シーシャ屋の職業紹介の記事です。
とは言っても僕はお店を持っているわけではないので、シーシャ屋での実務について記していこうと思います。
以下のような人にとって有益なページになれば幸いです。
・シーシャ屋が何してるのか気になる人
・アルバイトしてみたいのでどんな業務なのか知りたい人
・暇な人
僕は2つのシーシャ屋で働いていたことがあります。
それぞれの業務に割と違いがあるので、2つとも紹介していこうと思います。
1店舗目 いつもの一日その1
このお店の特徴は有名な飲み屋街に位置していることでした。
3階まである細長い建物で、席数は詰めて座って10人ちょっとという感じです。
もう一つの特徴としては、外にイスやテーブルを並べることが挙げられます。満席になると多い時で30席くらい外に用意します。しかし店内はかなり狭いので、まずお店にやって来たら中の荷物を外に出すことから始めます。
鍵を開けてシャッターを上げたら、炭やら七輪やらイスやらテーブルやらを外に出してまとめます。
4席だけ外に作り、後はお客さんが来た時に席を作ります。
レジ金を確認し、ガスコンロの栓をあけます。網を敷いて炭に火をつけます。炭に火がついたら、七輪に炭を入れて火を絶やさないように注意します。
お客さんが来るまでは声を出して客引きをしたり、ビラを配ったりします。人通りがかなり多い通りなので、「シーシャいかがですかー!」呼びかけたり、実際に煙をふかすと、めちゃくちゃ見られます。
物見珍しさでやって来るお客さんも珍しくありません。
お客さんがやって来たら、飲み物とシーシャのオーダーを取ります。オーダーされた飲み物を持って行ったら、次はいよいよシーシャ作りです。
基本的にシーシャを吸ったことがあるかどうかを尋ねてみて、初めてや初心者だったら吸い方を説明します。
たまに炭替えをしながら、引き続き呼び込みか雑務をこなします。雑務はシーシャをすぐ出せるように準備したり、掃除、足りないお酒確認、オーナーへの客足報告、等々です。
もう一つ重要な仕事があり、それはお客さんと話すことです。シーシャを通してお客さんと仲良くなれば、またやって来てくれるかもしれないし、自分も楽しいので割とお喋りしていました。
締めの作業で1番口を酸っぱく言われるのは消火の作業でした。古い建物で、他のお店もたくさん密集しているので、炭の火種は完璧に消し切り、水を撒いて徹底的に消火しました。
2店舗目 いつもの一日その2
こちらのお店は店内のみなのでイスやテーブルを出したりという作業はありません。
看板を出したらまずすることは炭に火をつけることです。最近では電熱線コンロで使う分だけ炭に火をつけるお店が多いですが、七輪を使っているお店もまだまだ見かけます。
シーシャを準備して来客に備えます。お客さんが来るまでは雑務や掃除、自分のシーシャを作ったりします。
基本的に自分のシーシャは必ず作り、必ず何かしらを試すことにしています。自分の中で鉄板化しているミックスや作り方を繰り返しても、新しい発見は少ないので常に何かを試して実験します。
シーシャ屋でバイトしてるとシーシャ吸い放題でいいよねと言われることがありますが、僕がお店で自分で吸っているシーシャの7、8割は不味い実験シーシャです。
もちろんお客さんには渾身の美味しーしゃを出しますが、大抵自分のシーシャは何だかなあというものばかりです。
1店舗目のお店はシーシャよりもお酒中心のお店でしたが、2店舗目のお店は完全にシーシャのお店なので評価は全て自分の作ったシーシャ次第です。客層も酔っ払いに来る人よりもシーシャが好きで来る人が大半なので、プレッシャーがあります。
そしてこちらのお店でも、お客さんとのコミュニケーションは大切です。そもそもシーシャ屋は社交場の側面を持ちますが、人と話すことを目的にしてやって来るお客さんは珍しくありません。
無理やりなんでも会話しなければならないということはありませんし、1人の時間を楽しみに来る人もいるので空気を読まないといけませんが、基本的に何かしらをべらべら話しています。
お客さんが増えて来ると話している時間が少なくなり、代わりに炭替えマシーンになります。このお店はかなり炭替えを頻繁に行うオペレーションなので、お客さんが増えると、特に満員の時にはかなりグルグルと席を回っています。
ワンオペなので何か起きても頼れる人はおらず、指示がなくても考えて動く必要があります。
シーシャ屋で働く醍醐味
シーシャ屋で働いて何が楽しいのか、楽しくないのかを以下に箇条書きしました。
良いこと
・シーシャが吸える(例え不味い実験シーシャでも)
・仕事中でもお喋りできる
・変わった人や面白いお客さんが多い
・フレンドリーなお客さんも多い
・業務自体は単純でシンプル
・シーシャを作れる
・美味しいシーシャを作れるようになる
・お客さんに褒められるとめちゃくちゃ嬉しい
悪いこと
・美味しいシーシャを作るのは難しい
・シーシャに教科書はないので自分で見つけ出すか良い師匠に出会えないとお店で出せるレベルに達しない
・悪い意味で変なお客さんもいる
・シーシャの気分でなくても吸わないといけない
・短時間でガツンと吸わないといけないケースもある
・シーシャが上手くいかないと地獄
・白い目もまだまだある(外で吸える場所だと特に)
・煙ではあるので健康的な仕事ではない
最後に
他にもシーシャ関連の記事をまとめているのでコチラの一覧をどうぞ。
最後まで読んで頂きありがとうございました!