家シーシャという贅沢
シーシャとは水タバコのことです。
最近では日本でも割と認知度が高まってきたシーシャですが、お店で楽しむものだと思っている人がほとんどだと思います。このシーシャ、必要なものを揃えれば実はおうちでも楽しめちゃうのです。
道具さえ揃えてしまえば、今からでもシーシャを作ることができます。
「でも、シーシャ作るのって結構難しそう……」
と思う方もいるかもしれません。大丈夫です。練習を積まなくても順序通りにやれば誰でも作れます。何年も修行に修行を重ねてやっと作れるようになるという種類の技術ではありません。
イメージとしては料理です。
パンケーキは自宅でも作れますが、パンケーキ専門店と同じように作るのは難しいです。おうちシーシャとお店シーシャもそんな感じなのです。
新型コロナウイルスのお陰で営業を自粛しているシーシャ屋さんが多いので、これを機会におうちで楽しいシーシャライフを計画してみるのも悪くないかもしれません。
シーシャって何?タバコも吸わないんだけど、大丈夫?危なくない?
— すぴ@旅もシーシャも自粛中 (@tabishisha) January 28, 2020
そんな人に読んでもらいたい記事。
シーシャが日本でも広く知られるきっかけの一端を担えれば幸いだね。
旅するシーシャ屋店員によるシーシャ紹介【美味しいの?発祥は?仕組みは?害はある?】 https://t.co/CQJfn6kHeV
必要な道具
家シーシャを始めるに当たって購入しなければならないのは以下の3つです。
・シーシャ
・フレーバー
・炭
・アルミホイル or ヒートマネジメント
順番に説明していきます。
シーシャ
シーシャにはサイズがたくさんあります。大きいものから小さなものまで様々です。
家シーシャを始める人のほとんどは小さいサイズのシーシャを購入しますが僕はオススメしません。
確かに大きなサイズのシーシャはかさばるし、多少高価なものが多いので手が出しにくいかもしれません。「初心者だし、小さなやつでいいや」となる気持ちは大いに分かるのですが、大きなシーシャの方が美味しいシーシャを作りやすくむしろ初心者向けです(理由後述)。
一概には言えないのですが、小さなシーシャの欠点として「ちゃっちい」というのが挙げられます。ちゃんとしたものもありますが、おもちゃやオブジェ向けのような物だと美味しいシーシャ作りは困難です。
「じゃあ何買えばいいのよ!」
シーシャ屋にあるのと同じ物を買ってしまいましょう。プロの道具は間違いありません。よく目にするのは「Khalil Mamoon(ハリルマムーン)」というブランドのシーシャです。そのままコピペ検索してもらえればたくさん販売サイトが出てきます。
「でも部屋のスペース的にどうしても小さいサイズがいい!」
という人には「ODUMAN N2(オデュマン)」をオススメしておきます。形が可愛くてファンの多いシーシャです。いろんな色に光るライト付きでエロい空間を演出できます。
コチラは楽天にもアマゾンにもあったので貼っておきます。
トップ(ハガル、ボウル)
トップはシーシャによっては付属でついてくることもありますが、使いにくいものや作るのが難しかったりします。別売りされているものを買った方が美味しく作りやすいケースがほとんどかと思います。
トップには種類が大きく分けて2つあり、さらにシリコン製のものと陶器のものが存在します。その違いについての説明は、後述している「シーシャの作り方」で説明しています。
ここでは使いやすいオススメ品を2つ(上がシリコン、下が陶器)紹介しておきます。
フレーバー
シーシャの味はフレーバーで決まります。
フレーバの種類はもはや無数と言っても過言ではないくらいにたくさんあります。フレーバーのブランドもたくさんあり、それぞれに個性的な特色があって最初は何が何やらわかりません。
「最初のうちはあまりこだわらずに自分の好きな味を買いましょう」なんていい加減なことは言いません。なぜなら美味しくないフレーバーというのがザラにあるからです。正確には美味しくないというよりも「日本人の舌に合いにくい」フレーバーです。
それもまた好みなので一概には言えないのですが、初心者でも比較的美味しく作りやすいフレーバーブランドを2つ紹介します。
「Azure tabacco(アズア)」
「Buta Tobacco(ブタ)」
ちなみに、「海外(特に中東)で吸ったシーシャの味が忘れられない。再現したい」という人には「Al Fakher(アルファーヘル)」をオススメします。世界で1番吸われているフレーバー「ダブルアップル」を作っているブランドです。楽天、アマゾンでも売られていたので貼っておきます。
炭
炭はシーシャ用の物を使いましょう。
バーベキューの炭でも作れますが、炭臭さと火力調節が難しいです。
シーシャ用の炭も色々ありますが、ココナッツの炭が一般的です。お店でもよく使われているものを1つご紹介しておきます。
シーシャの作り方
シーシャの作り方を初めて教わった時のことを今でもハッキリと覚えています。
「ここに(ハガル)これを(フレーバー)入れてアルミホイルで巻いて終わり」
この雑な教えでも煙を出すことはできるので簡単なもんです。ここではそんな雑な教えをしてくれた先輩を反面教師に、丁寧に写真付きで説明していこうと思います。
まず使用するのがトップ(ハガル)です。基本的にシーシャを購入するとセットでついてきます。この中にシーシャのフレーバーをつめていきます。
トップはざっくり2種類あります。
違いは以下の通りです。
・左のトップは穴の上にフレーバーを盛るタイプ
・右のトップは穴の周りにフレーバーを盛るタイプ(初心者にオススメ)
シーシャのフレーバーもメーカーによって様々です。
そしてこのトップにつめるフレーバーもざっくりと2種類あります。
・汁が少ないタイプ
・汁だく
(・その中間)
使い分けは簡単です。
穴の上に盛るタイプのトップに汁だくフレーバーを盛ると汁がこぼれ落ちてしまいます。つまり汁だくには写真右のトップを、汁無しには写真左のトップを使いましょう。
先程紹介したフレーバー「Azure tabacco(アズア)」は汁だく、「Buta Tobacco(ブタ)」は中間くらいです。
トップとフレーバーが揃ったら早速盛っていきましょう。
上の写真は映えのために見た目重視でフレーバーを盛っています。
実際にはほぐしながらふんわり盛りましょう。トップのサイズにもよりますが10グラム〜15グラム前後です。
「熱い空気がフレーバーに触りながら上から下に降りていく。空気にたくさんフレーバーを触ってもらうにはどうしたら良いか?」みたいに色々な事を考えながら盛ると楽しいです。ギュウギュウにつめてしまうと空気の通り道がなくなってしまうので注意です。
と、説明しましたがフレーバーのつめ方は千差万別でこれといった正解はありません。美味しければ正義です。色々研究して自分の正解を見つけ出しましょう。
つめ終わったらアルミホイルをはって穴をあけていきます。
アルミホイルをなるべくピンッとはります。
アルミホイルはペラペラのものではなく、厚みがある方が作りやすいです。
ガビョウなんかで穴をあけましょう。あまり大きく穴をあけない方がいいです。灰が落ちたり空気が入りすぎてしまうとシーシャの味が落ちる原因になります。
穴をあけたら炭をのせます。
炭はコンロに網を敷いて炙ってもいいし、魚焼きグリルがあるならそれが1番楽だと思います。炭は必ず全面焼きましょう。真っ赤になるまでカンカンに芯まで燃やし尽くすことが理想です。全面しっかり焼くことで、火力維持と一酸化炭素中毒のリスクを抑えます。
炭をのせたらしばらく蒸しましょう。シーシャから良い香りがしてきたらもう煙が出るはずです。
↑↑の画像のように、アルミで風貌を作ってあげるのもアリです。火力維持と炭の落下防止に役立ちます。
ちなみに、アルミを巻くのではなく、ヒートマネジメントを使う方法もあります。
銀色のいれものの中に炭が入っており、これがあればアルミホイルを使用してもしなくても作ることができます。
アドバイスと注意点とあるある
家でシーシャを吸うに当たってのアドバイスと注意点とあるあるをざっくりと箇条書きしました。ご参考までにどうぞ。
・長時間吸うのであれば換気ははこまめに
・炭替えの炭は早めに準備
・買うなら大きめのシーシャ。ステム(煙の通り道)が長く、水が多く入るので煙が冷えて吸いやすくなる。
・シーシャが終わった後は必ず洗う。フレーバーの匂いだけでなく焦げついた香りまで道具に染み付いてしまう
・キッチンが灰まみれ
・炭替えおっくう
・最初炭怖いけどすぐに友達
・フレーバー触りたくない
・炭替えの炭を温め忘れる
・まずは家族の説得から
・シーシャを作る時は気合入れてるのに管理がずさん
・炭で床焦がす
・フレーバーに詳しくなり出す
・シーシャ本体にも詳しくなり出す
・お店シーシャの作り方を盗もうする
最後に
シーシャについて分からないことがあれば、シーシャ屋さんに聞いてみましょう。
みんなシーシャが好きなので、親切に教えてくれるはずです。オススメのフレーバーや作り方のアドバイスなんかは店員さんから聞き出しましょう。
他にもシーシャに関する記事をいくつか書いているのでコチラの一覧をどうぞ。
続編としてシーシャ作りに便利なアイテム、プラスアルファ的な商品を紹介しているページを作ったので↓↓に置いておきます。
最後まで読んで頂きありがとうございました!