シーシャカフェ Patisa(パティサ)
パティサは埼玉の春日部にあるシーシャカフェです。
東京のシーシャ通の間でもよく囁かれるシーシャ屋さんで、僕は前から気になっていました。まだ1年と半年くらいの新しいお店ですがそのシーシャの味は絶品との噂。このパティサというお店の噂が県を跨いでまで広がっているのは紛れもなくその実力によるものでしょう。
お店は春日部駅から徒歩数分の場所にあり、一階部分にはインド料理屋さんでした。階段の前にはお店の看板もあるので場所が分からなくて迷うことはないでしょう。
店内に入るとまず、珍しいイラン製のトップ(ハガル)や木製のステム、マウスピースがお出迎えしてくれます。とても可愛くて、日本では見かけないようなシーシャグッズでした。
店内は広々としていてゆっくり寛げるソファとスペースが確保されており、1人でも大人数でも居心地良く過ごせる空間になっていました。
お店のシステムはシーシャが1500円とチャージが700円で2時間は冷蔵庫に入っているソフトドリンクが飲み放題で、食べ物の持ち込みもOKということでした。
営業時間は14時から24時まで、金土は25時までオープンしています。
休業日は決まっておらず、パティサのツイッターでのお知らせになります。
公式ツイッター→Patisa(パティサ)
パティサのシーシャ
「とんでもなく美味しいダブルアップルが吸える」
そんな風に人から聞いて僕はパティサというお店の存在を知りました。色んな人から幾度となくその噂話を聞き、みんながみんな人が口を揃えて美味しいというのです。
特徴的なのは木製のシーシャが吸えるということと、フレーバーの味ごとにボトルが決まっていたりとオーナーさんのシーシャに対する細かいこだわりということです。
では一体どんなシーシャが吸えるのか、実際に行ってみた感想とそのこだわりシーシャの真相に迫りたいと思います。
ダブルアップル、アールグレイ、チャイ、そしてスペシャルダブルアップルの4種類を吸わせてもらいました。僕の感想を先に述べておくと、
「異次元シーシャ」
でした。どの様な部分が異次元に感じたのか、順を追って説明しようと思います。
焦げない
シーシャはいつかは結局焦げてしまうというイメージを持っている人も多いと思います。
シーシャの焦げ方については作り手と吸い手によっても大きく左右されるものなので、一概に「こういうものだ」とは言えないのですが、パティサのシーシャは今まで吸ったどんなシーシャよりも「焦げない」と感じました。
「焦げない」というよりも、「焦がすのが難しい」と言った方が正しいかもしれません。炭は3つドンと置くスタイルなのですが、3時間ちょっと滞在して焦げる気配が全くありませんでした。
味が落ちない
シーシャの味を一定に保つこともまた作り手と吸い手の技術が要求されます。
味の変化はシーシャの醍醐味の1つでもあり、「シーシャはこうあるべき」という姿は人それぞれで決まりの様なものは存在しません。
しかしそれを意のままに操ることは高度な技術が要求されます。そしてパティサのシーシャはほぼ完璧と言っていいほどに「安定」させることに成功しています。
吸い始めからお店を後にする直前までほとんど味の変化が感じられず、吸い始めそのままの味を楽しみ続けることができました。
美味しい
文句なく美味しかったです。シーシャを吸っていて割安感を感じたのは久しぶりでした。
「このシーシャが1500円?」
余計なお世話ですが、もっと高くても良いと思います。それほどまでに細やかに管理された完成度の高いシーシャだと思います。
噂の木製シーシャの感想としては、濃くて優しい煙の中にほのかに木の香りが感じられて楽しめました。雑味が極限まで抑えられ、シーシャの味を最大限に引き出していると思います。
普段からシーシャを作る身としても、パティサの煙からはたくさんの手間とこだわりを感じました。
美味しさの秘訣は?
木製ステム
シーシャの煙が木に染み付き、それが次にまた吸う時の煙を香り高いものにしてくれます。木本来の匂いも相まって普通の真鍮のステムとは違った味を楽しめます。
ただしその管理は簡単ではありません。木に味を染み込ませている最中に、もしシーシャを焦がしてしまうとその焦げた味が木に染み付いてしまいます。焦がさずに1番美味しい状態の煙で味を付け続ける必要があるのです。
さらに木製ステムは水で洗えません。水と隣り合わせの機材にも関わらず湿気に極端に弱く、常時乾燥させておく必要があるのです。
1回り大きいトップ(ハガル)
普通のトップが1だとしたら、パティサのトップは2か3といったところです。
巨大なトップにたっぷりのフレーバーをつめているのか? というとそういうわけでもなく、普通のシーシャ屋さんと同じくらいの量をつめています。
巨大なトップ中身は大きな空間が作られており、それがフレーバーを焦がさない魔法の仕組みになっているのです。
イランから輸入しているというその巨大なトップは誰にも知ることのできない秘密兵器というわけではなく、パティサで購入することも可能です。
最後に
パティサは都内からだと少し距離のある春日部ですが、わざわざ足を運ぶ価値のあるお店でした。
オーナーのキヤさんはとても優しく、日本語も完璧でお話ししているとあっという間に時間が過ぎていきました。シーシャについても色々な事を教えてもらう事ができてとても勉強になりました。
シーシャについてはあえて書いていない事ばかり(フレーバーのミックス、炭、技術と管理などについて)なので、ご興味のある方は是非一度訪れてみるて色々と質問してみる事をオススメします。
最後まで読んで頂きありがとうございました!