テレビやユーチューブ、SNSで外国の絶景写真や異国情緒溢れる街並みを眺めているといいなあという感情が湧いてくると思います。
「でも自分はあまり旅とか海外とかって向いてないと思う。画面越しで十分」、そんな風に思っている人たちに向けた記事を書きました。実体験と実際に出会った人たちを観察して率直に思った事を書いています。
旅をして5年が経ちましたが、その始まりはほとんど初めての海外旅行からでした。友達にも、「お前がバックパッカーにハマるなんて意外だよ」とよく言われました。実際にどんな人が旅に向いているのかはやってみるまで分かりませんが、僕が意外に感じた5つのタイプを紹介しようと思います。
インドアタイプ
矛盾しているように思えるかもしれませんが、本当に向いていると思います。
僕自身かなりのインドア派ですし、旅先でもかなりこのインドア派の旅人たちに出会いました。必ず、なんでなんだろうねと笑い合うことになるのですが、一つの旅に対する誤解が理由に挙げられるのかなと思います。それは「旅では色々なところを観光するために外を動き回っている」という誤解です。
旅のスタイルなんて人それぞれなので、無理に外を観光して回る必要なんてないのです。実際に外国を引きこもりながら旅をしている人もいましたし、僕自身一ヶ月ほど宿で毎日ゲームして過ごしていたこともあります。
家でまったりするのが好きという人は、宿で好きなだけまったりすれば良いのです。
それじゃあ外国にいる意味がないじゃん! と思う人もいるかもしれませんが、ご飯を食べたり、ちょっと気が向いて散歩したり、他の宿泊客と話したりといくらでも意味はあります。むしろ、観光地を巡って写真を撮りまくるだけの旅なら、ガイドブックをなぞっているだけで面白味がないとも言えます。
旅行経験皆無タイプ
これも割とあるあるです。
「今回が初めての海外旅行なんです」とか言いながら世界一周している人をよく見ます。意外と旅に向いていると思う理由としては、今まで全く知らなかった世界に刺激されて好奇心を強くくすぐられるからです。今まで一度も足の裏をくすぐられたことのない人がその刺激に驚くのと同じです(?)。
もちろん人によってはあまり、ということもあるかと思いますが、旅の刺激に好奇心を覚えない人はいない(言い過ぎかも)と思います。
誰もが最初は初心者であり、旅に出るのに遅すぎることはありません。会社をリタイアして初めて世界を旅しているという人に出会ったこともありますし、八十を過ぎてばりばりにバックパッカーしている人にも出会ったことがあります。
勉強したことないタイプ
経験上、若い旅人はざっくりと2種類に分けられます。
高学歴か、中卒または高卒です。理由は分かりませんが、どちらかであることが凄く多かったです。
面白いのが、バックパッカーなどの長期旅行していて出会うトラブル、ぼったくりや詐欺に出会っているのは大抵が高学歴の学生でした。東大、京大、早稲田の学生がエグい詐欺で多額のお金を支払っている横で、高卒の二十歳そこそこの若者が現地人とワイワイやっているのです。
現地人の恋人を作るのも、家族絡みで仲良くなるのも「俺、勉強できないんすよね」とか言ってヘラヘラしている奴だったりすることが多いのです。
旅に勉強のできるできないは全く関係ありませんが、どちらかというと頭が硬くなるまで勉強漬けになっているタイプよりかはあまり勉強をしてこなかった柔らかい頭の持ち主の方が旅に向いている感じがします。
社交性ゼロタイプ
旅人と言うとなんだかコミュニケーションの達人、社交性の化物というイメージを抱く人もいるかもしれません。
実際にはあまり社交性のない旅人も旅を楽しんでいます。一人が好きだったり、何か考え事をしていたり、本を読んでいたり、旅での過ごし方は人それぞれです。
このタイプの人は淡々と自分の旅を噛み締めて楽しんでおり、孤高の孤独を楽しんでいます。その雰囲気を嗅ぎとったらなるべく話しかけないようにしますが、そもそもがあまり人がワイワイしているところには姿を表しません。日本人宿にはまずきません。
ちなみに社交性がゼロだけれども人と関わりたいという人には宿の共有スペース(リビングのようなところ)に居座ることと、現地ツアーへの参加をオススメします。どちらも手っ取り早く友達ができる方法で、特別に社交性がなくても旅仲間を作ることができるのでオススメです。
やりたいこと、将来の目的のないタイプ
これも自分自身がそうだったので向いていると思いました。
このタイプの人は、逆に言えば何でもできてしまいます。貯金だけつくり、会社を辞めて家を解約して住民票を抜いて世界をさすらいましょう。
理由なく世界中を放浪している人は世界で一番自由な人だと思います。
狭い世界で淡々と生きているのがつまらなく感じていたら、僕は手放しに旅をオススメします。旅をしたことによって人生が変わるとは言いませんが、そのきっかけくらいは見えてくるかもしれません。このタイプの人が全く知らない世界から吸収できることは、何かに縛られて旅をしている人よりも圧倒的です。
最後に
この記事を読んで一人でも旅に興味を持ってくれた人がいれば幸いです。
僕は旅行会社の回し者というわけではありませんが、旅をする人が増えるのは仲間が増えていくようで嬉しいのです。
このブログでは旅の初心者に向けた記事もいくつか書いているので参考にしてもらえればと思います。一つ人気のあった記事を↓↓に置いておきます。
最後まで読んで頂きありがとうございました!