コミュニケーションは旅の醍醐味です。
国が違えばそこにいる人々の価値観や性格も違ってきます。自分とは全く違う考え方を持った人や、アイディアを持った人たちと話すことはとても刺激的です。
同じ日本人と出会うこともあるでしょう。外国にいるほとんどの日本人は少なからず感覚の違う人たちがたくさんいて、そんな人たちの話を聞くのも興味深くて面白いのです。
今回はそんな風に旅先で誰かとコミュケーションを取るための場所、そして話題を紹介しようと思います。どちらも僕の実体験を元に、よく話しかけたりかけられたりする場所、そしてよく尋ねたり尋ねられたりする話題をピックアップしています。
場所
宿の共有スペース
安宿にはほぼ必ず共有スペースという空間が用意されています。
そこでは各国の旅人たちが腰を下ろして各々の時間を過ごしています。1人の時間を過ごしている人もいれば、友達とご飯を食べている人もいます。
日本ではあまりないかもしれませんが、目が合えば自然と
「ハロー。元気?」
くらいは尋ね合います。そこから会話が始まり、仲良くなって一緒にご飯に行ったり観光に行ったりするというのはよくあるパターンです。
僕は1人か2人しかいない状況でしかあまり声をかけたりはしませんが、外国人はめちゃくちゃフレンドリーで社交的な人がいたりするので話しかけられることは少なくありません。
僕も彼らを見習って話しかけるようにしています。それが理由で怒られたりしたことはないので、友達をつくりたければガンガン声をかけてみると良いと思います。
宿のドミトリー
ドミトリーは会話の宝庫です。
ドミトリーとは個室ではなく相部屋のことで、大抵4人〜8人くらいの部屋が多いです。30人を越える超大部屋などもたまにあります。
互いのプライベートが近いからこそ生まれる会話がたくさんあり、そこから仲良くなることも少なくありません。
会話なんてものは最初に一言二言何か言葉を交わしてしまえば、後はもうキャッチボールをしていくだけです。そしてその最初の一言二言が起きやすいのがドミトリーという空間なのです。
例えば何か物を拾ってあげたり、宿のWi-Fiのパスワードやトイレの場所を聞いたり、ちょっとした事を謝ってみたり、会話のきっかけ作りは無限大です。1メートル以内に人がいて、その人のすぐそばで寝るというのに話さないほうが不自然なのかもしれません。
自然に話しかけまくりましょう。
現地のローカルレストラン
宿のケースと比べると現地人と仲良くなるチャンスはこちらの方があるように思います。
毎日同じレストランに通ったりすると店員さんが顔を覚えてくれたりします。どこから来たんだという話から始まり、地元の珍しい情報を教えてもらえることもあってとても有意義です。
隣の席の人たちに声をかけられたりすることもたまにあります。しっかりしたレストランやチェーン店ではあまりそんなことはないのですが、地元民の集まるようなローカルレストランではそんな事があります。
相手が酔っ払っていて絡まれるのはめんどくさいですが、もし普通の観光客なら一緒にご飯を食べる事で二種類以上の料理を楽しめるのでとってもお得です。
勇気を出して自分から話しかけてみると良い出会いがあるかもしれません。
話題
どこから来たかのか
その国に来る前にはどこの国を旅していたのかを聞いてみましょう。
泊まっている宿にもよりますが、安宿に泊まるような旅人は大抵色々な国を渡り歩いています。そして次はどこの国に行くのかもセットで聞いてみましょう。
もしかしたら自分と同じようなルートを歩いているかもしれません。同じ時期に世界一周している旅人は割と再会しがちで、僕は奇跡が重なり3回同じ人と全く別の国で出会したことがあります。
気が合ったらSNSなどで繋がっておいて、ルートが被った時にまた別の国で再開するのも面白いです。他の旅人の予定を聞くことは、自分の思いつかなかった事や思わぬ注意点などを知る事ができるのでとてもオススメです。
旅の目的
「世界一周とかですか?」
僕は第一声でこれを聞く事が1番多いです。世界には様々な理由で旅をしている人たちがいます。五大陸を制覇しようとしている人、ヨーロッパを制覇しようとしている人、ゆったりまったりバカンスを楽しむ人、様々です。
そんな風に旅の目的は人それぞれなので聞いていてとても楽しく、話をするきっかけとしてはピッタリだと思います。旅の目的を知る事ができれば、その人がどんな性格なのか大体のキャラクター像のようなものを掴む事ができると思っています。
特に目的なくあてもなく彷徨っている旅人というのも少なくありません。それでも話し込むうちに段々と秘めたる真の目的を打ち明けてくれたりします。
旅先の出会いという究極の一期一会だからこそ話す事のできる話だってあるのだと思います。
なぜ旅を始めたのか
旅の目的をさらに掘り下げた話題なのかなと思います。
誰しも何かきっかけのようなものがあって旅を始めていると思います。これもまた人それぞれで千差万別、十人十色です。
中にはあまりポジティブな理由ではなかったり、何の理由なしにふと日本を飛び出して数年、みたいな人もいたりします。
人によってはデリケートな話題になり得ますが、基本的に尋ねてみること自体に罪はありません。もし答えてもらえればお互いにより深いコミュニケーションが取れるようになると思います。
仲良くなればたった一晩言葉を交わしただけなのに、まるで昔からの仲のようになっているので異国マジックは不思議です。
最後に
究極にコミュニケーションだけを求めた旅スタイルが沈没旅行だと思います。
一体何だそりゃ? という人に向けて僕の愛してやまない沈没旅のススメをまとめているので↓↓をどうぞ。
最後まで読んで頂いてありがとうございました!