これから台湾を旅行してみようという人に、台湾の魅力をできるだけ分かりやすく説明することを目的にした記事になっています。
台湾の治安、観光地、食べ物、物価や人々の暮らしに焦点を当て、実際に訪れて感じたことやアドバイスをご紹介します。
初めての異国における「旅行の予習」として目を通して頂ければ幸いです。
台湾という国(物価と暮らし)
今回は旅行における衣食住という視点で比較してみました。衣食住の比較の後には、台湾に関するデータをいくつか集めてきたので紹介しています。
衣
全体的に台湾の物価は安いですが、衣服に関してはあまり日本と変わりません。
もちろん300円ほどで買えるような安い服もありますが、それは日本も一緒です。むしろ古着屋を含めた充実度を考えると、日本の方が衣服に関しては安くて選択肢も豊富かもしれません。
激安で服を買えるショッピングエリアとして「五分埔商圏」の地図を置いておきます。バイヤーたちもやってくるような場所で、掘り出し物を見つけるのが好きな人には特にオススメです。
食
道端に並ぶ屋台やローカルレストランでは一食数百円で楽しむことができます。
例えば「炸醤麺(ジャージャー麺)」は以下の写真のもの(卵と野菜のスープと煮卵付き)が全部で95元(340円 ※2020.02.29)で楽しめます。
住
台湾はホテルも安いです。普通のホテルも安い上に、ゲストハウスやホステルといった安宿もかなり充実しています。
ホテル比較サイトのブッキングドットコムで調べてみたところ、台北で1番安い部屋は1泊614円でした(※2020.02.28)。
下にスクリーンショットとブッキングドットコムの公式サイトを貼っておきます。
海外ホテル検索、Booking.com
ビックマックの価格
世界中にあるマクドナルド。その代表的なハンバーガーの「ビックマック」の価格はその国の物価を知るための一つの指標として使われることがあります。
台湾のビックマックは72台湾ドルです。日本円で約259円(2020.02.29)です。
The Economist
日本のビックマックが390円なのでハンバーガーを例に取ると、台湾の物価が日本よりも安いことが分かります。事実、僕が台湾で一番割安に感じるポイントは「食事」です。
その他のデータ
人口:2,360万人【2019年次】
平均月収:1,799USD(20万円 ※2020.028)【2019年12月次】
失業率:3.71%【2020年1月次】
観光収入:255億USD(約2兆7,570億円 ※2020.02.29)【2017年次】
入国者数:114万人【2018年12月次】
CEIC
台湾の治安
台湾の治安は世界で第36位です。
これは「The Institute for Economics & Peace」という機関の「Global Peace Index Rankings 2019(世界平和度指数ランキング)」が発表した順位です。
ちなみに日本の順位は第9位です。台湾は日本よりもランキングが27つ離れており、治安に関してはそのくらいの差があるという事を頭に入れておきましょう。
実際の犯罪被害
台北市内にある子供用品店でクレジットカードを使って買い物をしたところ,後日,当該子供用品の店員を名乗る者から電話があり,クレジットカードでの支払いに不備があったため,ATMを操作して手続を行うよう言葉巧みに騙され,他の銀行口座に現金を振り込んでしまう被害が発生しました。
外務省
台北市内の龍山寺や台北101などの観光スポットにおいて,スリグループによって現金,クレジットカード及びパスポート等在中の財布をすられた上,同クレジットカード及びパスポートをデパートで悪用され不正に商品を購入される被害が発生しました。
外務省
タクシーはメーターの操作や,遠回り,短距離客の乗車拒否等を行うものがあり,更には乗客を脅して金品を奪ったり,女性を遠方に連れ去り暴行を加えたりするような悪質な運転手も存在します。
外務省
防犯対策
・貴重品はポケットに入れない
・夜間は不必要に出歩かない→出歩いても常に警戒心を持つ
・初めて出会った人を安易に信用しない
・安易にスマートフォンや財布を机の上などに置かない
・財布を別に用意して、最悪盗られても良いものを普段使いする
・財布、金銭に干渉してくる輩には警戒度をMAXにする→日本円見せて、カード見せて、換金してなどはみんな詐欺
・女性一人でのタクシー利用はなるべく避ける。特に夜間は危険。
・男性の場合でも,例えば,深夜に一人で郊外へ行くような場合には,タクシーの利用は避ける。どうしても深夜に乗る必要がある場合には,最寄りの警察派出所に赴き,タクシーを呼んでもらう。
あまり考えたくはないですが、被害に遭遇するかもしれないと考慮に入れて保険をかけておくことも重要です。短期間の旅行であればわざわざ海外保険なんかには入る必要はありませんが、せめて海外保険が自動でついてくるクレジットカードを一枚持っておきましょう。
オススメのカードを一枚ご紹介しておきます。
エポスカードの公式サイトです。年会費無料なのに海外旅行保険が自動付帯してくるので作っておいて損はないのかなと思います。
外国での盗難対策についても詳しくまとめているので↓↓をどうぞ。
主な観光地
北部エリア
世界有数の高さを誇る高層ビル「台北101」から台湾中心部の景観を俯瞰できます。また、故宮博物院へ足を運べば、宝のような歴史文物を眺められます。さらに九份や淡水、鶯歌、三峡では古き良き風情の家並みを見られます。
中部エリア
一年を通じて穏やかな気候に恵まれています。大人も子供楽しめるレジャースポット、遊園地が数多くあります。苗栗の木彫や陶芸アート、手作り体験もできます。台中市には世界的な美術館や自然科学博物館もあります。雲林県は世界的に知られる「布袋戲(台湾人形劇)文化」の発祥地です。
南部エリア
台南市は悠久の歴史をもつ台湾の古都です。「北回帰線天文広場」「阿里山森林遊楽区」「墾丁公園」が有名です。水上レジャーや「鵝鑾鼻」では、左に太平洋、右に台湾海峡といった壮観な眺めを楽しめます。
東部エリア
東部エリアは豊富な自然生態と長い歴史をもつ農業文化を擁し、純朴で善良な人たちが暮らしています。太魯閣公園、秀姑巒渓、ラフティングボート体験が人気です。
離島エリア
包丁、貢糖(クッキー)、高粱酒、馬祖の老酒(紅麹でできたお酒)、八八坑道高粱酒が知られています。澎湖は春から夏にかけて情熱的でロマンチックな花火大会が催されます。また、青い海と空、きめ細かい白砂のビーチが楽しめます。ビーチや海上のレジャー施設ですも人気のスポットです。
参考:台湾観光局
上記に挙げた場所にはそれぞれにたくさんの観光スポットがありますが、これだけでも観光地のほんの一部にすぎません。
台湾を旅行する際には目的別に行き先を決めるのが良いと思います。
台湾の食べ物
台湾は美食国家です。
有名な料理を書き並べましたが、ここにあるものは台湾料理のほんの一部に過ぎません。現地へ行くと日本語では情報の出てこないようなディープ料理から新たな料理までよりどりみどりです。
最後に参考で使った画像付きの台湾観光局のサイトを置いてあるので興味のある方は覗いてみてください。
・小籠包 ・担仔麺 (野菜や肉の入った麺料理) ・鹽水鶏(鳥と野菜の煮物)
・お粥 ・油飯(台湾風おこわ) ・筒仔米糕(筒に入ったおこわ) ・鐵路便當(台湾の駅弁)
・羊肉爐(羊肉の鍋) ・土魠魚羹(鰆のとろみスープ) ・潤餅(台湾風クレープ)
・肉圓(具をもちもち皮で包んだ料理) ・生煎包(焼き小籠包) ・炒米粉(ビーフン)
・大腸麵線(牡蠣と細麺のラーメン) ・臭豆腐(発酵させた豆腐) ・鶏排(チキンステーキ)
・蚵仔煎(牡蠣オムレツ) ・蔥抓餅(ネギ入り台湾風クレープ) ・鹽酥鶏(鳥の揚げ物)
・焼きトウモロコシ ・排骨飯(骨付き豚肉) ・魯肉飯(豚の甘煮丼)
・刈包(肉をパンで挟んだ中華サンドイッチ) ・胡椒餅(豚肉やネギの入ったパン)
・牛肉麺 ・棺材板棺材板(クリームシチュー入り揚げパン)
・鼎邊銼(米のすいとんのようなものを使った汁料理)
参考:台湾観光局
少しですが、台湾のご飯紹介もまとめているので↓↓をどうぞ。
実際に訪れてみて
台湾は物価が安く、ご飯が美味しく、言葉の壁も比較的低く、人も優しいので旅や旅行に慣れていない人でも気軽に行けて楽しめる国だと感じました。
アドバイスとしては、食べ過ぎに注意することと、交通機関の中での飲食は絶対にやめましょう。そもそも禁じられているのですが、もし電車の中などでモグモグしているとかなり視線が痛く、おそらく一般の人からでも注意を受けると思います。
台湾についていくつかの記事をまとめているのでコチラをどうぞ。
最後まで読んで頂きありがとうございました!