ながら過ごしていました。

 最後にラブライバーのマオリに出会った宿の地図を置いておきます。ちなみに彼はかなりレアな存在で、そこにメインで泊まりに来ているのは韓国や中華系の人たちが多く泊まっていました。日本人は僕の他にもう1人しかみかけませんでした。

 

 最後まで読んで頂きありがとうございました!

タイトルとURLをコピーしました