これからエジプトに旅行してみようという人に、エジプトの魅力をできるだけ分かりやすく説明することを目的にした記事になっています。
エジプトの治安、観光地、食べ物、物価や人々の暮らしに焦点を当て、実際に訪れて感じたことやアドバイスをご紹介します。
初めての異国における「旅行の予習」として目を通して頂ければ幸いです。
エジプトという国(物価と暮らし)
エジプトの物価は日本と比べるとめちゃくちゃ安いです。
今回は旅行における衣食住という視点で比較してみました。衣食住の比較の後には、タイに関するデータをいくつか集めてきたので紹介します。
衣
街中の安いお店なら全身1,000円もせずに揃えることができます。
エジプトのお店は激安店から高級店までよりどりみどりです。カイロには巨大(恐らくエジプト最大)なショッピングモール「スターズセンター」があります。
空港から近いので、フライト前に立ち寄るのにも便利です。地図を置いておくので機会があれば立ち寄ってみてください。
食
エジプトは食費もとても安く、日本では馴染みのない食事が楽しめます。
例えば、エジプトのB級グルメ的な存在である「コシャリ」は20エジプトポンド(約141円 ※2020.2.20)もしません。
住
エジプトは旅行者も多いためホテルが充実しています。
旅行者の旅行スタイルに合わせて、高級ホテルから激安のホステルやゲストハウスまでたくさんの選択肢があります。
ホテル比較サイトのブッキングドットコムで調べてみたところ、カイロで1番安い部屋は一泊351円でした(※2020.2.20)。下にスクリーンショットを貼っておきます。
海外ホテル検索、Booking.com
ビックマックの価格
世界中にあるマクドナルド。その代表的なハンバーガーの「ビックマック」の価格はその国の物価を知るための一つの指標として使われることがあります。
エジプトのビックマックは42エジプトポンドです。日本円で約405円(2020.02.20)です。
the economist
日本のビックマックは390円なので、マクドナルドの価格からもエジプトの物価が安いということがわかります。
その他のデータ
人口:9,520万人
平均月収:248USD(約27,611円 ※2020.02.20)
失業率:8%
観光収入:116億USD(約1兆300億円 ※2020.02.20)
入国者数:1135万人(2018年次)
CEIC
エジプトの治安
エジプトの治安は世界で第136位です。
これは「The Institute for Economics & Peace」という機関の「Global Peace Index Rankings 2019(世界平和度指数ランキング)」が発表した順位です。
ちなみに日本の順位は第9位です。エジプトは日本よりもランキングが127つも離れており、治安に関してはそのくらいの差があるという事を頭に入れておきましょう。
実際の犯罪被害
2018年4月,カイロ・ダウンタウン地区で,当地で知り合った日本語を話すエジプト人と路上でビールを飲んでいたところ,別の男2名からエジプトは路上での飲酒は禁じられていると告げられ,現金7万円相当,携帯電話2台及びiPad1台を取り上げられた。
外務省
ギザ・ドッキ地区で,スマートフォンの地図を確認しながら歩いていたところ,タクシーが止まり,降りてきた男から国籍を聞かれ,日本と答えると,空手や柔道の話をしながら技をかけるように体を近づいて来たので振り払った。男はそのままタクシーに乗って去ったが,上着の右ポケットに入れていたスマートフォンが無くなっていた。
外務省
ギザ地区のピラミッド付近の路上を歩行中,突然見知らぬ男に背後から腕をつかまれ,ズボンのポケットに入れてあった現金約3万円程度とクレジットカード2枚などが入っていた財布をひったくられた。
外務省
防犯対策
・貴重品はポケットに入れない
・夜間は不必要に出歩かない→出歩いても常に警戒心を持つ
・初めて出会った人を安易に信用しない
・財布、金銭に干渉してくる輩には警戒度をMAXにする→日本円見せて、カード見せて、換金してなどはみんな詐欺
・財布を別に用意して、最悪盗られても良いものを普段使いする
あまり考えたくはないですが、被害に遭遇するかもしれないと考慮に入れて保険をかけておくことも重要です。短期間の旅行であればわざわざ海外保険なんかには入る必要はありませんが、せめて海外保険が自動でついてくるクレジットカードを一枚持っておきましょう。
オススメのカードを一枚ご紹介しておきます。
エポスカードの公式サイトです。年会費無料なのに海外旅行保険が自動付帯してくるので作っておいて損はないのかなと思います。
外国での盗難対策についても詳しくまとめているので↓↓をどうぞ。
主な観光地
ナイル渓谷
・カイロ ・ルクソール ・アスワン
・アブシンベル神殿 ・王家の谷
エジプトは思っていたよりもずっと身近にヒエログリフに触れ合えるからめちゃくちゃテンション上がる!
— すぴ@旅と御茶ノ水のシーシャ屋ワープ (@tabishisha) October 26, 2019
遊戯王大好きだった僕は死者蘇生を見つけてめちゃくちゃはしゃいでた。その時のガイドが「日本人にこれを見せると喜ぶんだ。特に男」と言っていて同志の存在を感じた。 pic.twitter.com/PS2MsgIBe4
紅海
・ダハブ ・エル・グーナ ・ハルガダ
・マカディ湾 ・マルサ・アラム ・ヌエバ
・サファガ ・サール・ハシーシュ ・シャルム・エル・シェイク
・ソマ湾
白砂の地中海沿岸地方
・アレクサンドリア ・エル・アラメイン古戦場 ・マルサ・マトルーフ
・北部の地中海沿岸地域
西部砂漠地帯
・バハレイヤ・オアシス ・ダクラ・オアシス ・ファラフラ・オアシス
・ギルフ・エル・ケビール ・カルガ・オアシス ・シワ・オアシス
最近冷えるので異世界ファンタジーな白砂漠の動画を置いて置きますね。ドッキリとかで朝目覚めてここにいたら地球か疑うレベルの異星感。あ、でも砂漠って言っても夜はめちゃ冷えたな。 pic.twitter.com/toAu6T1c8o
— すぴ@旅と御茶ノ水のシーシャ屋ワープ (@tabishisha) December 4, 2019
地名参考:エジプト観光公式
エジプトの観光地はまさに無数にあります。
ダイナミックな自然観光から古代文明の遺跡観光、優雅なビーチとアクティビティもたくさんあります。何をしたいのかによって訪れる場所を決めると良いでしょう。
観光する上で多少の障壁になってくるのが言語です。
仮に自分が英語ペラペラだとしても、日本のように英語を話せない人間の方が圧倒的に多いです。ボディランゲージと気持ちでなんとかなりますが、不安な方には翻訳機持って行く事をオススメします。スマホのアプリなんかよりもずっと便利で使い勝手が良いので紹介しておきます。
ポケトークという翻訳機です。オススメする理由は以下の通りです。
・Wi-Fiなしで74言語対応 ・126の国や地域で利用可能 ・保証サービスあり
・受取、返却は空港カウンターでも国内宅配でも可 ・ノイズキャンセル機能付き
レンタルする日数で価格を決められるので短期〜中期旅行に便利です。英語はもちろんアラビア語にも対応しています。
エジプトの食べ物
エジプト料理と言われても、ほとんどの人はケバブくらいしか思い浮かばないと思います。
日本人には馴染みのないエジプト料理ですが、僕がエジプト滞在中に食べた料理をつらつらと紹介していこうと思います。
めちゃくちゃお気に入りだった飲み物です。かなり濃いホットのリンゴジュースにシナモンを入れて頂きます。
ヤギと羊のホルモン炒めです。正式名称は調べても分かりませんでしたが、日本にいるエジプト人に尋ねたら有名な食べ物だと言っていました。レバーみたいでおいしかったです。
エジプトではご飯も一般的に食べられています。これはチキンとご飯にトマトソースがかかっている料理です。料理名はこう見えてケバブです。奥に見えているのはコフタという肉料理です。
エジプトの国民食です。米とパスタと豆にトマトソースをかけて頂きます。それぞれの分量やトマトソースの味によって味が変わり、たくさんの専門店があります。
エジプトで米って言ってもどうなの?という人を一撃で黙らせる料理があります。エジプト風ソバ飯であり、エジプト風チキンライスでもあります。とにかく美味しいのでエジプトに訪れた際には必食です。
ハトです。身が少なくて食べるところが少なかったです。経験として試すのはありですが、その程度でした。もっと高級店のようなところに行けば美味しいのかもしれません。別に不味くはないです。
エジオプト風ライスプリンです。お米をミルクやバニラを使って甘く仕上げています。甘いコメなんてと顔をしかめましたか? 僕も一口目は嫌々食べましたが、虜になりました。
エジプト料理というほどでもないのかもしれませんが、美味しかったので紹介しておきます。カイロで食べたストリートフードです。エジプトドーナッツと言ったところでしょうか。揚げパンに砂糖がかかっています。
実際に訪れてみて
エジプトは世界三大うざい国と揶揄されることがあります(あと二つはインドとモロッコ)。
人々はかなりフレンドリーで外国人旅行者に対してかなり気さくに話しかけてきたりします。そしてその中の一定数は「悪い奴ら」も存在していますので、確かにうざいと感じる瞬間もありました。
しかし、その少しの「悪い奴ら」だけでエジプトの印象を決めてしまうのはもったいないと思います。親切な人やただただフレンドリーで気さくな人たちもたくさんいるのがエジプト人の魅力です。
観光に関しては、エジプトほど充実した国はないんじゃないかと思うくらいに充実しています。5年も外国をフラフラしていると、遺跡なんかには飽き飽きしてくるという贅沢病があるのですが、そんな病を吹き飛ばす威力がエジプトの古代文明にはありました。
少しではありますが、そんなエジプト観光についての記事もまとめているのでコチラからどうぞ。
最後まで読んで頂きありがとうございました!