【人生の劇薬】旅は人をダメにする?【3つの実例と検証中の自己例】

旅のノウハウ・etc

旅は人をダメにする?

 旅は人をダメにします。

 「時には」という枕詞がつきますがダメにすると思います。僕は何人かそんな人たちを見てきました。割合でいったら旅人の1割にも満たない極少数に感じますが、それでもゼロではありません。

 何を持って「ダメ」といっているのか、ここでは完全に僕の主観でその人を見て「残念な気持ち」になったかどうかです。そして実際に目撃した旅でダメになるパターンを3つ紹介しようと思います。

 僕という旅中毒者を見て「残念な気持ち」という人ももちろんいると思いますが、今のところダメかどうかは現在進行形で自己検証中です。検証中ですがそのまんまを最後に紹介しようと思います。

 

1.失敗を引きずる

 旅が失敗に終わってしまった人はその後の人生に引きずってしまいがちです。

 旅の失敗とは何かトラブルに巻き込まれたり、思うように旅をすることができなかったりすることではありません。本人が失敗と思ったら失敗です。

 事故に遭ったり病気に罹っても本人が失敗と思っていなければそれは失敗ではありません。

 逆にどんなに旅を楽しんで満喫したとしても、日本の空港について失敗だったと思えば失敗です。

 

 問題なのはその失敗を引きずってしまうことだと思います。

 旅の失敗でトラウマになるようなダメージを受けてしまい何も手につかなくなってしまったら、その旅は人をダメにしたと言えるでしょう。

 

 旅の失敗が元で引きこもりのようになってしまった人を1人知っています。

 出会った時の彼の印象は内向的ではありましたが、周りに気を使えるすごくいい奴でした。何が原因かは分かりませんが、世界一周を途中でリタイアしたことはSNSを通じて知っていました。彼が学校を辞めて引きこもってしまったことは共通の知り合いから聞いて知りました。

 何が本当の理由なのかは彼にしか分かりませんが、それに少しでも旅が関わっているとなるととても残念です。

 

2.ビジネスに絡めとられる

 僕は個人的にネットワークビジネスを嫌悪していますが、旅ではそれ関係の誘いをたまに見かけます。

 ネットワークビジネス以外にもいかがわしいビジネスの誘いが何故だか旅人に手招きしているケースがあります。旅人のエネルギッシュなパワーを借りてお金に換えてやろうという魂胆なのですが、それらに絡めとられて不幸になる人が若者に特に多い印象です。

 口車に乗せられて起業し、失敗し、多額の借金を背負わされている人がいました。その過程で多くの起業に関する情報商材を売り付けられていたと聞きました。

 ビジネスに乗っかって不幸になるのも可哀想ですが騙す側に回る旅人もおり、控えめに言って終わっています。

 

 一応言っておきますが、ビジネス全てが悪いわけではありません。旅をきっかけに何かをつかみ、素晴らしいサービスを提供している人や会社はたくさんあるのだと思います。

 旅をきっかけにして訳の分からないビジネスに引っかかってしまうのは残念極まりないので注意喚起したいのです。

 

3.ドラッグにハマる

 少なくありません。

 どっぷり漬かってしまった結果、消息不明になった旅人を数人見てきました。今まで元気に旅の報告をしていたはずのSNSの更新がピタリと止まってしまい、僕はあーあと思うのです。

 彼ら彼女らが実際に今現在生きているのかどうかも確認できないです。

 

 日本よりも誘惑が多く規制が緩い国というのは割とたくさん存在しており、そんな国々で手を出してハマっていくのです。

 ドラッグリテラシーの乏しい日本人は「用法用量」を知らないので手を出さない事をオススメします。

 「~はソフトドラッグだから大丈夫」って、それが本当に自分の思っている「~」でしょうか? 初めて見たそれは本当に自分の思っているソフトドラッグだと言い切れるのでしょうか? 

 「ここの川は深いからこの高さの崖から飛び降りても大丈夫」と言われても浅瀬ではないかどうかの確認無しじゃ飛び降りないはずです。

 

検証中の自己例

 旅にダメにされているのかは分かりませんが、自分は今のところ人生の中心が旅で出来上がっています。

 旅には放浪癖と沈没癖を植え付けられ、常に異国の刺激を求め続ける身体にされました。

 安宿の汚いドミトリーや温く弱いシャワー、雑で虫がたかる食事といった劣悪な環境を受け入れられるだけではなく、隙あらばそんな旅生活をおかわりしようと目論む謎の精神状態です。

 旅を続ける故に生活は貧しく、貧乏旅はさらなる極貧旅へと退化を続けています。

 旅をするだけで「やりたい事」を成し遂げ続けているため、明確な目標や未来は「次の国に行く事」くらいなので生産的なものは一切ありません。

 

 今のところ「旅にダメにされた」という自己意識はありませんが、はたから見たらこれはしっかりとダメにされているような気がしないでもありません。

 

最後に

 僕は最近になってツイッターをまともに始めて、色んなタイプの旅人、旅行スタイルを拝見しています。

 今のところ上記に挙げたような破滅型の人は見かけません。以前はフェイスブックをメインに使っていたのですが、そちらには何故かダメダメな感じの旅人が多くいたように思います。そしてそれらの投稿はおろかアカウントすら消失している人たちがほとんどです。

 それも理由でツイッターに移行した僕ですが、なんだかまともというかちゃんとした旅人たちが多くて移行して正解だったと思っています。

 今回の記事と対になるような記事も書いているので↓↓もどうぞ。

 最後まで読んで頂きありがとうございました!

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