【5つの誤解】誤解された海外旅行の実態

旅のノウハウ・etc

 海外旅行と聞くとポジティブなイメージを持つ人は多いですが、一方でネガティブな事を考える人も少なくありません。

 これは、漠然と「なんだか怖そう」「危険そう」「分からない」と頭が拒否してしまい、テレビやSNSで外国の綺麗な景色や街並みに心を動かされはするものの実際に身体までは動かさせないという人たちに向けた記事です。

 よく耳にする”外国”全体に対する5つの誤解を少しでもクリアにできればと思います。

 

トイレが汚い

 

 全体的にトイレが汚い国というのは存在します。

 しかし、そんな国でも場所を選べば日本並みに綺麗なトイレはたくさん存在します。デパートやレストラン、近代施設のトイレは大抵は綺麗に掃除されています。トイレットペーパーは持参した方が無難ですが、ここでは用を足せないというレベルのトイレに出会うことの方が珍しいです。

 ただし、一部の国や地域(特にイスラム圏)は水で洗い流す習慣があるのでトイレがいつもビチャビチャだったりします。それを汚いと感じてしまうのなら、厳しい国がいくつかあります。

 しかし、それはほんの一部ですし、比較的汚そうと言われる東南アジアやアフリカなんかでもトイレは日本並みに綺麗です。日本だって汚いところは汚いですが、どこの国もそれは一緒です。

 どうしてもトイレが怖いというのなら、インドとイスラム圏以外の国へ行けば問題ないかなと思います。イスラム圏も別に全然綺麗ですけどね。インドは擁護できない部分があります(ディスっていません。大好きな国です)。

 

 

お金のかかる贅沢な遊び

 

 外国に旅行なんてお金持ちですね〜という認識はもはや過去の記憶、化石です。

 今では国内旅行の方がよっぽど高く着くでしょう。僕からしたら、日本で遊んでいる人たちの方がよっぽどお金持ちです。飲みに行くだけで3,000円とか放り投げていますが、僕はその3,000円で3日間海外生活できます。

 国によって物価の違いがあるので一概に海外旅行は安いとは言えませんが、高いと思うのなら物価の安い国へ行けば良いのです。幸運にも日本は割と物価の安い国々が近くにある方です。

 物価の高い低いで旅の良さが変わるわけではありません。まずは極貧バックパッカーなんかから始め、スウィートルームを泊まり歩くラグジュアリー旅は特別な時ために取っておくのも良いと思います。

 

ご飯でお腹を壊す

 

 外国で食中毒になっては大変です。確かにその通りですが、確率はそこまで高くありません。

 基本的に「生」を避けるだけで回避できるので、そこまで気にする必要もないのかなと思います。長期の放浪で無数の旅人たちと出会ってきましたが、食べ物が理由で病院に運ばれたりする人はめちゃくちゃレアです。

 そういう人たちは大抵「生」に手を出していることがほとんどなので、怖い場合は水も市販されているもの買うなど気をつければ大丈夫です。屋台のご飯も基本的には大丈夫です。

 ”お腹を壊す”をどれくらいのレベルで考えているのかにもよりますが、多少緩くなったりトイレに行きたくなったりするレベルならすぐに解決可能でそこまで問題になりません。

 汚い話ですが、下痢になったからといっても別にどうということはないと思うのは言い過ぎでしょうか。僕は気にもしたことがないのですが。

 

犯罪だらけ

 

 日本に比べたら確かに海外は犯罪だらけかもしれません。

 しかしそのほとんどは軽犯罪です。スリや置き引きなんかで、ひったくりや強盗なんて普通にしていれば出会う確率はかなり低いです。

 5年ほど外国をフラフラしていますが、命の危険を伴う事件には一回も遭遇したことがありません。何故か? 気をつけているからです。

 少し、日本にいる時よりも少しだけ気をつければ良いのです。それがめんどくさいというのであればどうしようもありませんが、僕は思うのです。日本は軽犯罪も少なくて天国ですが、それは圧倒的に少数派で、周りの国の人たちはみんな当たり前のように自己防衛ができています。外国へ行って学べることはたくさんあります。自己防衛の意識や手段を身に付けることは生きる力になるし、これから日本には良くも悪くももっとたくさんの人たちが外国からやってきます。国内と国外の垣根が希薄になるに連れて、日本人も国際的な”常識”を身に付ける必要が出てくるのかなと考えます。

 日本から見れば”犯罪だらけの海外”かもしれませんが、国際的に見れば日本は”非常識に安全な国”ということです。素晴らしいことですが、個々人の防御力が弱いことは自覚した方が良いと思います。

 犯罪が怖くて外国に行けないと言っても、多少お金を盗まれるくらいです。盗難対策についてはまとめている記事があるので↓↓をどうぞ。

 

英語、現地語が話せないと何もできない

 

 一番大きな不安はコレなんじゃないでしょうか。

 はっきり言って英語も現地語も必要ありません。現地語は多少覚えると現地の人たちと仲良くなれたりするので、コミュニケーションツールとしていくつか覚えておくと良いですが、必要不可欠ではありません。

 英語に関しては、日本の義務教育を受けていれば既に必要なものは全て揃っています。そんなの全く覚えていないよ! という人もいるかもしれませんが、全然問題ありません。「ONE」が言えればレストランやカフェで注文ができますし、「TWO」が言えればもう一個頼めます。

 英語や現地語に関しては、あればより楽しめるというぐらいのもので、喋れないからといってマイナス要素にはなりません。

 事実、英語を全く話せない旅人はいくらでもいますし、現地に住んでいる人でも日本語しか話せないという人はゴロゴロいるのです。

 何故? と思うかもしれませんが、観光には言葉なんていらないのです。

 何かトラブルになったときに不安だ、という意見は分かります。どんなトラブルを想定しているのかは分かりませんが、その時は現地の日本人に助けてもらいましょう。今やジャパニーズレストランのない国の方が珍しいくらいです。

 世界中に日本人はいるので力を貸してもらいましょう。

 

最後に

 外国での一般的なネガティブイメージを書き出したつもりですが、上記にある要素が全くないのかというとそういうわけではありません。

 おそらく、注意を促すために多少大袈裟に表現してきた優しき先人の旅行者の言葉が大きくなり過ぎてしまったのかなと思います。つまり、多少はネガティブな側面もありますが、そんなに大きく取り過ぎると海外旅行や旅といった至高の楽しみを味わえなくなってしまうので程々に受け取っておくのが良いと思います。

 

 旅に関するエピソードやノウハウもまとめているのでコチラの一覧をどうぞ。

 

 最後まで読んで頂きありがとうございました!

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