長旅で染み付いた5つの習慣

旅のノウハウ・etc

一期一会を大切にしない

 旅は一期一会の連続です。

 宿ではもちろん移動中の乗り物の中や、ツアー、食堂や道端ですら人と出会い話して仲良くなることがあります。しかしそれはほとんどの場合がその時だけの関係で終わってしまいます。

 色んな人と、たくさんの人と仲良くなって笑い合って夜を明かしましたが、今でも連絡を取り合うような人はその中でもほんの一部です。

 それはなんだか寂しいようにも聞こえるかもしれませんが、慣れてしまったのか感覚がズレてしまったのか、全く寂しいとは思いません。

 

 旅を初めて間もない頃は一つ一つの出会いを大切にしようと努めていましたが、今では名前を聞く事も滅多にしなくなりました。

 基本的に二度と会うことのない貴重な出会いなのですが、その数が多過ぎてもはや誰が誰だったか把握し切れないのです。今ではSNSでかろうじて繋がるだけです。

 

 とは言え、SNSでさえ繋がっていれば割とまた再開するという事もあるのです。同じ時期に同じ国にいたり、日本にいたりするとヒョコッと連絡が来たりコチラからしたりもします。

 そんなことが繰り返されると段々と仲良くなっていき、友達になっていくこともあります。

 

yellow Volkswagen van on road

 

部屋に入ったらベッドのマットレスをめくる

 習慣化し過ぎて帰国した際に思わず実家でもやってしまいました。

 どういう事かというと、ベッドバグチェックなのです。ベッドバグとは日本語で言うと南京虫、人の血を吸う吸血昆虫です。

 

 僕はいつも貧乏旅なので、安宿にばかり泊まります。ベッドバグは日本を含めた世界中のホテルやゲストハウスに存在し得るのですが、そのホテルのグレードが下がれば下がるほど出会う確率は高くなると言えます。

 特にドミトリー(相部屋)では宿泊者の入れ替わりが激しいため、ベッドバグを他所から持ってきてしまった人がいるリスクが高まります。元々その宿にはいなかったのに、バックパックなどの荷物に住みつて一緒に旅をしてしまっているとケースが多々あるのです。

 

 ベッドバグに噛まれるととにかく痒く、しかも露骨にたくさんの跡が残ります。旅行者が最も遭遇してはならない生物の一匹です。

 最低限の対策としてベッドのマットレスを持ち上げてヤツラの存在を確かめるという習慣が身体に染み付いてしまったのです。ベッドを見たらまず確認してしまいますし、確認していないベッドでは落ち着かなくて寝られません。

 

 ベッドバグを語ると長くなってしまうので、興味がある人やこれから旅に出ようかと考えている人は↓↓をどうぞ。

 

嫌なことは何もしない

 自分のしたくない事は何もしなくなり、とんでもない我がまま野郎になりました。

 ダメな奴! と言われるかもしれませんが、その通りかもしれません。しかし旅をする前は、逆に嫌なことをし過ぎていたと気付きました。それを我慢して飲み込み続けることもできましたし、それが日常でしたが、異世界で解放された期間が長過ぎてもう元に戻れる気がしません。

 嫌なことをしない習慣がべっとり身についてしまったのです。

 

 やりたい放題かよこのやろう! と言われればその通りかもしれませんが、一応付け加えておくと、もちろんですが日常の小さな嫌なことはちゃんとこなしています。

 働いている間は疲れていてもから元気はつらつですし、眠くても起きますし歯も磨きます。

 反対に、働きたくない会社では働きませんし、一緒にいたくない人とは関わりませんし、居たくない場所には居ないようになりました。強いて言えば満員電車にだけはたまに遭遇してしまいますが、そのくらいです。

 

 

brown wooden boat moving towards the mountain

 

誰とでもすぐに打ち解けるけど信用はしない

 コミュニケーション能力は高まりましたが、すぐに人を信用しなくなりました。

 すぐに人を信用しないなんて当たり前と思うかもしれませんが、意外に人は簡単に人を信用してしまいます。今まで日本で過ごしていて人から騙されるという経験は全く経験してきませんでしたが、旅先ではずいぶん騙されてきました。

 何か大きな詐欺に引っかかったということはありませんが、たくさんの「こんな事で人を騙すのか」、「そんな嘘をつくのか」という状況に遭遇しました。

 仲良くなった相手だとしても、騙されるタイミングのギリギリのラインで流されずに踏みとどまれるようになったと思います。

 

 コミュニケーション能力に関しては、日本語を話せる時点で色々なハードルが低く感じられます。それが理由でコミュニケーション能力が高まったと思っているだけなのかもしれませんが、日本語でお喋りすることがより好きになったのは事実だと思います。

 

orange van park beside tree

 

英語を話す時は受け身にならない

 英語を使ったコミュニケーションは日本語のそれとは全く勝手が違うものになります。

 もし自分の英語がペラペラだったなら日本語のように会話を進めることができるのですが、残念ながらそこまでの英語力は持ち合わせていないので必然的に違ったコミュニケーション方法になります。

 英語を使ったお喋りをしている時に受け身になっていると、会話に置いていかれてしまうのです。自分の把握しているトピックならついていけますが、少し専門的な話や込み入った流れになってしまうと置いていかれることがあったのです。

 

 悲しい理由ですが、主導権を握ることによって英語の会話に参加していたのが習慣化してしまいました。もしかしたら日本語で話している時よりも英語の方がベラベラと喋って何かを尋ねているかもしれません。

 

woman near beige painted building

 

最後に

 これから外国を長期で旅行する人には是非ほんの少しでも英語を話せるようにしておくことをオススメしています。グッと旅の彩が増えることを約束できます。

 英語に関して何をしていいか分からない人には外国への短期留学でアイスブレイクすると良いと思います。実際の留学体験を記事にまとめているので↓↓をどうぞ。

 

 最後まで読んで頂きありがとうございました!

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