ファームで働いてみたい欲が高まった僕は、今滞在しているオークランドから430キロほど離れたヘイスティングスという街まで行くことにしました。ここでブルーベリーファームの仕事を手に入れることが目的です。それについては別にまた書くとして、今回は僕が住んだ3つのフラット（部屋の間借り）についてです。3つともそれぞれ別々の方法で見つけたのでシェアしたいと思います。
まず1つ目の方法ですが、「フェイスブック（ Facebook ）」を使いました。フェイスブックには街の小さなコミュニティがあったりして、「アコモデーション（accommodation）」を紹介していたりします。アコモデーションは宿泊施設全般を指しており、その中には宿やゲストハウスも含まれいるので必ずしもフラットだけを示しているわけではありませんが、 検索する場合には「flat」だけでなく「accommodation」という言葉でも探してみると選択肢が増えると思います。 実際、たどり着いた所はフラットというより安宿のドミトリーという感じでした。
他の泊まっている人たちもみんなファームで働いるワーホリメーカーで、全員が車を持っていました。この時初めてニュージーランドのファームで働いて行く際には車が必要であると強く感じました。車が無くてもファームで働くことは不可能ではありませんが、選べる選択肢の量に圧倒的な差があります。僕がこれから働くことになるブルーベリーファームは車無しででも大丈夫なのですが、そういうファームはかなりレアだと思います。
敷地内の建物はみんなかっこよかったです。
木にも服が着せられていて可愛い。
いわゆるフラットに住んでみたかったのでここは数日で後にしました。ちなみにフラット探しの方法として、日本人ワーホリメーカーご用達の便利サイト「ニュージーランド大好き」で探すのも一つの手なのですが、その手は今回は使いませんでした。それなりにでかい都市でないと募集が少なく、「ヘイスティングスで一緒に住もうぜ！」という書き込みを見つけられなかったのが理由です。
2つ目の方法として利用したのがスーパーマーケットです。ほぼ全てのスーパーマーケットには掲示板ゾーン（大抵レジの後ろか出入口の壁）に所狭しとメモが張りつけてあります。車や日用品の売買や何かのクラスの募集からイベントの告知まで何でもありの掲示板です。ここにはもちろんフラットの情報もあり、良さそうな条件のものがあったのですぐに連絡しました。因みに下のメモは車の売買のものですね。
そしてやってきたのはまさしく僕がイメージしていたフラット、ニュージーランドらしい大きな一軒家です。 1週間120ドルでした。基本的にフラットはどこも週払いでした。
ここにいた猫がまあ可愛くて。
値段交渉がこじれ、結局1ヵ月ほどでここも退去しました。
そして3つ目の方法は、さきほどのメモに自分の連絡先を書いて「フラット募集！」と張りつけるやり方です。連絡が来るかは運によるところがありますが、この時は割とすぐ連絡がきました。 次のお家はマオリの気の良いおっちゃんのおうちで、こんな感じの2人部屋。1週間90ドル！かなり破格なんじゃないでしょうか。オーナーは以前にも日本人を泊めていたことがあると言っていました。もし募集をスーパーに張り付けるなら「Japanese」と書くと親日の人の目に止まりやすいかもしれませんね。
決して広い部屋ではありませんが、僕はここが気に入り3ヵ月ほどお世話になりました。同居人もオーナーも気さくで、3人とオーナーの友達を1人加えて4人で近くの山までドライブしたりもしました。頂上からの景色は絶景です。
ヘイスティングスはヘイスティングスは広い街ではありませんでしたが、必要な物はなんでもそろいました。美味しいアイスクリーム屋さんもマクドナルドも中華料理屋さんも大きなスーパーマーケット（Countdown、Woolworth、PAK’n SAVE）もあり、特に不便さは感じませんでした。ただ娯楽が少なすぎるのが問題でした。休日は家でダラダラしているか、友達やオーナーとボードゲームをしたりネットフリックスを観たりしてすごしていました。家の目の前にスケーターパークがあったので、友達はスケボーにもチャレンジしようとしていましたが、1日で諦めていました。
この先もフラット別のフラットに泊まる機会は何度かありましたが、何よりも大事なことは家の広さや設備よりも人だと感じました。その家のオーナーと同居人（個室に住むにしても）たちが自分と合わないとやはり居心地が悪くなってしまいます。こればっかりは住んでみないとわからないことなので、良いフラット探しは住みまくって決めるのが。僕のヘイスティングスのフラット探しは幸か不幸か3軒目で落ち着きましたが、もっと時間をかけても良いなあと思いました。
ではでは
