地を這う極貧バックパッカーの求める安宿の最低条件
極貧バックパッカーは毎日節約に追われる日々です。
どこをどう切り詰めようか、どこにお金をかけようかを考えて生活しています。そして、必ず必要となる費用の食費と宿泊費をいかに削れるかがとても重要になってきます。
必要経費を切り詰めると言っても毎日パンにバターを塗って最安値の宿に泊まり続けるというのも面白味がありません。ご当地グルメに舌鼓を打ち、多少の満足度のある宿に泊まらないと旅を楽しむことができません。
今回は世界を放浪するうちに徐々に出来上がった”基準”、僕の求める安宿の最低条件を紹介しようと思います。「このレベルの安宿なら継続して泊まり続けられる」というもので、”我慢して一泊できる”レベルの安宿ではありません。
”我慢して一泊できる”最低条件は「人間以外が泊まっていない」ことのみです。
立地
安宿に探す際に、まあまあ気にするポイントではありますがそこまで重要ではありません。
何もない辺境の地ではかなり格安の安宿が存在したりしますが、周りは一面畑とかの環境下だと満足に観光もできません。都心であるか、交通の便が良い場所が理想的です。
どの国でも安宿の立地は意外と悪くなかったりするので、そこまで躍起になって場所選びをしたりはしませんが、最低ラインがあるのは確かです。
都心に30分で出られる距離、または環境がめちゃ良いのどちらかを兼ね備えている場所が最低ラインです。環境がめちゃ良いというのは絶景を目の前にしていたり、気持ち良い自然の中にあったりということです。
設備
ホットシャワーが設備における唯一の条件です。
部屋の鍵もロッカーもランドリーサービスも朝食もドライヤーもブランケットもマクラもいらないのでホットシャワーだけは欲しいです。
水でも最悪諦めますが、連泊はきついです。ネパールやインドは水シャワーがほとんどだったので精神を削られました。
バスタオルがあるとかなり嬉しいですが、必須ではありません。共有スペースは是非欲しいのですが、安宿で共有スペースのない宿は見たことがないのでベッドと同じくらい当たり前のものと思っています。
設備というか、ペットのいる宿はめちゃ好きです。動物がいる宿は国によっては結構見かけますが、めちゃくちゃ賛成派です。猫の場合はアレルギーがあるのですが、可愛いので全然ウェルカムです。
部屋
コスパ的にドミトリー(相部屋)一択ですが、たまにシングルルームの方が安かったり、フラリと一緒になった旅人とツインで泊まった方が安く済むのでそうしようとなることはあります。
ドミトリーの綺麗な宿は信用できます。逆に、ゴミが散乱していたり宿泊客の質が悪い時には長居は無用です。
ドミトリーに泊まる以上、同室人はとても重要になってきます。お気に入りの宿だったとしても、変な奴が同じ部屋になって居心地が悪くなったら、部屋か宿を変える必要があります。
なのでドミトリーでの条件を挙げるなら、「ある程度の清潔さと人」ということになります。清潔さに関してのハードルはかなり低く、多少ホコリが積もっていたり髪の毛が落ちているくらいは全くどうでも良いです。長期滞在するなら行き届いていなくても一生懸命掃除している宿を選びます。
逆に人に関しては割と重要視しています。人さえ良ければ多少汚い宿でも居座ったりもします。
ベッド
ベッドはそれこそ何でも良くて、ブランケットもマクラもいらないのですが、どうしても我慢できないことが一つあります。
ギシギシなりすぎるベッドです。大袈裟ではなく、呼吸するだけでギシギシなるベッドに遭遇したことがあります。そのドミトリーは4人部屋だったのですが、寝返りはもちろん、ちょっと咳しただけでもベッドが軋むので夜中めちゃめちゃうるさいのです。あちこちでギシギシギシギシしており、眠れたもんじゃなかったです。
なのできしまないベッドというのが最低条件です。
理想を言うとカプセル型の清潔なベッドが1番好みですが、中々そういうわけにもいきません。余談ですが、僕は基本的に長期滞在するなら下段のベッドで、初めて来た宿やすぐに移動するような場合は上段のベッドを取ります。上段のベッドの方が断然好みで、理由は防犯対策と安宿の安ベッドが壊れて潰されるという死に方だけはしたくないからです。
最後に
長期滞在する際にはまず、そのエリアで最安の宿に脳死で一泊することにしています。
そこから少しだけ予算を上げて、気になる宿を拾ってお気に入りの宿を探していきます。面白いのが、最初に泊まった最安の宿を越える居心地の良い宿が見つからずに終わるということもあるのです。最安にして最高だったりするわけです(たまーーーーーにですが)。
他にも旅に関するエピソードやノウハウをまとめているのでコチラの一覧をどうぞ。
最後まで読んで頂きありがとうございました!