海外で経験した嫌な事【差別、ボッタクリ、押し売り、嫌がらせ】

旅のノウハウ・etc

 長年旅をしていると嫌な事の経験は1つや2つではありません。

 外国を旅行するということは素晴らしい経験と引き換えに様々なリスクが伴います。そのリスクの1つが突然襲いくる「理不尽な不快感」だと思います。

 別に命の危険に晒されるわけではありませんが、せっかくの旅行や海外生活で楽しい気分なのに「理不尽な不快感」によって台無しなってしまうかもしれません。

 この記事の目的は、事前に「こんなことがあるかもしれない」と知ってもらう事です。

 不意打ちを食らうよりも事前に分かっていることで、「ああそういえばこんな事があるらしい。他の誰かも経験している事なんだ」と軽く受け止められればと思います。

 

差別

 長年海外を旅していますが、幸運なことに僕は差別らしい差別に出会ったことがありません。ただ単に鈍いのか英語が拙過ぎて理解できていないのかは分かりませんが、明確に差別されたと感じたことはありません。

 しかしながら、いわゆる差別ではない少し毛色の違った不快な経験をしたことが何度かあり、それも大きい枠組みで考えたら差別に当たるのかもしれないと思ったので紹介します。

 

 それはなんと外国人からではなく同じ日本人から受けたものなのです。

 今よりももっと英語弱者だった頃に何度か経験したのですが、それはゲストハウスやホステルの共有スペース、何かしらのパーティなどで遭遇しました。

 宿泊施設の共有スペースやパーティではたくさんの人たちが人種関係なく入り混じってワイワイ盛り上がります。

 お酒でぐでんぐでんに酔っ払ってハングオーバー! みたいななのを思い浮かべるかもしれませんが、僕はみんなでだらだらと朝までお喋りするようなグループを見つけてその輪に入ることが多かったです。

 人種がバラバラなので必然的に会話は英語になります。僕はそこまでベラベラ話せるわけではありませんが、いつもついていけるところまで頑張っていました。

 その輪の中には日本人がいることもしばしばで、大抵はすごく仲良くなります。しかし極たまに、あからさまに他の日本人を避けて無視し会話に入れまいとする人がいるのです。

 1回や2回くらいなら、まあそういう事もあるだろうという感じなのですが、このタイプの日本人に遭遇したことは割とあります。特にワーキングホリデー中に出会う事が多かったです。もしかしたらその人たちは「日本語縛り」ないし「日本人縛り」をしていたのかもしれませんが、そこまで露骨にやらなくてもいいのにと思いました。 

 

ボッタクリ・押し売り

 普通に日本で生活しているとこの類の人たちに出くわすことはあまりありません。だからこそ余計に不快感を持ってしまうのかもしれません。

 多少のボッタクリや押し売りならば、段々と慣れてしまってどうということもありません。しかしながら、中にはかなり悪質な輩もいるのです。

 こちらが何も知らない外国人なのを良いことに、お小遣いで済まないような金額をボッタクろうとして来たり、あれ買えこれ買えとかなりしつこく付いて回ってくる迷惑な奴がいます。

 対策としては基本的に無視して相手にしない事ですが、巧妙な手口でのボッタクリやただただしつこい押し売りは中々対処しづらく煩わしいです。

 

 例えばどんな巧妙なボッタクリがあるのかというと、有名なものだとインドのツアー詐欺でがあります。僕自身は出会いませんでしたが、インド滞在中に2人の旅人から同じ被害を聞いたので震えました。

 これはインドにやって来てまだ日の浅い旅行者が狙われます。

「インドはどうやってどうやって観光するつもりなんだ? インドは広くて見所はたくさんあるぞ。最適なルートや提案をしてやるから会社まで来い」

 そんな風に誘われてツアー会社に連れて行かれます。そこでは実際に親身になって色々な観光地を紹介してくれたり、相談にも乗ってくれます。そしてルートが決まり、バスや列車、飛行機のチケット諸々を手配してくれます。

 そして騙された本人はニコニコと事務所を後にするのです。

 この詐欺の厄介なところは本人が最後まで気づかない可能性がある事です。どういう事かというと、チケットや諸々の手配は全て本物だからです。偽物なのはその金額です。実際には法外な金額を請求されていることに気がつけないのです。

 何故か? インドの物価を知らないからです。請求された金額は日本人の感覚からした相場ですが、実際には10倍やそれ以上の値段を吹っかけられています。

 僕がインドを放浪していたのは少し昔ですが、今でもこの手口はあるそうなので情報をシェアしておこうと思います。当時出会った旅人が残した実際の被害についての記事で、拡散してくれと言われていた投稿です↓↓。

 

嫌がらせ

 一昔前のワーキングホリデーや留学先で流行った生卵投げつけれらるような嫌がらせは聞かなくなりました。

 それでも外国を歩いていると多少の嫌がらせを受けることはあります。何が嫌がらせで何がからかい半分で、何が構ってちゃんなのかは分かりませんが、単純に自分がされて不快に思った事を箇条書きしました。

 

・中指を立てられる

・横断歩道でクラクションを鳴らされる

・ニーハオと言われる

・犬をけしかけられる

・バカと言われる

 

 もっとあるかと思ったら意外とこんなもんでした。中には嫌がらせするつもりのないものもあるのかもしれませんが、まあその時の自分の精神状態によっても受け取り方は変わってきます。

 仏の心を持っている時は中指立てられてもニッコニコですが、余裕のないの時は「コンニチハ!」にもブチギレです。

 

最後に

 もしこの記事を読んで旅行や旅、海外生活を止めようかと思う人がいたら僕のやりたかったことは失敗です。

 逆に「外国で嫌な事ってこんなもんか! 楽勝!」と感じて頂けると僕の試みは成功という感じです。

 これから旅を始めようかと考えている人に向けて書いている記事もあるので↓↓をどうぞ。

 

 最後まで読んで頂きありがとうございました!

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