オークランドのストロベリーファームとコンストラクション【ニュージーランドワーキングホリデー】

ニュージーランド編

 オークランドで僕は震えていました。

 なぜなら収入がないのにお金だけはどんどんと減っていくからです。

 何も食べたり飲んだりしなかったとしても毎日の宿代でお金が減っていきます。しかもオーストラリアの物価は今まで放浪してきた国々よりも高いのです。何なら日本よりも高いと思います。

 

 僕は銀行口座やら税金のあーだこーだやらの手続き期間(つまりまともに働けない期間)にエクスチェンジの仕事をすることにしました。

 エクスチェンジとは宿で1週間に何日か数時間働くことで宿泊費を免除してもらうというものです。そしてそれは意外と簡単に見つかるのです。とりあえずはオークランドにある安宿に片っ端にメールを送りつけました。

 一軒の安宿が連絡をくれて、そこで暫くお世話になることにしました。

 結局そこではお互いに良い終わり方をしなかったので何も言わない代わりに紹介も控えようと思います。

 とは言え、そこにいた人たちの中には今でもたまに連絡を取り合ったりご飯に行ったりするような友達にも恵まれました。そんな友達の1人が、貧乏で喘いでいる僕に2つ程仕事を紹介してくれたのです! 

 

 1つは「Construction(コンストラクション)」です。何故かあまり日本語の情報が無かったのでシェアしておきます。「The Labour Exchange」という会社です。

 もしオークランドで仕事が見つからなかったり、時間に制約がある人(この曜日だけは何か用事がある!とか)、やりたい仕事が決まるまでの間少しだけでも収入が欲しい人にはおすすめです。

 これは日本の派遣バイトみたいにまず登録所へ行って手続きをし、色々な人の足りていない現場(おもに肉体労働、清掃)でお手伝いをするという感じで、自分の好きな日に仕事ができるというものです(僕は2,3回やりました)。

 現場系の仕事だけかというとそんな事はなく、結構女性の登録者もいました。

 面接がなく、ただ登録所のような所へ行き、渡された書類(ワーキングホリデーのビザや口座などニュージーで働くうえで必要な物は必要です)を書いて終わりなので誰でも働くことが出来ます。

 働く上で必要な物は登録しに行ったその日に登録所で全て買えます。込々セット(軍手やら安全靴やらヘルメットやら)で70ドルくらいでした。安全靴が高いので、「Warehouse(ウェアハウス)」での購入をおすすめします。

 毎週木曜日と火曜日に毎朝7時から登録会をしていましたが、変更されている可能性もあるので一応確認することをおすすめします。

 安全靴です。先っぽに鉄板が入っているので重いです。

 

 コンストラクションの場所も置いておきます。

 

 そしてもう1つの仕事はストロベリーファームです。

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 イチゴたちを採りまくり、その重さの分だけお給料がもらえますというお仕事。青いイチゴ採ると怒られちゃいます。

 こんな容れ物にイチゴをひたすら詰めていきます。全く稼げなかったですが面白かったのでOKです。でも早い人はとんでもなく稼ぐとか稼がないとか・・・。

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 ファームの仕事は英語弱者にとってはありがたい限りですが、一方で下手すると全く英語力が伸びません。。。ここでは結局全然働きませんでしたが、これをきっかけにファームでの仕事を探し始めることになりました。

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 オークランドではそんな風にお茶を濁しながらなんとか食い繋いでいました。この頃は毎日自炊かピザを食べていました。ニュージーランドのドミノピザは5ドルで買えるのでお財布に優しいですね。5ドルカレーというコスパ最強のお店もあったのですが、恐らくもう閉店してしまいました。

 お休みの日は宿で部屋のみんなとグダグダ話すか麻雀(なんと雀荘あります!)したり、銭湯(プールに併設されている)に行ったりしていました。「Tepid Baths(100 Customs St W, Auckland CBD, Auckland 1010 ニュージーランド)」は入場料8ドルくらいでした。

 後は、近くの丘にも足を伸ばしたりしていました。マウントエデンという丘で、ふもとから20分もかからず頂上まで行けます。上からはオークランドの街並みが見渡せます。僕は時間が有り余っていたので市内から歩いてみましたが、2時間以上かかったと思います。

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 丘の頂上は丸くえぐれていました。

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 この緑色の芝生を眺めていてふと思い立ちました。

「ニュージーランドへやって来たのにまだ羊たちを見ていない!」

 ニュージーランドでは羊の数の方が人間の数よりも多いそうです。もしチャンスがあるなら羊ファームでも働いてみたいと思っていたのですが、面接で

「こいつらはこう見えて毛を刈る時に結構暴れるんだよね。お前、コイツらを抑えつけておけるか?」

と筋骨たくましいおっちゃんに微笑まれて断念しました。やりたかったなあ。

 

 マウントエデンの帰りにスーパーマーケットに寄ったのですが、可愛いチョコレートを見つけて思わず衝動買いしました。ニュージーランドといえば羊、かこいつらキウイバードです。臆病で夜行性のため野生で見ることはほぼ不可能ということですが、動物園的なところでお目にかかれます。

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 最後まで読んで頂きありがとうございました!

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