これからイスラエルを旅行してみようという人に、イスラエルの魅力をできるだけ分かりやすく説明することを目的にした記事になっています。
イスラエルの治安、観光地、食べ物、物価や人々の暮らしに焦点を当て、実際に訪れて感じたことやアドバイスをご紹介します。
初めての異国における「旅行の予習」として目を通して頂ければ幸いです。
イスラエルという国(物価と暮らし)
今回は旅行における衣食住という視点で比較してみました。衣食住の比較の後には、イスラエルに関するデータをいくつか集めてきたので紹介しています。
衣
衣服に関しては日本の方が安いと感じました。イスラエルは意外と古着屋などもありましたが、日本よりは全体的に高めか同じくらいという印象を受けます。10,000円もあれば全身のコーディネートはできるのかなという感じです。
以下のピカチュウ(ピカジュウ)Tシャツの言い値は1,000円くらいと記憶しています。
食
アラブ人街の屋台は安めですが、その他は割とどこもお高めという感じです。レストランは日本よりも高いと思います。
例えばビックチェーン店のNew Deliのサンドイッチは以下の写真のものが25シェケル(764円 ※2020.03.26)で楽しめます。ポテトと飲み物を付けたら1,000円こえてきます。
住
イスラエルはホテルも高いです。ゲストハウスやホステルといった安宿もありますが、ドミトリーでも2,000円近くは覚悟した方が良いです。
ホテル比較サイトのブッキングドットコムで調べてみたところ、エルサレムで1番安い部屋は1泊1,800円でした(※2020.03.25)。
下にスクリーンショットとブッキングドットコムの公式サイトを貼っておきます。
【Booking.com】世界のホテル割引予約ビックマックの価格
世界中にあるマクドナルド。その代表的なハンバーガーの「ビックマック」の価格はその国の物価を知るための一つの指標として使われることがあります。
イスラエルのビックマックは17シェケルです。日本円で約525円(2020.03.25)です。
The Economist
日本のビックマックが390円なのでイスラエルのハンバーガー(外食費)はかなり高いと言えるでしょう。
その他のデータ
人口:900万人【2019年次】
平均月収:3,146USD(約350,545円 ※2020.03.25)【2019年、12月次】
失業率:3.35%【2020年、2月次】
観光収入:72億USD(約8,019億円 ※2020.03.25)【2018年次】
入国者数:34万人【2020年、2月次】
CEIC
イスラエルの治安
イスラエルの治安は世界で第146位です。
これは「The Institute for Economics & Peace」という機関の「Global Peace Index Rankings 2019(世界平和度指数ランキング)」が発表した順位です。
ちなみに日本の順位は第9位です。イスラエルは日本よりもランキングが137つも離れており、治安に関してはそのくらいの差があるという事を頭に入れておきましょう。
実際の犯罪被害
エルサレムの街中で物売りの老人に話しかけられ,更に子供たちに囲まれ,気を取られている隙にバッグから財布が抜き取られる。
外務省
テルアビブのホテルにて朝食中,見知らぬ者に声をかけられているうちに,他の者によって座席の横に置いていたバッグが盗まれる。
外務省
エルサレムの街中で物売りの老人に話しかけられ,更に子供たちに囲まれ,気を取られている隙にバッグから財布が抜き取られる。
外務省
防犯対策
あまり考えたくはないですが、被害に遭遇するかもしれないと考慮に入れて保険をかけておくことも重要です。短期間の旅行であればわざわざ海外保険なんかには入る必要はありませんが、せめて海外保険が自動でついてくるクレジットカードを一枚持っておきましょう。万が一の備えになります。
オススメのカードを一枚ご紹介しておきます。
エポスカードの公式サイトです。年会費無料なのに海外旅行保険が自動付帯してくるので作っておいて損はないのかなと思います。
外国での盗難対策についても詳しくまとめているので↓↓をどうぞ。
主な観光地
エイラート
サウスエリア
死海
エルサレム
ノースエリア
テルアビブ
ユダヤ・サマリア(パレスチナ)
参考:イスラエル観光省
上記に挙げた場所にはそれぞれにたくさんの観光スポットがありますが、これだけでも観光地のほんの一部にすぎません。
イスラエルを旅行する際には目的別に行き先を決めるのが良いと思います。
イスラエルの食べ物
イスラエルでは多国籍料理が食べられており、様々な国の料理が独自にアレンジされていたりします。まだ国としての歴史も浅いため(1948年5月14日建国)、伝統的な食べ物というものはあまり存在しませんが、「ユダヤの歴史」という視点からユダヤの食文化とユダヤ料理をご紹介しようと思います。
ユダヤ教では食に関して厳しい規律が設けられています。僕の知識と調べた内容を箇条書きします。
・ブタは食べられない。
・エビやカニなどの甲殻類は食べれられない。
・生き物の血は食べられない。
・肉と乳製品を一緒に食べられない。
・基本的に混ぜちゃダメ(カツ丼とかNG)。
・魚はOKでもうなぎはダメらしい。
・タコとかイカもNG。
・反芻する生き物は食べられる。
・食べられる動物の条件に足の形に決まりがある(詳しくは知らない)。
・鳥でも食べられない種類がたくさんあるが、ニワトリはOK。
・食べられる昆虫の種類も限られている。イナゴはOK。
・ハエはダメということなので、料理に混入していたら大変。
・上記の食べ物を食べている動物でも条件を満たしていれば食べてOK(ハエを食べたニワトリも食べてOK)。
・ニワトリなどのOKな肉でも、自然に死んでいたら食べられない。
・人間以外に殺されていてもダメ。
ゲフィルテ・フィッシュ
ロックス
ハッラー
ゲブラーテン
ピエロギ
実際に訪れてみて
イスラエルは洗練された先進的な雰囲気と歴史の渦中であり続けた(あり続けている)街とが混ざり合った不思議な国でした。
イスラエルを旅行するにあたってのアドバイスと感想を箇条書きしたので参考までにどうぞ。
・物価が高い!日本並みかそれ以上!
・宿が高すぎという人にはAirbnb(民泊サービス)も検討の余地あり。
・街中を電動スケーターで走る人たちがいてかっこいいけど事故には気をつけて。
・テルアビブはかっこいいけど昼間からマリファナくさいカフェ多い。
・入出国の審査が世界一厳しいという噂は伊達ではない。
・伊達ではないが、アラブ諸国のスタンプさえなければ特に警戒しなくても大丈夫。普通よりも質問が多いくらい。
・死海は思っている10倍浮く。
・長時間死海に入っているとお尻がヒリヒリする。
・ベジタリアン、ヴィーガンは外食しやすい環境。
最後まで読んで頂きありがとうございました!