長く旅をしていれば失敗の一つや二つ、三つや四つ、いくらでもあると思います。
僕の失敗談はどれもしょうもないことだらけなので、中でも多少意味のありそうな物をピックアップして3つ紹介しようと思います。旅行や旅で失敗を犯すと、もしかしたら全て台無しになってしまうかもしれません。その予防策は1つでも多くの失敗した経験談を知っていることだと思います。
人のブログやSNSの失敗談を読んで、「アホだなあ」と笑いながら全く同じ目に遭ったこともあるので、知っているだけではなく自分事として捉える必要がある人が僕です。
リッチ旅夫婦について行ってしまった話
エジプトを旅していたときの話です。
ナイル川を渡らなくては辿り着けない遺跡があるのですが、その船渡し料がえらい足下を見てくるのです。船は人数がいればその人数で割り勘できて安くなるので、僕は船着場で観光客に声をかけてまわっていました。
何人か集まった中に、ポルトガルから来ていた若い夫婦がいました。彼らは2人で船に乗り込もうとしていたのですが、それだと高いからと一緒の船に誘いました。
一通りの観光を終え、その夫婦と仲良くなったのでご飯でも行こうかということになりました。ついでに宿はとっているのかと聞かれ、翌日からの宿はまだ決めていないと伝えました。
今自分たちの泊まっているホテルがとても良いところだから、よかったら予約しておいてあげると言うのです。彼らは翌日には移動するとのことでしたが、僕は2つ返事でよろしくと言ってしまいました。
その日の夕食後、僕は安宿の片隅で震えていました。なぜなら、その夕食は僕の1週間分の食費よりも高い金額だったのです。さらに、それを考えると翌日予約してもらったホテルもとんでもない金額に違いないのです。
2人はポルトガルの銀行員だか不動産だかの会社で働いており、金銭感覚が明らかに僕とは違いすぎたのです(僕が低すぎる)。
結果ホテルは1泊5,000円ほどだったので思っていたほどではありませんでしたが、1泊1,000円をきる安宿小僧の僕は血の涙を飲んでカードで支払いました。そして貧乏根性が炸裂して、泊まっていた3日間はホテルからほとんど外出せずに引きこもって贅沢な部屋を満喫していました。
聖域で水着になってしまった話
カンボジアの一部の観光地では、肌の露出が許されていないところもあります。
仏教国であるカンボジアは歴史的に貴重な建築物や遺跡が数多く存在し、中には布を巻くなどして肌を隠さなくては見学できないという場所もあるのです。
僕は旅仲間を募って割と大人数で、ある寺院の遺跡に行きました。その後にプールに行くという予定もあったので、その日1日は水着にTシャツという格好でした。
遺跡からは絶景を眺めることができ、みんなは写真を撮りあったり、おしゃべりをしたり、黄昏てみたり思い思いに楽しんでいました。
久しぶりの団体行動ということもあり、いつも以上にテンションの高かった僕は、写真撮影の時に上裸になってしまいました。
そしてわいわいやっていたら、案の定常駐していた警備員さんたちがやってきてめちゃくちゃに怒られました。せっかくの楽しい雰囲気をぶち壊してしまい、申し訳ない限りでした。
車にはねられても保険がなくて宿に帰った話
ドイツのデュッセルドルフをふらふらしていたら、横道から出てきた車にはねられました。
はねられたと言っても、空高く舞い上がるような強烈なものではありません。
ドンッとぶつかられて道端にドタッと倒れた程度です。僕がもう少しガッチリとしていたら、きっと倒れることもなかったと思うくらいの衝撃でした。
とは言え、車とぶつかったことはぶつかったので、運転手とその奥さんぽい人が慌てて降りてきました。年配の方たちで、Are you ok? 以外はドイツ語だったので何を言っているのか分かりませんでしたが、おそらく病院に連れて行くよ的なことを言っていたのだと思います。しきりに車に乗り込めとジェスチャーしていました。
海外保険に入っていない僕は病院に連れて行かれるわけにはいきません。多額の医療費を自費で請求されたら貧乏小僧の僕は終了だからです。
全然怪我もなかったので、大丈夫大丈夫とそのまま宿に帰りました。
宿に帰ってから高校の保険体育の先生が言っていたことを思い出しました。
「交通事故に遭ったら必ず病院に行くこと。その時は大丈夫でも、後から何かしらの症状が出る可能性がある」
その夜は震えて眠りましたが、数年経った今、特に何もない(おそらく)ので幸運でした。その時、海外保険の大切さを実感しました。
最後に
普通は海外旅行ではあまり失敗したくないと思う人が多いと思います。
僕は面白い話のネタになるなら多少の失敗はむしろ経験したいと思っていますが、短期旅行などの時間に限りがある状況ではやはり失敗はなるべく回避したいです。反面教師としてはあまり参考にならないような失敗談でしたが、リッチな人たちと遊ぶとき、神聖なエリア、そして車には気をつけましょう。
似たような記事で海外でのお酒の失敗についてもまとめているので↓↓をどうぞ。
最後まで読んで頂きありがとうございました!