旅先でのしょうもない失敗集
長期で海外放浪をしていると様々なトラブルや失敗に出会います。
外国は日本とは勝手が違うことがたくさんあり、勘違いや思い違いから予想の出来ない事態に発展したりします。
今回はそんな数々の失敗の中から、しょうもないものをピックアップして紹介します。話に聞くとくだらないけど、実際に自身に降りかかるとやっかいな失敗集です。
カラオケ
外国を歩き回って一年くらいすると、多くの人は日本食が恋しいと言います。
僕ももちろん恋しくなりますが、日本食よりも恋しくなるのがカラオケなのです。別に日本に居るときに毎日のように行くというわけではありませんが、月一くらいで行きたくなることがあります。
一年は十二ヶ月なので、一年間で十二回カラオケに行きたくなっています。好きな時に歌えないというストレスもまた外国ならではです。
オーストラリアのアジア人街を韓国人の友達と歩いていたときのことです。なんとカラオケを発見したのです!
しかも結構綺麗でなんだか雰囲気も悪くありません。きっと最新の機器が置いてあるに違いありません。
海外でカラオケなんて珍しい! ということで、僕らは早速中に入りました。料金の説明を受け、わくわくしながら久しぶりのあの小部屋に入りました。日本のカラオケの個室と同じ感じですが、やや広めという印象です。
よっしゃ早速歌おうかと曲を調べようとしたのですが、そこでトラブル発生です。全て中国語なのです。英語に変換することはできましたが、英語の曲はありませんでした。英語タイトルの中国語の曲しかありません。
K-POPならまだギリギリ分かりますが、中国の曲は一曲も知りません。店員さんに聞いても、中国の曲しか入ってないとのことで、僕らの二時間は中国語のBGMをつまみにコーラを飲んで終わりました。
ツアー
タイのある遺跡のツアーでの出来事です。
利用しなければ観光できないような場所でない限り、普段はツアーを使うことはないのですが、この時はなんとなく申し込んだのでした。
一人旅が長過ぎて、久しぶりに誰かと話したい、あわよくば友達でもできないものかという下心を持ってツアーを申し込んだというのが本心かもしれません。実際にツアーは友達を作るのにはかなり適しているので、そういった目的がある場合には割とオススメの選択肢です。
ツアー会社の受付に、「どうせならアジア人たちが多いグループに入れてあげよっか?」と尋ねられました。
日本語も久しく話していなかったので、ありがたくそうしてもらうことにしました。僕は久しぶりにお喋りできることと、もしかしたら可愛い女の子が来るかもしれない!なんてことを夢見ながらウキウキと次の日を楽しみにしていました。
当日、待ち合わせ場所で僕はバスを待っていました。
そしてその時から薄々あることを感じとっていました。バスに乗り込み、その予感は確信へと変わっていきました。
あろうことか僕は中国人団体客の中に放り込まれたのです。周りはみんな知り合いらしく、完全に僕は「誰だコイツ」的な目で見られています。
若い子の姿はなく、おじちゃんとおばちゃんの集団で、バス車内はパチンコ屋みたいな騒々しさです。
何度か中国語で話しかけられましたが、もちろん受け答えできず死亡です。優しいおばちゃんがお菓子をくれたりアメをくれたりしましたが、もういっそのこと無視して欲しかったです。
僕はその日一日ツアーの受付を恨んだのでした。
空港
羽田空港か成田空港かど忘れしましたが、韓国へ行くときのことです。
僕は完全に舐めていたのです。
日本からのフライト、近場の韓国、現地には友達、このような生ぬるい条件では今までの厳しい旅とは比べものにならないとタカを括っていたのです。
フライトは午前の便なので、僕は前日から前乗りすることにしました。空港の近くの温泉に入り、また数ヶ月か数年食べられなくなる日本の日本食を味わいました。
空港泊するか、マンガ喫茶に泊まるか悩みましたが、一応万全を期するために空港泊することにしました。
ゆっくりできそうなところを見つけて横になり、目覚ましをセットしてからスマホをいじり、そのまま寝落ちしました。
目覚ましのアラームが鳴る前にふと目が覚めました。
ちょっと早めにチェックインだけしとくかとカウンターに向かい、Eチケットを見せます。
「3時間前の便ですね」
何が起きたのか理解できませんでした。スマホを見るとすでに午後1時を回っています。
寝ぼけた頭が段々とクリアになっていき、意味が分かってきました。原因は目覚まし時計にありました。
僕は小さな目覚まし時計を持ち歩くことがあります。それは腕時計とかではなく、四角いキューブの目覚まし時計です。サイズは小さいですが、とんでもない音がなるので絶対に寝過ごしません。
今回もその目覚まし時計を使っていたのですが、それが思っていた時間通りに鳴らなかったのです。
理由は日本時間に設定し忘れていたことです。前回僕はハンガリーにいたのですが、そのハンガリー時間のままになっていたのです。
結局、次の日のフライトをとり、実質4倍近い価格を支払って韓国に飛んだのでした。
最後に
このような小さな失敗は無数に繰り広げている気がします。
旅のトラブルも醍醐味の1つですが、どうせならもっと派手で話題性のあるトラブルに出会いたいものです。
トラブル関係の記事で人気のあったものを1つ↓↓に置いておきます。
最後まで読んで頂きありがとうございました!