旅行へ行く際に必須なのが荷物をしまうスーツケース、バックパックです。日帰り旅行ならば手ぶらでも可能ですが、外国への旅行や長期の旅、留学やワーキングホリデーへ行くには少なからず荷物を作らなくてはなりません。
その荷物を運ぶ「いれもの」について今回は焦点を当てていこうと思います。基本的にその「いれもの」はスーツケースかバックパックの2択なので、それら2つのメリットとデメリットをそれぞれ比較します。
どちらが自分の旅行スタイルに合っているのか、旅行先で後悔しないためにも荷物を造り始める前に知っておくと良いと思います。
スーツケース
メリット
・引きずって歩ける
・大きなものでも楽々運べる
・荷造りしやすい
・荷解きしやすい
・鍵をかけられる
大きくて重い荷物でも、スーツケースなら地面を転がすだけなので楽々持ち運ぶことができます。自分の体力や力に自信がない人でも旅行を楽しむことができるのです。
荷造りや荷解きが簡単なのも魅力的です。開けてしまえば奥の方にあるものでも比較的楽に取り出すことができます。
鍵をかけられるタイプは防犯面にも優れています。スーツケースに鍵がついていないとしても、基本的には自分で南京錠などをつけることができます。
大きい荷物や重たい荷物を持ち、大切なものを入れなければならない時にはピッタリの選択肢だと思います。
デメリット
・段差に弱い
・階段に弱い
・タイヤが壊れたら重い箱
・足元によってはうるさい
・ドミトリールームなどの小さな部屋に泊まると広げる場所に困る
タクシーに乗る際や階段を上る時には持ち上げないといけないのがネックです。国にもよりますが、エレベーターやエスカレーターが少ない国は珍しくありません。
ドミトリールーム(相部屋)に泊まる際にも要注意です。ドミトリーは基本的に自分のスペースは自分のベッドの上だけになります。2段ベッドの上とかだと、持ち上げるのも下ろすのもかなり大変です。
機動力にはやや劣るため、長期間同じホテルに泊まり続ける人やあまり頻繁に移動しない人に向いています。
バックパック
メリット
・色んなシチュエーションで持ち歩ける
・かさばらない
・荷解きに場所を取らない
・荷物が減る
・必要なものをすぐに取り出しやすい
ポケットのあるものがほとんどなので小物を簡単に取り出しやすいのも便利です。いちいち中身を空ける必要はありません。
トレッキングなどのアウトドアにも利用でき、中身を減らせば減らすほどに荷物が小さくなるのも特徴です。
重たい物を持たないように荷物が減るというのもポイントで、旅行や旅に必要なものだけが研ぎ澄まされていきます。
アウトドアな趣味を持つ人や身軽でモノが少ない人にとって最適な選択肢になるでしょう。
デメリット
・長時間かついでいると肩が重くなってくる
・防犯面
・荷造りにコツがいる
・一番下にあるものを取り出す時がめんどくさい
・水に弱い
持って行くモノが多いと移動するだけで疲れてしまいます。モノが少なくても段々と疲労と共に背中の荷物は重たく肩にのしかかってきます。実は長時間持ち歩く場合にはスーツケースの方が向いている場合もあります。
荷造りにはセンスが求められます。コツを覚えてしまえば簡単ですが、それまではかなり不格好で効率的にモノを詰め込むことができません。すぐに慣れることですが、よく使うようなモノ(下着や歯ブラシや石鹸など)を下の方にしまうと取り出すために全ての荷物を取り出さなくてはならない事態に陥ります。
水属性に弱いのも弱点の1つです。雨ならバックパックカバーを使えば何とかなりますが、コーヒーやジュースをこぼされたり、うっかり泥や汚水の上に置くと中にまで染みたりしてガン萎えです。
使い込めば使い込むほど使いやすくなってくるので長期で旅をする人には特にオススメです。
例外(旅の達人)
小さなショルダーバッグ1つで長期間旅行しているような人もいます。
実は旅をして観光するだけなら持ち物はほとんど必要なく、必要なものだけを持ち歩こうとすれば誰でも小さなバッグ1つで事足りてしまいます。
小さなカバンに収まらない分は丸ごとその人の「趣味」の部分であるとも言えます。オシャレがしたいからたくさんの服を、写真が好きだからカメラを、ブログを書いているからパソコンを、といった具合に「旅プラスα」が荷物を増やして重くします。
どんな荷物にするのかは自分がどんな旅行、旅をするのかによって左右されるのです。
最後に
結局は好みの問題なのでスーツケースで長年旅をしている人もいれば、とんでもない荷物量でもバックパックの2個持ちで旅行している人もいます。
自分には何が合っているのか、そして純粋にどっちを持ちたいのかで決めましょう。
ちなみに僕が使っているのはkarrimor(カリマー)の40リットル、登山用のものです。
価格:24,750円 |
人気のモデルですが一度も同じものを持っている人を見たことがありません。
いい値段しますが丈夫でカッコイイ僕の5年来の相棒です。
今や一番盗まれたら嫌なのは中身よりもカリマーのバックパックそのものです。僕の場合は40リットルのものを使っていますが、パンパンになるまで詰め込むことはほとんどなく、一応必要な容量より大きめにしています。滅多に買いませんがお土産とか買った時のためですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました!