旅のトラウマ5選

旅のノウハウ・etc

 旅は最高です。何が最高なのかを話し始めると止まらないので次の機会にすることにして、今回は最高の反対、最悪なことについてつらつらと書いています。

 旅先で新たに作り出してしまったトラウマというのがいくつか存在します。数日の短期旅行ではあまりトラウマというのはできにくいかもしれませんが、長期放浪して旅が生活と化すと楽しいことばかりではなくなってきます。

 今回は僕が旅先で2度とトラブりたくない、出会いたくない、そんなトラウマを5つ紹介します。

 

 ラオスをバイクで縦断していた頃のことです。

 南国の東南アジアということで、僕は半袖半ズボンで気持ち良く風を切っていました。バックパックを足の間に挟み、異国の景色を楽しみながら最高の気分で運転していました。

 日本では見かけないタイプの岩山と田園風景が続き、たまに立ち止まってそんな風景の写真を撮りながらバイク旅を堪能していました。

 やがて道の先に山が現れ、道路は一本道なのでその山を越えることになるのだと悟りました。その山のふもとは既に少し霧がかかっており、そこにそびえる山はとても幻想的に見えると同時に少しだけ恐怖も感じました。

 山を登って行くと、所々で霧が濃かったり薄かったりします。周りに車はほとんどおらず、ましてやバイクで走っている人なんて1人も見かけませんでした。たまに物凄いスピードで追い越されたりすれ違ったりするバスとトラックが問題で、立ち止ったりヨロヨロしていると轢き殺されそうでした。

 頂上付近になると霧が一層濃くなり、スピードを出していることもあってか、2、3メートル先の視界が真っ白になりました。そして霧の水分でびしょ濡れになり、そのまま風を切っているので猛烈に寒くなってきました。

 着替えようかとも思いましたが、止まれば後ろからトラックに突っ込まれるかもしれないので、仕方なく凍えながらも安全そうなところまでバイクを走らせ続けました。

 運転中に視界を奪われることと、南国にも関わらず凍えたことは2度と忘れられない恐怖心となってトラウマ化しました。

 

辛口

 僕は辛い料理が大好きなのですが、そこまでなんでも食べられる激辛マニアというほどではありません。

 外国で食べる現地飯の辛さは僕にとっては既に激辛で、いつもヒーヒー汗を流しながら食べています。かなり無理していることもありますが、美味しいのでついついきつくても食べてしまいます。

 レストランによっては辛さのレベルを尋ねられることもあり、僕はいつも普通の辛さを選びます。既に十分辛いので、決してさらなる辛口や激辛は選びません。普通を選ぶのは既に十分辛いという理由だけではなく、トラウマも手伝っています。

 経験上、「辛口で」とか「激辛で」とかを海外で頼むと、加減も容赦もないとんでもない”痛み”を味わうことになるのです。自分のキャパシティ以上の辛さを体内に入れると、口が痛いのは言わずもがな、頭がクラクラして汗が止まらなくなり、体調が悪くなります。

 特にインドでは「激辛」は決して頼まないようにしていました。彼らはプライドをかけて辛くしてきます。

 

ガス欠

 外国でガス欠になるのは恐怖でしかありません。

 僕は東南アジアで何回かと、ニュージーランドでも一回ガス欠になったことがあります。見知らぬ道路の上で途方に暮れた時、僕はガソリンは小まめに入れようと心に誓ったのでした。

 街中ならばまだしも、町から離れた田舎道や山道を走っている際にガス欠になるともうどうしようもありません。誰かが来るのを待つか、どこかに電話をかけて助けを求めるかの二択です。

 僕はいつも通りかかった車を止めて助けを求めていました。

 注意しなければならないのは、ボロボロのバイクなんかを借りた時です。ガソリンのメーターが壊れていることが往々にしてあるので、僕はバイクを借りたらメーターがフルでもガソリンスタンドに行くようにしています。

 面倒ですが、泣かないコツは備えることです。

 

酔っぱらうこと

 外国で酔っぱらうのは気をつけなければなりません。

 日本のように道端に倒れてなんかいたら、身包みを剥がされた挙句に警察に引っ張っていかれる可能性があります。めんどくさ過ぎるので、外国ではあまりお酒を飲まないようにしており、飲んでも一杯か二杯にとどめていました。

 久しぶりのお酒は酔いも回るのが早く、誰かしらと飲んでいるとついつい飲みすぎて酔っ払ってしまいます。お酒の勢いでする失敗というのは、日本国内ならまだ笑って済ませられますが、外国ではややこしいトラブルになりかねません。

 酔っ払ってトラブルになると、最初のうちはヘラヘラしていますが、段々と酔いが覚めてくるとめちゃくちゃ後悔し始めます。タイで喧嘩に発展したことがあるのですが、完全に僕が悪く、大いに反省した覚えがあります。

 言葉や文化、ルールの壁を無視したくないので、海外で酔っぱらうことはなるべく避けています。

 

野犬

 僕は遠目に野犬がウロウロしていたら、Uターンします。

 何をビビっているんだと思うかもしれませんが、野犬に関してはビビリと思われても全然良いです。実際に僕は野犬に対して完全にビビり上がっているからです。

 旅を始めたばかりの頃は、「なんで犬ころに人間様が道を譲らないといけないんだ」とかなり攻撃的だったのですが、ネパールでわからされてからはもう土下座して道を譲っています。

 海外旅行保険に滅多に入らない僕は、現地の病院に行くことができない(金銭的に)ので、奴らに噛まれでもしたら終わりなのです。狂犬病は犬以外からもうつるので、ネコやリスに対してもへーコラしています。

 ネパールでの詳しい話は↓↓に置いておきます。

 

最後に

 いくつかのトラウマを抱えていても、それでもまだ海外に行きたいと思うので完全に自分は旅中毒だと思っています。

 これからも色んなトラウマを増やしつつも、旅を続けたいと思っています。

 

 最後まで読んで頂きありがとうございました!

 

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