悲惨なタイからカンボジアへの陸路移動【バンコク―シェムリアップ】

カンボジア編

 バンコクからシェムリアップまでバスで陸路移動しましたが、割と悲惨な目に合いました。気を付けていれば回避できた事柄もあったので、失敗談と情報をシェアしていこうと思います。

 まず初めにバスですが、これはモーチットバスターミナルからシェムリアップまで750バーツで行ける便利な交通手段です。このバスのおかげでバンコク~シェムリアップ間の陸路移動のハードルはとても低くなっています。ここでバスのチケットを買うこともできます。場所の地図を下に貼っておきます。

写真撮らせてくれました。

 受付のおばちゃんが僕が日本人だと知ると陽気に知っている日本語を披露してくれました。ちなみにチケットを買う際にはパスポートが必要です。僕は朝の7時30分のバスを選びました。実際に発車したのは8時くらいでした。8時のバスもあったのですが、ではそのバスは一体何時に出発するのだろうと思いました。

僕はシェムリアップで降りましたが、プノンペン行のバスに乗りました。

 次にビザです。すでにバンコクにいる僕の取れる選択肢は3つ、国境で自力で取る」「国境でバスのおっちゃんにコミッションを払い任せる」「インターネットであらかじめ取っておく」です。最安値は国境で自力の選択肢ですが、僕は今回インターネットで購入するいわゆるE-VISAを取ることにしました。理由はカンボジアの国境を越えた後にATMでお金を引き下ろしたりゆっくりトイレに行ったりしたかったからです。自力で取るとなると多少時間が読めなくなり、もたもたしていてバスに置いてかれるという最悪の事態を避けたかったのです。

 ここで僕の最初の不運は訪れます。避けられることなので皆さんは同じ轍を踏まないでください。結論から言うと、「限りなく黒に近いグレーのフェイクサイトに騙された」のです。Eビザは36ドルのはずなのに気付いた時には99ドルの明細があり、やられたとおもいました。しかしながら詐欺なのかと言われるとそうでもないような感じになっています。なぜならビザはちゃんと届くからです。とは言え、ビザ自体の値段30ドルの2倍以上の手数料を取るのは流石に気持ち良くないです。

 何故ぼくが引っかかってしまったかと言うと、それは広告をクリックしてしまったからです。「カンボジア Eビザ」と検索すると上位に業者が広告を出しており、それを検索結果と間違えてクリックしてしまい、そのまま手続きしてしまったのです。僕のような人間がいるから広告を出すお金があるのでしょう。くれぐれもカンボジア政府のサイトから申請するように気を付けてください。

 当日そんな憂鬱な気持ちを抱えながらバスに乗り込むと、なぜか僕の席だけびちょびちょでした……。

 「濡れてるから気を付けて」って言われましたが気を付けて座ってもお尻はびしょびしょになります。何より不快なのが、誰に聞いてもこれが何濡れなのか分からないという点でした。幸いにも隣の席は誰もいなかったので僕のお尻は無事でしたが、途中で誰か乗ってきたらどうしようと冷や冷やしていました。

 バスが走り出すと運転手の1人が立ち上がり、今日はタイのホリデーだから5バーツずつ集めると言い出しました。別にそれくらいならくれてやりますが、そんなことあるんでしょうか。良くないことが重なるとそれを数え始めてしまっていけませんね。

 突然スコールが降り出し、座席が濡れていたのはどうやら雨漏りのせいだということが分かりました。スコールの後すぐに水が天井からポタポタと垂れてきました。

 国境の街アランヤプラテートに着くと、荷物はバスの中に残したままで手続きに向かいます。バスの運転手の1人が全員を先導してくれるのでついていきましょう。

白いシャツの人が運転手です。

 ついてないこと繋がりで国境でも揉めるかなあと思っていましたがここではすんなりと物事が進んでいきました。意外だったのは運転手がパスポートを集めてまとめてビザを申請するという流れがなかったことです。以前だったらこのタイミングでパスポートと金をよこせという運転手と自力で取るからいらないという欧米人のバトルがよく見られたんですが、運転手は親切にビザの申請所までみんなを引き連れて終了という感じでした。長年に渡る戦争はバス会社側が折れた形で終結したんでしょうか。

 僕はEビザ(高くついた)を持っていたので直接アライバルカウンターへスタンプをもらいに行きました。ちなみにこの時点でバスはすでに我々を待っています。下の画像の矢印の場所がアライバルカウンターです。ビザを手にしてここへ向かいましょう。

すでにバスは待っています。

 ホテルとカジノだらけの街、ポイペトです。ちなみにこれら周りの施設ではトイレを借りることができます。ここからノンストップでシェムリアップまで行くことがあるため、トイレは済ませておくことをオススメします。

 バスに戻るとチャーハンがもらえました。

 シェムリに着いた瞬間に大雨が降り出してやれやれという感じでしたが、トゥクトゥクが1ドルでゲストハウスまで行ってくれました(ホントはタダだったかも)。バス会社によって市内まで行ってくれるパターンと、少し離れたバスターミナルで降ろされるパターンがあります。雨さえ降っていなければ市内まで歩けない距離ではありません。最後にバスの止まるバスターミナルの位置を下に貼っておきます。

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