バガン遺跡の観光はEバイクで爽快感MAX!遺跡群を駆け抜けて泥沼から抜け出せなくなった話【ミャンマー】

ミャンマー編

 バガンに到着した日は夜行バスでへとへとだったので、近くのレストランで食事を取った時以外はずっと宿でゴロゴロとしていました。ここの宿が安くて綺麗で親切でと三拍子揃っているので紹介します。「Arthawka B & B」です。

 目の前には「アトーカホテル」があり、そこはホテルでこっちは安宿バージョンです。6人ドミトリーに泊まりましたが、清潔でスタッフもフレンドリーでした。泊10,000チャット(700円くらい)で朝食つきです。難点を挙げるとすれば、WIFIが若干弱かったり途切れたりすることがあります。とは言え基本的にはYouTube見るくらいなら大丈夫でした。宿の写真を貼っておきます。

スタッフがいつもこまめに掃除していました
6人ドミトリー。部屋の中も綺麗でした

 翌日宿のすぐとなりにあるレンタルバイク屋兼ご飯屋みたいなお店でEバイクをレンタルしました。朝の4時から夜の8時まで貸してくれて5,000チャット(350円くらい)です。Eバイクというのは電動バイクのことで、ガソリンを入れて返す必要がないのがお財布に優しいですね。しかもこのEバイク、バイクの免許もヘルメットもなしで乗ることができます。何故かめちゃくちゃバガンで普及しているので、観光客という観光客はみんな乗っています。利用する際にはサングラスをかけることをオススメします。走っているとホコリや砂が結構舞っていることがあります。

便利なEバイク!
屋の隣にあるなんでも屋さん(レストラン、ツアー、バイクレンタル)、何かとお世話になりました。

 とりあえずグーグルマップに出てくる遺跡をひたすら周って行くことにしました。情報では2日以上かけないとたくさん周りきるのは難しいというような記事を目にしましたが、僕の場合は1日で全然見て周れました。遺跡を眺めているよりも、バイクを走らせたり、誰もいなさそうな遺跡を探したりしている時間の方が長かったですが、めちゃくちゃ楽しかったです。僕の遺跡観光のイメージは灼熱の中ヒイヒイ言いながら見物して周るというものだったのですが、今回は初めてめちゃくちゃ爽快感のある遺跡観光になってかなり最高でした。

そこら中遺跡だらけ!

 以前は色々な遺跡に登ることができて、そこから朝日や夕日を見るのが人気だったそうですが、今は無理です。階段のついている遺跡でも、ほとんどの場合は登れないように柵が敷いてあります。現地の人たちのみぞ知るようなところには登ることができますが、基本的にチップか彼らの絵を買うことが条件です。僕は自力で見つけることができなければ、登らなくていいやと思っていました。なぜなら、隠された遺跡は背が低くて目立たないため、景色もそこまで大したことないだろうと思ったからです。しかし成り行きで結局一回だけ教えてもらって隠れ遺跡に登りました。確かに教えてもらわないと分からないようなとこに「階段」がありました。隠されていたのは遺跡ではなく階段だったのです。

工事中の遺跡もいくつかありました

 遺跡では絵を売っている人がたくさんいますが、全然しつこくしてこないです。断ったらそれまでです。でも僕は最初に声をかけられた時に1枚だけ買いました。高い物じゃないし、この先ずっとただ断り続けるよりも「もう買ったんだ」って言いたかったのと、単純に欲しかったからです。

Tシャツが売れてルンルンで戻っていくやり手の商売人
家族みんなで書いていると言っていました

 ちなみにポストカードも買いました。これは旅先で僕が唯一集めているものです。驚いたことに10枚で3,000チャット(210円くらい)です。1枚の値段かと思ったら全部渡されたのでびっくりしました。そしてTシャツも買っちゃいました。これはもう全然いらなかったんですが、笑わされたので買いました。一度断ってその場から離れたんですが、バイクで追いかけてきて「忘れてるよ!」って無邪気に笑いかけてきたので思わず吹き出してしまいました。あの子は大物になる気がします。それも5,000チャット(350円くらい)でした。

10枚つづりになっている綺麗なポストカード

 そんな感じで上機嫌でバイクを走らせていたんですが、ある小道で僕の前を走っていた女の子を2人を乗せた男子学生が引き返してきて、「この先道ないよー」と教えてくれました。グーグルマップを見るとしっかり道があるので、そんな馬鹿なと進んでみると確かに道は途切れていて、その先は荒れた土地が広がっていました。それでもその荒れた土地の向こうには道路が見え、近道だと思った僕は無理矢理その荒れた大地にバイクを突っ込ませて行きました。大体半分を過ぎた辺りで、バイクはピクリとも動かなくなりました。明け方まで降っていた雨がまだ乾いておらず、土は粘り気のある良い具合の泥になっていて、僕は愚かにもその泥の中に突っ込んで行ってしまったのでした。タイヤは泥をかいて空回り、もう前にも後ろにも引けない状況で僕は途方に暮れながら必死にバイクを引っ張っていました。

 「おーい、大丈夫ー?」

 救世主は突然後ろからやってきました。さっきの男の子が何故か戻ってきてくれたのです。後ろに乗せていた女の子たちが助言してくれたのか、彼が気を利かせて見に来てくれたのかは分かりませんが、とにかくやってきてくれたのです。彼はこんな間抜けな僕のために泥の中へやって来くると、一緒にバイクを引っ張り上げるのを手伝ってくれました。

どろんこ

 彼のお陰でバイクはなんとか陸(道路)に戻って来れらて、僕はもうぺこぺこでした。彼は水たまりでじゃぶじゃぶ足を洗うと、爽やかに「バーイ!」と女の子たちの待つバイクへと走っていきました。

 「そりゃモテるわ!まじでありがとう!!」

 

最後に

 外国でバイクを乗る際の注意点をまとめているので置いておきます。最後まで読んで頂きありがとうございました!

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