【旅の思い出し日記】ファームジョブ生活いつもの1日【ニュージーランド】

ニュージーランド編

ファームジョブ

 ニュージーランドではファームジョブばかりしていました。

 ファームジョブとは農業のことです。ワーキングホリデーでは割と人気のある職種で、その理由は以下の3つに大別できます。

・農業が好き、性に合っているから
・英語に自信がないから
・セカンドビザの申請に使えるから

 3つ目のセカンドビザとは、ワーキングホリデービザの1年という制限を延長できる制度のことで、いくつかの対象になっている仕事をしていることが要件になります。

 例えば、ファームジョブの3ヶ月分の給与明細が要件クリアの条件だったりするのです。

 僕の場合はセカンドビザにはあまり興味がなく、英語に自信がないからというのが主な理由でした。当時の英語力は旅するには十分、仕事には不十分というレベルだったので、正直なところワーキングホリデーにチャレンジすることにもかなりの不安を抱えていました。

 結果として、ニュージーランドでファームジョブを選んだのは正解で、仕事も順調、友達もできて、英語力もかなり伸びました。

 今回はそんなファームジョブの日々をつらつらと記していきます。

 

ファーム生活いつもの1日

 ファームの朝は早いです。

 明け方、まだ空が暗いうちからのそのそと起き上がり準備します。ニュージーランドの早朝は真夏でも冷え込むので注意が必要です。寒暖差が激しいこともあり、1日の中に四季があると言われます。

 ガタガタ震えながら手早く準備していきます。服を着込み、昨日作っておいたサンドイッチと水筒をひっつかんで家を飛び出します。

 自転車に飛び乗り、ヘルメットをかぶりライトをつけます。ニュージーランドでは自転車に乗る際にはヘルメットを被らなくてはなりません。ダサくてわずらわしいので嫌ですが、ルールなので仕方ありません。

 朝靄の中、誰もいない大きな真っ直ぐの道路を走っていると、ふと不思議な気持ちになることがありました。自分は一体どこで何をしているんだろう?

 

 農場にたどり着いたら、まずは自分の持ち場に向かいます。

 ファームジョブと言ってもその内容は仕事によって様々です。今回は大人気のブルーベリーピッキングについてです。

 ブルーベリーピッキングとはつまり、ひたすらにブルーベリーを摘み取り続ける仕事です。僕は断言するのですが、この仕事は中毒性があります。

 木から取り残しがないようにブルーベリーを摘み取っていき、木をまる裸にしていきます。きっちり綺麗にブルーベリーを摘み切る快感は、部屋をピカピカに掃除した後、テトリスやぷよぷよで全消しした時、勧善懲悪の映画や小説を楽しんだ後のようなスッキリスカッとした気持ち良さがあります。

 あの妙な中毒性は一体なんなんでしょう。ちなみに共感してくれる人は今のところ皆無です。

 ブルーベリーファーム1つ取ってもその仕事内容は様々です。ブルーベリーを摘む人、集めたブルーベリーを運ぶ人、重さやクオリティをチェックする人、パック詰めにしていく人、等々です。ブルーベリーに関してはやっぱりピッキングが1番面白いと思います。

 フルーツによってオススメの仕事が違ってきます。例えば、キウイはピッキングよりもパッキング工場で働く方がオススメです。ピッキングはキウイのチクチクが手に刺さったり目に入ったりして地獄だからです。

 そんなこんなで夢中になってブルーベリーを摘んでいると、あっという間に夕方です。

 夕陽を浴びながら重いペダルをこいで帰路につきます。途中のスーパーで今晩の夕飯と明日の昼飯の買い出しをします。

 外国のスーパーは興味深いものがたくさん売っていて楽しいです。特にグミやらクッキーやらがたくさん量り売りされているお菓子コーナーは最高です。

 疲れている日は中華かケバブを買って帰ることもありました。ニュージーランドでの外食費は日本と同じくらいですが、牛丼屋や安い定食屋などが少ない分全体的に割高に感じます。

 食事の後はもうゆっくりするだけです。フラットメイト(シェアハウスの同居人)とお喋りするもよし、家のオーナーとボードゲームするもよし、スマホをいじるもよしです。

 朝が早いので、大抵は22時前後にはベッドに潜り込んでいました。ファームジョブをしていると爆睡できるという持論があります。やはり肉体労働は健康的に感じます。本来人間がするべきは、パソコンの画面とにらめっこすることではなく、外で汗水垂らす仕事なのかもしれません(パソコン作業派ですが)。

 

最後に

 日本では農作業する機会に恵まれなかったので、ファームジョブはとても新鮮で楽しかったです。

 体力的にもワーキングホリデーが可能な30歳くらいまでなら、外仕事に慣れていなくても十分動けます。

 もう一度くらいやりたい気持ちがありますが、ワーキングホリデービザは年齢的に微妙そうです。もしこれを読んでいる方でワーホリに行こうか迷っている方がいたら、僕のように時間切れになる前に挑戦してみることをオススメします。

 参考までに、僕のブログで1番検索されているワーホリの記事を↓↓に置いておきます。

 

 最後まで読んで頂きありがとうございました!

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