台北では雨がちな日が続いたので、美味しいご飯を食べながらインドアにだらだらと過ごしていました。ようやく観光日和になったので繰り出したました。九份(きゅうふん・ジョフェン)です。千と千尋の舞台になったとかなんとかみんな口を揃えているところです。日が落ちてからの提灯の明かりが見たかったので夕方に台北を出ることにしました。
それではお昼に食べた美味しい美味しい「炸醤麺(ジャージャー麺)」のご紹介からです。
ばか旨です。麺はうどんみたいなでももうちょっと固い感じ、上にはお肉とガツンと来るにんにくのソースがかかっています。めちゃくちゃ美味かったです。卵と野菜のスープと煮卵をつけて全部で95元、330円くらいでした。これサイズ小盛りなんですけど食べきるのギリギリでした。他人を気にすることない一人旅ではこのくらいのにんにくには怯みもしませんが、初めてのデートで女の子を連れてくることはお勧めしません。机の上には調味料や高菜が置いてあり、好きに加えることができました。高菜が癖もなく美味しかったのでどばどば入れました。みんながどばどば入れるからか、随分でかい丼ぶりに沢山入っていました。
台湾では店に入ると大抵一瞬で日本人だとバレます。台湾人の洞察力鋭いです。入りにくいと思う人もいるかもしれませんが、働いてる人達はにこにこでウェルカムな感じです。ほんの少しですが日本語も話してくれます。場所と正面の写真を載せておきます。ここの通りはご飯を食べられるお店がひしめき合っていて、お昼時にはとっても活気がありました。
「城中市場 老牌牛肉拉麵大王」
夕方になったのでバス停に向かいます。お目当ては965番のバスです。バス停に座ってぽけーとしていたらバスに乗り損ねてしまいました。理由は2つあります。1つはバス停の位置を間違えていたこと、もう1つは手を上げて乗る乗るアピールをしないと止まってくれないことです。バス(↓画像)の向こう側にも道路があり、合計3車線?道路になっています。多分真ん中の車線はバス専用。965番のバスは道路真ん中のバス停ではなく手前側のバス停です。
てかバス停に行先書いてあります。
値段は90元。台湾には「悠遊カード」という西瓜SuicaやPasmo的なものがありますが、移動そんなにしないならいりません。運転手さんに現金渡せば整理券もらえてそれをまた降りるときに返すだけです。ただお釣りはないようなのでぴったりでお金を握り締めておきましょう。ちなみに悠遊カードは電車の駅やコンビニなどで気軽に買えます。
まあそんなこんなで1時間半もかからずに九份に着きました。バス内はwifiも電源もあって1日中いたいくらい快適でした。揺れる、運転が荒い、冷房効きすぎとか聞いていましたが、僕の時はどれも気になりませんでした。とりあえず小腹が空いていたのでおやつを求めて歩き回り頂上近くで入ったこのお店。
入る時には行列ができていたんです。3種類のお餅の入ったお汁粉のようなデザートです。冷たいのか温かいのかを選べるんですが、それだけ日本語が通じます。気のいいおっちゃんがいて、もし日本人だと気づいてくれると「ツメタイノ、アタタカイノ?」と聞いてくれるので、
「ツメタイノ!アタタカイノ!」
って言いましょう。
ちなみに多分アタタカイノ方が正解だと思いました。ツメタイノ方は下にただの氷が敷いてあるだけでしたが、アタタカイノ方は甘い汁をたっぷりかけてもらっていたからです。そしてここは見晴らしの良い席で頂くことができます。席について辺りを見回すといろんな国のカップルだらけ……いちゃいちゃアタタカイノとツメタイノを食べさせ合っていたりしました。僕は独りでした。爆死。
日が落ちて提灯の灯りが点くまで街をぐるぐると街を練り歩いて時間を潰しましたが、とても楽しめました。お土産屋さんが所狭しと並んでいて中華風の建物やお寺が風情あって飽きずにぶらつけました。千と千尋のグッズやTシャツ、パイナップルパイや中身の黒い落花生、さらにはアダルトショップ?ぽいお店まであったりして中々にカオスでした。僕が行った時には(9月中旬)18時に提灯の灯りは点きました。そして人気の千と千尋感スポットは日本の通勤ラッシュも顔負けの混雑具合でした。混み具合伝わりそうな写真と辛うじて撮れた千尋スポットを載せておきます。
最後に、帰りのバスについてですが、夜景を見終わった後だとやはりがっつり並ぶことになると思います。そして次の駅のお客さんのためか、バスは満席になる前に締め切られてしまうこともあります。多くの人達は席を確保するために少しでも前のバス停でバスに乗ろうと坂道を登っていきます。なので坂の下の方でバスを待っていると、満席のバスが次々とやってきて一向に乗れないので気を付けてください。
ではでは