これから初めて旅を始めようとしている人や、海外に旅行してみたいと思っているけれどもどこに行くか迷っている人には即答で東南アジアをオススメします。今回は、外国に興味はあるけれどなんとなく一歩を踏み出せない人や迷っている人たちの背中を押し、そして何よりも東南アジアの魅力を伝えることを目的とした記事になっています。何十年も旅している旅人や100ヵ国以上のスタンプを持つ旅人でも結局東南アジアが一番だという人はたくさんいますし、僕自身5年間の放浪生活で東南アジアにいる期間が最も長いと思います。
一体何がそんなに人々を惹きつけるのでしょうか。東南アジアの魅力はたくさんありますが、大きく5つの理由に絞ったのでご紹介します。
安い
東南アジアはとにかく物価が安いです。日本と比べるとその物価が安いという情報はきっとどこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。では実際どのくらい安いのでしょうか。
例えば今現在僕が滞在しているここカンボジアという国を例に出しましょう。ある1日の出費です。※カンボジアは自国通貨とUSDを併用している特殊な国です。
・宿泊費:5USD
・朝食:3USD
・昼食:3USD
・夕食:5USD
・洗濯代:1USD
・バイクレンタル代:10USD
・ガス代:3USD
合計:30USD=およそ3000円強 ※2019年11月現在
ちなみにこの日はかなり出費している方です。朝から友達とツーリングに行く予定があったので朝ご飯を食べてからバイクを借りましたが、普段は朝食も食べないので1日の出費が1000円いかないこともよくあります。洗濯代は1キログラム当たり100円しないので1週間に1度くらいは利用しています。
コーラは50円、なんとビールも50円、ここではあらゆるものが安く感じられます。国によって多少前後しますが、それでも食事は300円くらいで宿も1000円以下でいくらでも見つけられます。この時の僕の宿は1泊5USDで、どんなボロボロに泊まっているんだと思われる方もいるかもしれませんが、レストラン、カフェ、プールつきの綺麗なゲストハウスです。参考までにカンボジアとタイの安宿情報をまとめているので貼っておきます。
さらに東南アジアは空港券もかなり安いです。タイまでなら直行便で片道6000円ほどのチケットもあります。人気のシーズンでも片道12000円くらいです。僕はいつも空港券を探す時にはスカイスキャナーという航空券比較サイトを使っています。手軽に最安値のチケットを探せるので重宝しています。一応下にサイトのリンクを貼っておきます。
:スカイスキャナー近い
東南アジアは日本からとても近いです。旅行に関してこれはかなり重要なポイントになってきます。日本から一番近い東南アジアはフィリピンで、そこまでの道のりは4000kmほど、5時間ちょっとです。大袈裟ではなく週末に行って帰ってくるという弾丸旅行も可能な距離です。
近ければ近いほど何かトラブルがあったときにすぐに帰国することができますし、気軽に行き来ができます。もしヨーロッパだったら片道だけで12時間以上かかります。往復する時間だけでも24時間を超えてくるので、気軽な行き来は難しく弾丸旅行は不可能に近いと思います。
近いが故に日本との時差が少ないのも利点の1つです。国にもよりますが大体2時間ほどの時差です。これくらいの時差ならば、帰ってから時差ボケに悩まされるようなこともほとんどありません。
多い
東南アジアにはとても日本人が多いです。旅を始めると海外に日本人てこんなにいるんだと気づくことになりますが、東南アジアは特に多く感じます。日本食レストランや日本人宿、日本人用のツアー会社まで様々な場所で日本人が生活をしています。
「せっかく海外にいるんだから日本人と絡みたくないよ!」という人もいますが、何かあったときや寂しくなったときに気軽に日本人に助けを求めることができる環境は貴重だと思います。海外にある日本人宿で旅の話やこれからの計画、お勧めの国などについて情報交換するのも旅の醍醐味と言えます。
そしてもう1つ、東南アジアでは旅人に慣れている人たちが多いです。観光客に対して特に違和感なく接してくれます。外国人だからといって意地悪してくるような人はいませんし、割と英語も通じます。ある国だとアジア人が珍しいのか、めちゃくちゃに視線を向けてくるケースがありますが、東南アジアでは道行く人がジロジロと見てくるようなことはありません。
分かりやすい
東南アジアは情報がたくさんあって分かりやすいです。観光地への行き方やバスチケットの取り方、オススメのレストランやカフェ、宿やお土産に至るまで様々な情報を調べることができます。以前外国人の旅人から「日本人は本当に旅好きだよね。ネットとかの情報も充実していて羨ましい」と言われたことがあります。日本人の持つ旅情報は確かに膨大で、調べて出てこない情報の方が少ないように思えます。旅の先輩たちが残してくれた偉大な記録や情報を頼りに、スマホさえあればどこにだって行くことができるのです。
さらに東南アジアは異国感もわかりやすいです。ビルの立ち並ぶ先進国にもその良さはありますが、日本と全く違う景色が見たかったら東南アジアの方がオススメです。トゥクトゥクやバイクの3人乗り、土と砂利の道路や路上マーケットは異国情緒溢れる光景です。遺跡が多いのもポイントの1つです。日本のお寺とはまた違った他国の歴史的な建造物を見学しているとまさに異国を旅していると実感します。
楽しい
東南アジアはとにかく楽しいです。日本では起こり得ないことを日常的に目にすることができ、時間の流れも心なしかゆっくり流れているように感じられます。のんびり過ごすも良し、観光地を巡るも良しです。普段できないような贅沢も物価の低い東南アジアなら思い切り満喫することができます。毎日マッサージに行き、昼間からビーチでビールを飲み、美味しいエスニックフードに舌鼓を打ちましょう。