シェムリアップの新しい日本人宿と美味しい日本食レストラン【カンボジア】

カンボジア編

 日本人宿という存在をご存知でしょうか。その名の通り日本人のたくさん集まる宿のことで、実は世界中どこにでもあるんです。外国で日本語が話せる場所は日本人宿くらいしかないので、長旅で日本語を話したくなった人や、旅を始めたばかりで情報収集したい人、日本人の旅仲間を探している人などが集まってきます。中には各国の日本人宿を渡り歩いている様な旅人もいたりして、話を聞くと国別の日本人宿情勢を教えてくれたりして面白いです。

 そして今僕が滞在しているカンボジアのシェムリアップという町にも日本人宿がたくさんあります。シェムリアップの日本人宿は国道沿いに集中しており、何年か前にシェムリアップに訪れた際にはよく利用させてもらっていました。しかし今回はシェムリアップの中心地に新たに発見した日本人宿と日本食レストランに焦点を当てたいと思います。

Aoi Hostel(アオイホステル)

 ここは口コミや宣伝などはまだ少なく、たまたま町歩きをしていた時に見つけたホステルです。シェムリアップの繁華街はそこまで広くなく、レストランやバー、ツアー会社やホテルが1か所に凝縮されてひしめき合っています。そしてその商売の激戦区に2019年の9月(僕の訪れたのは11月)から新しく日本人宿ができていたのです。シェムリアップに訪れたことがある人なら分かると思いますがこの立地はかなり素晴らしく、パブストリートやナイトマーケットが目の前の便利な立地です。

 僕は5ドルのドミトリーに泊まったのですが、宿の名の通りに部屋は全体的に青がコンセプトになっていました。まだ始まって2ヶ月ということで、ベッドのシーツやブランケットは新しかったです。

 この辺の安宿にありがちなデメリットとして「立地が良すぎるが故に夜遅くまで騒音がする」というのがありますが、このアオイホステルでは気にならなかったです。遅くまで賑やかなエリアから少し離れていることと、ドミトリールームがさらに奥の部屋だったからだと思います。

 受付の子の日本語が上手でびっくりさせられました。エアコン、Wi-Fiの強さ(たまに止まることもありましたが、基本的にはブログの編集や動画視聴も快適でした)、価格、朝食無料、スタッフのホスピタリティ、そして何より申し分のない立地が魅力のホステルです。

Boutique Dormitory Kochi-ke(ブティック ドミトリー 高知家 )

 アオイホステルの真横にあるホステルで、こちらもかなりの高立地。3,15ドルのドミトリーに泊まりましたが、もっと安い値段でエアコンなしのドミトリーもありました。共有スペースが1階と2階にあって広々としていました。ドミトリーの写真を撮り忘れてしまったのですが、カプセルホテルのような流行りのボックスタイプのベッドで最低限のプライバシーが守られていました。

 こちらも最高の立地ですが夜の騒音もなく、ストレスなく眠ることができました。スタッフの1人が日本語を少し話せる方でしたが英語の方がペラペラでした。日本人宿としてガッツリ売り出している風ではなく、全体的に日本人のお客さんよりも欧米人のお客さの方が多い印象でした。Wi-Fiが少し遅いのが玉に瑕でしたが、この価格なので文句はありません。

アオイキッチン

 ここからは日本食レストランのご紹介になります。

 先程ご紹介したアオイホステルの1階部分は食堂になっており、日本食を頂けます。今回シェムリアップに訪れて1番お世話になったレストランでもあります(泊まっていたからというのもありますが)。お値段もお手頃で3ドルから5ドルくらいでした。

テリヤキ定食

 トンカツ定食屋やカラアゲ定食などのいくつかのメニューはなんとご飯のお代わりが自由ということで、コストパフォーマンスも最高でした。従業員はみんな現地の方々ですが、日本語が話せるので驚きました。完璧ではありませんが、注文を取ったり接客の対応はしっかりとした日本語でした。

とんかつ定食

トラベラーズキッチン

 豚骨ラーメンがびっくりするほど美味しかったです。このクオリティーで3,90ドルは安すぎるんじゃないかと思いました。チャーシューも柔らかく煮込まれており、大満足の一杯です。店内は清潔感があり、店員さんの接客もとても丁寧で好感が持てました。

豚骨ラーメン

 親子丼も頂きました。3,90ドルでお味噌汁もついてきました。日本で食べる親子丼の味とほとんど遜色ありませんでした。

 最後に

 今回はシェムリアップの中心街にある日本人宿と日本食レストランをご紹介しましたが、日本人宿という縛り無しでシェムリアップの安宿情報もコチラでまとめています。ご覧いただければ幸いです。

 国によって日本人宿の価格相場はかなり違うと体感します。この国の日本人宿は安いけれど、隣の国は全体的に中級ホテル以上の価格設定になっているということもよくあります。日本食に関しては高級レストランであることが珍しくありません。そしてカンボジアに関してはどうなのかというと、日本人宿は全体的に安く、日本食もありがたいことにかなり安かったです。長旅の疲れをたまには日本人宿や日本食で癒してみるのも良いなあと思いました。

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