イスラエルでは旅人も現地人も不思議な雰囲気を持った人に多く出会いました。
アーティスティックな人たちがたくさんいて、街の感じもかなりオシャレでカッコ良く、全体的に洗練された先進国という印象を受けました。色んな意味で日本とはかけ離れた感覚を持った人が多いようにも感じました。宗教に関しては割とふんわりとした日本に比べて、3つの宗教が重なり合う聖地を持つイスラエルでは環境からしてかなり違います。
今回はそんなイスラエルで出会った旅人たちを何人か紹介しようと思います。
年配ヨーロピアン
ヨーロッパのどこの国だったか覚えていないのですが、おじいちゃんのヨーロピアンに出会いました。
彼は1人でイスラエルに旅行に来ており、その目的が面白かったので良く覚えています。彼がイスラエルにやってきたのは、死海が目当てだったのです。死海とは塩分濃度が高すぎるが故に、勝手に身体が浮いてしまう不思議な湖のことです。
まあ確かに死海はめちゃくちゃ楽しいのでそれが目的でイスラエルに来ることは何ら不自然ではないのですが、聞くと彼は死海にはもう10回近くは来ていると言うのです。
特にヨルダン側よりもイスラエル側の死海がお気に入りらしく、時間を見つけてはイスラエルの死海にプカプカと浮かびにやって来るのだとか。
イスラエルは世界一入出国審査の厳しい国と言われます。彼は入出国が多いので特段時間がかかるとこぼしていました。実際に入国を拒まれたこともあるんだと不満気に首を振っていたのを覚えています。
日本人夫婦
イスラエルでは日本人の旅人にはほとんど会いませんでした。
2人は世界中のゲストハウスを泊まり歩いており、自分たちのゲストハウスを開業するために勉強しているのだとか。彼らは既に一年ほど旅を続けており、季節はまだ5月でしたが2人は真っ黒に日焼けしていました。
チラッと見せてもらったのですが「世界の安宿メモ」をかなり丁寧につけており、めちゃくちゃ興味深かったです。どこかユニークな安宿があったか尋ねると、2人とも喋りが止まりませんでした。所々で僕も泊まったことのある宿の名前なんかが出てきたりして、その日は大いに盛り上がりました。
ちなみに僕が泊まってみたいと思った宿の一つに、南米にある洞窟のゲストハウスの話を聞いたのですが名前を忘れてしまいました。安宿というほど安くはないらしいのですが、岩肌の横で眠る体験は中々面白かったと聞いてめちゃくちゃ興味深かったです。
カレー屋さん
イスラエルで出会ったレア日本人の1人です。
日本でカレー屋さんを開くということで、世界中のカレーを食べ歩きながら旅をしているのだとか。旅のメインはインドだったということで、カレーにあまり関係のない国も多少回っていると言っていました。
インドは半年近く周っていたとのことでしたが、カレーの食べ過ぎで腹を壊したお陰でカレーが嫌いになりかけたと話していました。
「カレー屋じゃなくて、本気でビリヤニ屋にしようか迷ったよね。でもビリヤニも日本人からすればカレーみたいなものかなと気づいてやっぱりカレー屋にしようと思い直したんだ」
開業したら連絡をくれるとのことでしたが、まだ連絡が来ていないということは引き続き旅を続けているのかなあと思っています。僕的にはビリヤニ専門店の方が興味があったのですが、連絡が来たら行ってみようと思います。
ハワイの達人
イスラエルでハワイの達人に出会いました。
「どこどこの国が好きでそこにばかり行く」という人は珍しくありません。イスラエルにいた彼女はハワイがとにかく大好きということで、休暇はいつもバカンスに行くと言っていました。
イスラエルには仕事のついでに立ち寄ったということで、観光には興味ないからと宿で僕とダラダラ話をしてくれました。
僕はハワイに行ったことも興味もなかったのですが、流石に熱烈に語る彼女に感化されて行ってみたいと思うようになりました。何が一番の魅力なのかを尋ねても、一つではなく永遠にオススメポイントを吐き出してきます。
そんな中で僕が面白いなと思ったのはハワイには仙人がいるという話です。
ハワイは海やビーチばかりがスポットライトを浴びがちですが、実は山も凄いのだと彼女は語ります。観光地の代表格のようなハワイでも、山はまだまだ未開拓なところがたくさんあり、そういう山の奥には仙人がいるのだとか。
彼女はその仙人の元に乗り込み、瞑想の仕方を教わったと言っていました。僕はあまり瞑想には興味がないのですが、仙人に会いにハワイの山に行くというのは中々面白そうだと思いました。
最後に
イスラエルに関してもいくつか記事をまとめているのでコチラの一覧をどうぞ。
僕が長年放浪している間に出会った色んな旅人についてもたくさん記事を書いているので覗いてもらえたら幸いです。中でも人気のあった旅人の記事を一つ置いておきます↓↓。
最後まで読んで頂きありがとうございました!