海外旅行をすると決めて航空券をポチるときが何より度胸が必要です。特に初めての海外旅行や1人旅は不安と期待でどうにかなりそうです。
そして実際の旅行中、旅中はどうでしょうか。どんな瞬間に度胸が必要になってくるのか自分の実体験を元にまとめました。
僕は初めて1人で異国の地に降り立ったとき、何もかもにビビりあがっていました。人との会話を避けてタクシーやバスに乗ることができず、空港から市内まで3、4時間バックパックを背負って歩き続けたのを今でもよく覚えています。レストランはおろか、コンビニで水一本買うのに躊躇しまくりという有様でした。
すっかり旅慣れた今では緊張する瞬間やトラブルに舌なめずりで喜ぶヤバい奴に育つことに成功しましたが、初心を思い出して以前はどんなことにビビっていたのか、どんな状況に度胸を要したのかを3つ紹介しようと思います。
国境を越えるとき
空路でも陸路でもどちらでも緊張します。空路の方がまだ手続きが機械的に進んでくれるのでマシと言えばマシですが、機内持ち込み荷物の重量が毎回ギリギリな僕は陸路よりも苦手だったりします。
陸路は陸路で国によって独特の緊張感が存在しています。イミグレーションの職員が良くも悪くも空路よりも緩い雰囲気で仕事をしているケースがほとんで、それが何か起きるようなドキドキ感を助長します。
特に日本は陸路で国を移動することのできない島国なので陸路移動は馴染みがなく、慣れていないとオロオロしてしまいます。国を跨いだ瞬間に通貨も言葉も人も変わり、Wi-Fiが使えなくて一気に心細くなったりしました。
言葉の壁も緊張を手伝います。国境で働いている人たちは基本的には英語が使えるので、英語がペラペラならば特にどうということはありませんが、中には意地悪なのか間違えているのか分かりませんが現地語で話しかけてくる奴もいました。分からないので黙って首を傾げるくらいしかできませんが、結局英語で話してくれるかため息で無視されて終わります。
現地人についていくとき
割と究極の選択になりますが現地で仲良くなった人に食事に誘われたとき、宿や道を案内してもらうときです。その親切な人が本当に親切なら全く問題はないのですが、悪い奴の可能性も大いにあるわけです。
基本的に悪い奴も良い奴も等しくニコニコしているので、外見だけでは判断することはできません。
己の勘と相手の雰囲気を見極めるしかありませんが、問題はYESを選んだときです。
僕は現地人の背中を見つめながら
「果たして本当に信用できる奴なんだろうか。身ぐるみはがされたらどうしよう。今持っているモノで盗られたくないのはカードか……靴の中に入れておくか……」
みたいな思いを何度もしたことがあります。
幸運なことに今まで大きな犯罪に巻き込まれたことはありませんが、物騒な噂を聞くこともあるので注意が必要です。
無駄なリスクを背負いたくない場合はどんなに親切そうな人でもついて行かずNOと言うことです。反対にYESと言う場合には貴重品をホテルに預けるなどの工夫をすることをオススメします。
交渉するとき
日本であってもある程度の度胸が必要なのではないでしょうか。それを異国の地で異国の人とするわけですから気持ちを強く持たなくてはいけません。
タクシーやお土産屋さん、ホステルや屋台、ツアーなんかで、主に価格の交渉が必要なケースが国によって存在するでしょう。
これもまた英語がペラペラな人なら1つハードルが下がるのかなと思いますが、多少の英会話ができれば交渉すること自体は難しくありません。
難しいのは「それ高いから値段下げてよ」と言うことです。そんなことを言ってもちろん相手はいい気持ちにはなりませんから、上手く事を運んでいくのにはコツがいります。
そもそも僕らの日常に交渉なんて滅多に絡んでこないので、常日頃から仕事で生業にしている人以外は不得手な分野です。どうやれば上手くできるようになるのか、緊張しなくなるのかは「慣れ」しかないと思います。
相手は普段から外国人を相手に交渉をしているようなプロなので、そもそもの勝ち目はありません。それでも少しでも優位に事を運ぶために、初めのうちは多少の勉強料が必要になってくると思います。
一番良いのは旅慣れた人の交渉を後ろで見て学ぶことですが、1人で旅をしている人は中々そうもいきません。僕自身アホみたいにぼったくられてきましたが、そうしていくうちに段々とその相場や交渉のやり方が身についてきました。
この辺の交渉云々に関しては詳しくまとめているので↓↓をどうぞ。
最後に
「度胸」と言うとバンジージャンプやスカイダイビングなどのアクティビティを想像しますが、「旅」がそもそも究極のアクティビティで度胸がなければ選べない選択肢だと思います。
文頭でも述べましたが、旅することを決めて航空券を買う瞬間が最も度胸を要する瞬間です。それを乗り越えた人なら、上記の困難は容易くとは言いませんが突破できると思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました!