旅にはヘトヘトになる瞬間がいくつかあります。
疲れること全てが悪いというわけではなく、中には気持ちの良い疲労感もあります。お金を気にしない贅沢旅行ではほとんど経験しないような疲労を、僕のような極貧バックパッカーは経験し尽くしています。
今回はそんな実際の経験を元に旅でヘトヘトになる瞬間を5つご紹介します。
空港泊をした後
一泊だけでも空港泊は疲れます。
ベッドが用意されていたり、仮眠スペースのような場所で眠れるならまだしも、ベンチや床の上で寝るとなると全く疲れが取れません。
なるべく静かな場所を探し出し、なるべく居心地の良い場所を探し出そうとしますが人が安眠できる環境を見つけ出すことは難しいと思います。
居心地や喧騒も気になりますが、防犯面の対策も気をつけなくてはなりません。空港には色んな人がいますので、当然中には悪い奴も潜んでいます。カバンやスーツケースを椅子などにチェーンでくくりつけ、貴重品は自分でしっかりと管理しておく必要があります。詳しい旅先の盗難対策についてはコチラ。
そんな風に気を張って多少目をつむれたとしても、いざ動き出そうという時は頭がボーッとして身体も硬くて休んだはずなのにヘトヘトです。
空港泊した後はゆっくりとした予定にしておいた方が良いと思います。
絶景を観光した後
基本的に絶景に疲労はつきものです。
絶景は人里離れたところにあることがほとんどなので、それを見に行くということはハイキングをすることとほとんど同義です。大抵の絶景は高い場所にありますので、まずそこまで登らなければなりません。
遺跡などの絶景も割と歩き回ることが多いです。小さなものならそこまで疲れませんが、例えばカンボジアのアンコールワットやエジプトのピラミッドなどの有名どころは広いことに加えて灼熱です。
絶景を拝んだ後の帰り道はその余韻で気持ちもまだ盛り上がっているかもしれませんが、ホテルや家についた時にはヘトヘトになっています。
予約せずに宿を探す時
ブッキングサイトで宿を予約せずに宿探しをすると大変です。
一軒一軒空き部屋と価格を尋ね歩き、実際に部屋も見なければなりません。そうして辿り着いた部屋で一息つくと、もう外に出たくないくらいにヘトヘトです。
ちなみになんでそんな探し方をするのかというと、理由は2つあります。
1つはブッキングサイトという便利コンテンツを知らない、もう1つは物好きによるチャレンジです。
昔の旅人たちはみんなそうやって宿探しをしてきたはずです。それに習って試してみるというのも一興です。宿の探し方についてはコチラで紹介しています。
ハズレの宿を引いて眠れなかった時
安宿でハズすことは少なくありません。
妙に隙間風の寒い宿や、エアコンが壊れている部屋、逆にエアコンが直当たりするベッドや動く度に大きく軋むガタガタのベッドなど細かく例を挙げ始めたらキリがありません。
安宿そのものよりも、そこに泊まる他の宿泊者が良くないというケースの方が多いかもしれません。
夜遅くまでリビングスペースで騒いでいたり、絡んでこられると全く休まりません。
ドミトリールーム(相部屋)だとさらにトラブルは増します。いびきや歯ぎしり、夜遅くまでイヤフォンを付けずに動画を見ていたり電話をしていたりする輩もいます。
疲れている時には少しホテルのグレードを上げたり、シングルルームに泊まる事を検討した方が良いと思います。僕の泊まった宿のワーストランキングはコチラ。
トラブルを解決した後
海外でのトラブルは血の気が引きます。
その渦中にいる間は疲れも眠気も全て吹っ飛び、ひたすらに焦りとパニックで頭は真っ白です。トラブル解決に全力疾走して、それがひと段落ついてもまだ少し興奮しています。
周りの人や友達、家族などに事の敬意を報告し終わったくらいから少しずつ落ち着きを取り戻して冷静になってきます。
そして気づくとヘトヘトになっているのです。
外国でレンタルバイクを壊した時やアイフォンを盗まれた時、カードを不正利用された時など色々なトラブルを経験しましたが、いつもトラブル後は疲れてヘトヘトになっているのでベッドに入ると一瞬で眠りに落ちます。
最後に
ヘトヘトになることがあっても旅は楽しいです。
トラブル系の疲労を除けばその疲労は楽しんだ時間が濃かった結果だと思います。全力で遊んで、全力で旅を楽しんでいるという証拠です。仕事や勉強の疲れとは違った爽やかなヘトヘトなのではないでしょうか。
さらに言うと、僕はトラブル後のヘトヘトも含めて大好きです。トラブルは必ずネタになりますので、日本に帰国して友達の爆笑を誘えると考えたら全てネガティブな疲労にはなりません。
そんな風に考えることができるようになったのは旅慣れてきた最近のことです。旅始めの頃は全てに余裕がありませんでした。その頃の自分に伝えたいことなんかをまとめているので良かったら↓↓をどうぞ。
最後まで読んで頂きありがとうございました!