英語力がほぼゼロで、面接とトライアルをクリアした方法をご紹介します。
タイトルでは英語力ゼロと煽っていますが、日本人で本当の意味で英語力がゼロという人はいないと思っています。1をOne、こんにちはをHelloと理解している時点でゼロではありませんし、案外そんな簡単な単語が最重要だったりするのです。
当時の僕は学校で教わった英語の知識などはほとんど頭から抜け落ちており、ノリと勢いだけでニュージーランドへのワーキングホリデーを決めました。
ニュージーランドに訪れた瞬間は資金が底をつきかけていたので、必死に色々な仕事を探して色々と働いていました。
そんな中でほとんどネイティブしかいないローカル環境での仕事を手に入れることができた経験と、その時の方法をシェアしようと思います。
面接に漕ぎ着けるには愛嬌
一に愛嬌二に愛嬌です。
僕は英語が話せませんでしたが、愛想良くにこにこして隙あらばなんとか相手を笑わせようと努力していました。
そして実際に行っていた具体的な戦略は至って単純なものです。
大抵の人は働きたいエリアでCVやレジュメをひたすら目ぼしいお店に配って連絡待ちをする、というスタイルでやっています。それが1番効率が良いのかもしれませんが、僕はあまりその方法が良いとは思っていません。
まず僕は働きたいお店に客として座るところからやっていました。注文する時、コーヒーを持ってきてもらう時、お会計の時などの必ず店員さんと接触できるタイミングではここぞとばかりに愛嬌を振りまいて会話をするようにしていました。
英語が話せないので、予め尋ねる内容と返ってくるであろう答えをざっくり調べたり考えたりしてから席に座っていました。例えば、店員さんの好きなメニューを聞いたり、近くの美味しいレストランを聞いたり、そんな些細で簡単なことです。
そこで邪険にされるような経験をしなかった僕はもしかしたら幸運なのかもしれませんが、その流れでレジュメを渡してオーナーに伝えてくれと頼んでいました。実際に返事が返ってくる確率は半々の50%といった感じでしたが、きっとこれはバラマキ作戦よりも高確率の反応なのではないでしょうか。
きっと店員さんが、「なんだかよく分からないけど愛想の良いジャパニーズがレジュメ置いて行ったよ」的な感じでオーナーさんなり店長さんなりに話をしてくれたのではと思っています。
面接とトライアルはパフォーマンス
面接ではなるべく質問する側に回ることに注力していました。
理由はもちろん英語が話せないからです。
予め考えてきた質問を隙あらばぶつけていました。この質問作戦の良いところは、」やる気パフォーマンスに直結するところです。
仕事の質問なんてものはいくらでもあるのでどんどん聞いちゃいましょう。反応が良かったり仲良くなれそうだったら個人的な質問をするのも良いかもしれません。
当たり前ですが答えをもらったら大袈裟にでも反応しましょう。
トライアルでは「成長」を伝えることに注力していました。
英語が話せなくても、話そうとしている。仕事ができなくても覚えようとしている。その姿勢が伝わればダメダメだったとしても将来性を見込んでもらえます。実際に自分がどう思っているかは置いておき、やる気パフォーマンスを見せましょう。
何もすることがない時には掃除をしましょう。掃除と挨拶をして怒られる職場は存在しませんし、隅々まで完璧に綺麗な空間なんてものもないのでどこかしらを掃除できます。日本人の社畜魂を見せつけるのです。
そして挨拶です。初めて見た同僚らしき相手には必ず自分からハローと声をかけて「トライアルだぜ!ジャパニーズだぜ!よろしくだぜ!」と言いましょう。
何故これをすか?
自分の職場に知らない外国人が目を合わせないようにしていたらどうでしょうか?
一方で、「私インド人!新人だ!よろしく!」と声をかけられたらどうでしょうか?
後者はその時は忙しくて相手できなくても、「後でちょっと話でも聞いてみるか」となるんじゃないでしょうか。
外国人の強みなのですが、多少空気が読めてなくても変なヤツでも許されることが多いのです。異国で働いている時点ですでに「変なヤツ」なので、普通に扱われようとする方が無理があるのです。振り切りましょう。
1番大切なこと
1番大切なのは自分です。
トライアルまでは無理しても良いかもしれませんが、その職場が辛いようだったら辞めましょう。パフォーマンスは疲れるのでずっと続けていくのは無理があります。
徐々にでも自然に戻していけないような環境だとしたら無理する必要はないと思います。また別の環境で再チャレンジすればいいのです。ワーホリしている時点でめっちゃチャレンジしているので、自分のペースで頑張りましょう。
すぐにお金が欲しいようならローカル環境の仕事からハードルを一つ下げて、ファームやジャパレスで少し資金を集めたり環境を整えてからまた挑戦してみてもいいのかなと思います。
なんでこんなことを言うのかというと、経験的にそう思うのです。僕はローカルの仕事を手にしたはいいものの、言葉がわからなすぎてすぐにやめて別の仕事に切り替えました。
そこには同じくワーホリで来ていた韓国人の男の子がいて仲良くなったのですが、彼は残って頑張っていたのです。しかし、僕と同じくらい言葉の壁に苦しんだ挙句、メンタル的に砕かれて帰国してしまいました。
僕は結局ニュージーランドのファーム生活を経て多少英語にも自信をつけ、オーストラリアにもワーホリしてほぼローカル環境の仕事を手にして半年間そこで働きました。
当初はワーキングホリデーに来たからにはと意気込んでネイティブ達と働こうとしていましたが、結局遠回りをして良かったなと思っています。
最後に
ちなみにですが日本でもこの今回ご紹介した方法はめちゃくちゃ有効なので、働きたいお店があるなら募集を待たずに直接自分を見せに行くことをオススメします。
誰でも手にすることのできるニュージーランドのブルーベリーピッキングの紹介もまとめているので↓↓をどうぞ。
最後まで読んで頂きありがとうございました!