旅を始めた頃の自分にしたいアドバイス6選

旅のノウハウ・etc

 旅を始めて5年が過ぎ去り、体感としては旅ビギナーはようやく脱したのかなという風に思います。

 まだまだひよっ子と言えばひよっ子ですが、旅を始めたばかりの頃に比べれば海外放浪者としては大きく成長したと思います。

 そこで今回は「もし旅を始めたばかりの過去の自分に何かアドバイスを送ることが出来るとしたら何を伝えたいか」、思いついた6つを紹介しようと思います。

 

1.話しかけて来るその親父を信じるな

 まず1番始めに伝えたいことは、僕が1番初めに出会ったボッタクリタクシーのオヤジについてです。

 ベトナムのホーチミンにある公園でゴロゴロしていた僕にそのオヤジは話しかけてきました。使い古したメモを見せながら、バイクで色んな観光名所に連れて行ってやると言うのです。

 メモには日本語がビッシリと書いてあり、その内容は日本人たちがそのオヤジに向けて書いたお礼の手紙でした。

 僕は思いました「なるほど。このオヤジは見た目こそ怪しいけれど、実際にはとても良い奴で日本人旅行者からの信頼も厚いのだ」

 そして1時間後、まんまとボッタクられたことに気づいた僕は涙目で公園の石床に膝をついたのです。しかもお礼の手紙まで書かされた僕の悔し涙は枯れることはありませんでした。

 

 ボッタクられている最中は正直何を言われているのかよく分からず、言われるがままにお金を支払ってしまいました。まだ現地通貨に慣れていないということもあり、実際に自分がいくら支払っているのかさえも分からずにお金を渡していたのです。

 「ちょっと待って」と一言、ゆっくり時間をかけて自分が完璧に理解できるまで確認する図々しさをまだ手にしていませんでした。

 

2.日本と同等の衛生管理を求めるな、諦めろ

 衛生面が日本と同等以上の国に行くことが少なかった僕は当初辟易の連続でした。

 当時は自分の持つ「衛生センサー」の感度が高く、色んなことに対して堪え難い嫌悪感がありました。

 例えば、ご飯に虫が入っていること、テーブルが拭かれていないこと、埃っぽいホテル、ドミトリー、ハエ、人の汗、素手による料理、路面店、薄汚れたローカルレストラン、現地の水道水、1日シャワーを浴びない自分、等々パッと思いつくだけでもこれだけのものに僕の「衛生センサー」は反応していました。

 僕の「衛生センサー」完全撤廃が決まったのはインドというそれはもうすごい国を縦断している時でした。

 それまでは潔癖症とまでいかないまでも何だかんだ色々と拒絶していましたが、インドで全てを受け入れることが出来る「本物」になることができました。

 

 全てを受け入れろとは言いませんが、人間各々が持つ「衛生センサー」のハードルは低ければ低いほど旅や旅行の幅は広がるのかなと思います。

 屋台やローカルフードを楽しんだり、安く経済的に過ごすことができたりとメリットもたくさん増えると思います。

 

3.宿探しはブッキングサイトを使え

 当時の自分に切実に教えてあげたい事です。

 旅を始めて1年程、僕はブッキングサイトを使わずに旅をしていました。特にこだわりを持ってそうしていた訳ではありません。

 何か特別な理由があるわけでもありませんが、強いて言うなら「その便利さを知らなかった」というのが1番しっくりきます。「アプリをダウンロードするのが面倒だった」もあるかもしれません。

 

 どうやって宿を取っていたかというと、ネットで宿の集まるエリアを検索した後にマップを使って赴いて直接宿泊条件を聞いたり部屋を確認して回っていました。

 そんな非効率的な方法だったので、宿探しには必ず丸1日以上の時間を使っていました。特に予定も期間も決まっていない放浪者なので出来る方法です。

 

 旅人にブッキングサイトのことを教えてもらい、半信半疑で始めて衝撃を受けました。こんな便利なものがあるのかと感動した上に、今まで僕が泊り歩いたホテルやゲストハウスの口コミの悪い事悪い事。

 ブッキングサイトを使って宿の質も旅の質も高まりました。

 いないとは思いますが、未だに昔の僕のように原始的な方法で旅をしている方のためにホテルブッキングサイトのまとめ記事を置いておきますので↓↓をどうぞ。

 

4.バイクで長距離運転するときには肌を守れ

 初めてバイクで長距離移動したのは東南アジアのラオスでした。ラオスをレンタルバイクでプチ縦断していた時の事なのですが、僕は色々と舐めていて辛い目に遭いました。

 暑い国なので半袖半ズボンで爽快にバイクを走らせていたのですが、8時間とか10時間とか無心で走らせていると気づいた時にはもう真っ黒に日焼けしています。

 風を切っているのでその日差しの強さに気づかないのです。数日間シャワーに苦しみ、寝返りで身体が擦れるたびに転げ回って悶絶していました。

 さらに日焼けだけではなく、寒さの問題もありました。

 先程ラオスは暑い国だと言いましたが、山の中は例外です。特にバンビエンとルアンパバーンという町の間の道のりは壮大な景色が見られますが、半袖半ズボンではかなり過酷というか危険なレベルでキツイです。

 霧がかかると前5メートル先まで真っ白で何も見えず、その柔らかい感触に包まれるとえもいわれぬ恐怖があります。

 そして何より、山を登るに連れて寒さが襲ってきます。霧で身体がビショビショに濡れ、さらにバイクで風を切るため確実に体温が下がっていきます。

 実際あまりそこをバイクで行こうという物好きはほとんどいない(みんなバス)のですが、もしチャレンジされるのであれば肌を覆う服と防寒着、レインコートを持っていくことをオススメします。ちなみに絶景が約束されており、この世の物とは思えぬ光景に出会えます。

 そこまで言うなら写真を見せてみろと思いますよね。そりゃ僕もしこたま撮りましたよ。でもね、その時のスマホはもう、、、ぐすん。詳しくは↓↓をどうぞ。

 

5.スマホだけは守り抜け

 長期海外放浪者にとって貴重品の重要度は多くの場合

スマホ>財布>パスポート

だと思います。パスポートなんて申請すればいい話なので、現地でまったりしながら再発行を待つだけです。

 ちなみにパスポートの再発行には戸籍謄本か戸籍抄本が必要になるので、携帯しておくと万が一の備えになります。なければ日本から送ってもらう必要があるのでその分時間がかかります。

 

 財布の紛失はまあまあ緊急事態です。特にカード類を全部やられてしまった場合には帰国の可能性が高まります。

 スマホよりも財布の重要度を低くしているのは、財布は複数持っているからです。カードももちろん分けているので、1つ財布が盗まれたり紛失しても即帰国にはならないのです。

 僕は基本的に財布は2つ持ち歩き、普段使いの方には基本的に現金のみしか入れていません。

 スマホがやられるとダメージがでかいです。すぐに現地で新しいものを買う必要があるので金銭的にきついです。

 僕は財布よりもスマホを盗まれる事が多いのでこれからも十分に注意したいところです。

 

6.ブログを書け

 僕はブログを書き始めてまだ間もないですが、旅を始めた頃からその記録を残しておくべきだったと思っています。正直そんな余裕が当時にあったのかいうとなんとも自信がないのですが、とは言え週に一度でもその土地の感想や思ったこと感じたことを残せればと良かったのにと思います。

 ブログを書く理由は、読み直した時に面白い、自分の成長を客観視できるという2つです。

 これについても詳しく説明している記事を置いておくので↓↓をどうぞ。

 

最後に

 アドバイスしたいことを6つ挙げましたが、いざ本当にアドバイスでるとしても僕はしないかもしれません。

 非効率的な行動や失敗を重ねるというのも人生経験として、そして話のネタとしておいしいと思っている自分がいます。

 何かトラブルに巻き込まれた時、以前ならばアタフタしていますが最近では「未来の自分が笑いに変えてくれている。おいしいな」とか思いながらトラブルを味わっています。

 ここまで来ると重症なのかもしれませんが、失敗やトラブルを恐れずに色々なことに挑戦できるようになったのは過去の自分のお陰なのかなと思っています。

 

 最後まで読んで頂きありがとうございました!

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