【天空の遺跡と絶景の絶壁】プレアビヒアの行き方、費用、道のり【カンボジア】

カンボジア編

 プレアビヒアはヒンドゥー教の寺院で、1000年以上も前にクメール人たちによって造られました。切立った崖に建築されているのが特徴で、寺院の遺跡自体はあまり綺麗に残ってはいませんが、その崖からの景色は壮観です。

 2008年、2011年にタイとこの寺院を巡って衝突が起きており、数十人の死傷者が出ました。しかし現在は治安も安定しており、紛争の心配もないということでシェムリアップからのツアーも出ています。

行き方

 プレアビヒアの行き方は簡単です。タクシーかバンをチャーターするか、ツアーに参加しましょう。

 人数が少ない場合はタクシー。多い場合はバンです。

 1人の場合はツアーに参加するか、シェムリアップのホテルやゲストハウスに聞き込みに行くのもありです。もしバンやタクシーに空きがあるなら、一緒に行かせてもらいましょう。

 僕はいくつかの日本人宿にプレアビヒアへ行きたい人がいないか聞き込みをして人数を揃えたことがあります。タクシーやバンは1台当たりにお金がかかってきますので、大人数であればあるほど安くなります。

 

費用

 バンもタクシーもあまり値段の違いはないようですが、全ては交渉次第です。僕が聞いた限り最安値はバンが110ドル、タクシーが100ドルでした。

 バンの場合は人数が揃えば1人10ドル程度で行くことができるので、めちゃくちゃお得です。タクシーの場合は25ドルくらいですが、これも交渉次第でしょう。

 プレアビヒアのチケットは1人10ドルです。

 プレアビヒアは山の上にあるのですが、タクシーやバンはふもとまでしか行ってくれません。ふもとには駐車場とチケット売り場があり、そこでドライバーは待っていてくれます。

 チケット売り場には頂上まで行ってくれる四駆とバイクのチケットも買うことができます。四駆は1台25ドル、バイクは5ドルです。

 コイツでガシガシ登ります。 

 

道のり

 ふもとまでの道のりは車に乗っているだけなので全く過酷ではありません。道路も綺麗に整備されており、グネグネ曲がるようなこともありません。

 車が街を出るとどんどんと田舎になっていきます。高床式の民家や畑、そして緑が増えてきます。段々とカンボジアの雰囲気が変化していく様子は興味深く、行きでそれらの景色を十分に楽しんでおくことをオススメします。

 なぜなら、出発時間にもよりますが帰りは日が落ちて景色が観られない可能性があるからです。 

 時間はシェムリアップからざっくり片道4時間くらいです。そうです、実はかなり遠い観光地なのです。タイとの国境近くに位置しているのでそれくらいの時間はかかってきてしまいます。それでもわざわざ行く価値のある場所だと思います。

 ふもとからプレアビヒアまでの道のりは割としっかりとした山道です。急な坂をグングン上っていくのは楽しいですが、割とカーブもあるので人によっては酔うかもしれません。

 山頂に辿り着いたら、後は遺跡と崖までの道のりだけです。ゴールの絶景地点まで20分ほど山道や階段を歩くので割と疲れると思います。

 先の見えない緩やかな坂道ときつめの階段が用意されています。太陽を遮るものは雲しかありませんので、日焼けしたくない人は日焼け止め必須です。水分補給も忘れずに。

 ちなみに水やジュースも1ドルで売られています。コーラの缶1本1ドルはカンボジアの物価からしたら高い方ですが、値切ったりはせずに買いました。

 

遺跡と絶景

 遺跡はほとんど朽ちていて、修繕中のものもありました。もしアンコールワットやベンメリアに行った後ならばここの遺跡はそこまで印象には残らないかもしれません。

 もし綺麗に残っていたならもっと有名になっていたことでしょう。

 この朽ち果てた感じが僕は好きでした。

 その代わり絶景は本物です。間違いなく何時間もかけてやって来る価値があります。

 猿や犬もいましたが、人に慣れていて大人しかったです。

 以前来た時にはこんなロープはなかったんですけどね。

 

最後に

 僕はプレアビヒアに訪れたのは2回目でした。だからこそオススメできる場所です。もしつまらなかったら2回も同じ場所に、しかも往復8時間もかけて行ったりしません。

 カンボジア繋がりで人気のあった記事を2つ置いておくので、良かったら覗いてみて下さい。最後まで読んで頂きありがとうございました!

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