【生物のいない死の海】イスラエルの死海はめちゃ楽しい!【現地の注意点と感想】

イスラエル編

 死海はどこにあるのかというと、イスラエルとヨルダンにあります。

 死海を旅行のメインにしても良いくらいに楽しかったので、ご紹介しようと思います。楽しすぎてあまり写真を撮れていないのが悔やまれますが、また行くしかないというモチベーションの一つになっているのでまあ良しとします。

 この記事では死海について、行ってみた感想、現地で気づいた注意点をつらつらと書いています。

 

死海とは

 

 死海はイスラエルとヨルダンに挟まれた湖です。

 名前は死海となっていますが、海ではなく塩湖です。塩湖はその名の通り淡水ではなく塩水の湖のことです。死海の他にもボリビアのウユニ塩湖が有名です。

 普通の海の10倍の塩分濃度を誇る死海では、それが故に生物が存在しません。それが死海と呼ばれる理由なのですが、厳密にいうと微生物的なヤツらはいるそうです。

 死海はエリア的に乾燥していて暑いため、水が蒸発して塩が残り、塩分濃度が高まるのだとか。近くの温泉に含まれる塩分が死海に影響しているとも言われているそうです。

 さらに死海では浮力も普通の海より高く、浮き輪なしでも水に浮かぶことができるのです。

 そしてなんと死海は海抜マイナス430メートルということで、地表で最も低い場所にあるのだとか。偶然の一致なのか、その海抜の低さが由来して塩だらけなのか、とにかく不思議な場所です。

 

 死海はヨルダンからでもイスラエルからでも行くことができますが、イスラエルから行く人たちの方が多いようです。僕もイスラエル側から行きましたが、その理由は先人の旅人たちにオススメされたからです。

 ヨルダン側の死海は行ったことがないので実際のところは分かりませんが、イスラエル側の方が綺麗だと聞きました。後、肌の露出を嫌うイスラム教の国で水遊びもナンセンスかなと思ったのでヨルダン側は避けました。

 いつかヨルダン側の死海も行って、イスラエル側とどう違うのか比べてみたいと思っています。

 

実際に行ってみた!

 

 イスラエルのエルサレムから死海へのバスが出ています。

 エルサレムのバスステーションの場所を置いておきます。

 

 死海に行きたいと言えばどのバスに乗れば良いのか教えてもらえます。死海行きのバスの車内は自分たちと同じような観光客が多く乗っていました。

 ちなみにですが、死海は無料で入れて無料でシャワーも借りることができます。物価の高いイスラエルで喘いでいる旅人でもバス代さえあれば楽しむことができます。

 一方でプライベートビーチを持ったホテルやリゾートもあって、プールが利用できたりビュッフェを楽しんだりと贅沢な気分を味わえるそうです。行きませんでしたが、話に聞く限りだとかなり良いけどまあまあお高いということです。

 

 死海のビーチは思っていたよりもビーチでした。

 実際は海ではなく湖と聞いていたので、砂がサラサラのビーチではないのだろうとイメージしていましたが、ちゃんと砂サラサラのビーチでした。ただ時折砂の中に塩の結晶やゴミが落ちていたので、素足で歩く場合は注意が必要です。

 いざ死海に足を踏み入れると、生暖かくて少しだけぬめりがあるように感じましたが普通の海と大差ありません。しかし、どんどんと足を踏み入れて行くに連れて違和感を感じ始めます。足を浮かせて腰を水に預けると、グイッと持ち上げられるように身体が浮き上がります。体勢を上手くコントロールするのにコツがいりました。仰向けとうつ伏せで浮くのは簡単なのですが、横向きに浮かび上がろうとするとバランスを崩してグルンと仰向けかうつ伏せに戻されてしまいます。

 見えない何かに支えられるようにして浮き上がる新感覚に、しばらくの間は時を忘れてはしゃいでしまいます。

 

 

注意点と感想

 

 実際に死海に行って気づいた注意点と感想を箇条書きしたので参考までにどうぞ。

 

・長時間死海に入っているとお尻の粘膜がやられてヒリヒリする。目安は1〜2時間。

・無料のエリアは貴重品を預けておく場所がない。その辺にほっぽり出している人たちも見かけたけど、やめておいたほうがいい。

・1人で行くとちょっと寂しい。一緒に誰かとはしゃぎたいスポット。

・本か新聞を忘れないように。死海に浮かびながら読むフリしたい。

・スマホを落としたらほぼほぼ死亡らしい。塩水中の塩水なので耐水でも危ないとか。

・みんな舐めるんだろうけど、先に教えておくとアホみたいに苦い。

・死海の中を歩くのはビーサンかクロックス推奨。塩の結晶が割とザラザラで痛い。でも素足でも歩けなくはない。

・潜ろうとしてもグイッと引き戻される感覚は楽しいが、潜ったら最後、髪の毛は塩まみれでキッシキシ。

・死海を出ると身体が塩まみれになり、それを舐める専門の虫みたいのがいる。蚊みたいな小さなヤツらだけどチクッとすることがある。

・行きも帰りもバス推奨。乗合いのバンみたいなのもあるが、金額交渉と時間が読めないのがネック。満員にならないと発車しないが、多めにお金払えば発車してくれる。

 

最後に

 イスラエルかヨルダンへ訪れた際にはぜひ死海に訪れてみてください。

 世界でここだけの不思議スポットです。大抵の場合、不思議スポットは長時間かけたりしんどい思いをしないとたどり着けないようなところが多いですが、死海はバスに乗っているだけで楽々たどり着けます。

 

 イスラエルという国についてもまとめているので↓↓をどうぞ。

 

 最後まで読んで頂きありがとうございました!

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