ゴールデンロックのあるチャイティーヨー山の山頂にあるホテルに泊まっていた僕は、チェックアウトを済ませてもう一度ゴールデンロックを見に行きました。雲のない青空を背景に写真を撮りたかったのですが、残念ながら曇りでした。粘っても晴れなさそうだったので、下山することにしました。登ってきた時と同じ場所へ行くと、ちょうど発車寸前のトロッコが来ていて待たずに乗ることができました。行きと同じように2,000チャット(140円)支払い、ぐねぐねとした山道を下っていきます。吐いている人もいましたが、スピードはあまり出さないのでそこまで弱い人じゃなければ酔わないと思います。
トロッコを降りるとすぐにバイタクやチケット売りのおっちゃんたちが集まってきます。
「パアンまで行きたいんだけど」
「こっから直接のバスはないよ。チャイットーまで行ってそこからバスだな」
「いくらなの?」
「トータル10,000チャット(700円くらい)で行くよ。俺のバイタクでチケット売り場まで行ってやるよ」
絶対少しぼったくられていると思ったので、チケット売り場まで行って直接聞いてみました。
「こっからチャイットーまでのバスはないよ」
「でもヤンゴン行きがあるだろ?チャイットーは途中通るんだから乗せてってくれよ」
「いやーハイウェイ使うから無理」
バイタクのおっちゃんが横でごちゃごちゃ言っていたので、もうここまで結託されると10,000チャットの道のりしか残されていません。「歩ける距離じゃないし、まあぼったくりって言っても可愛いもんだし、いいか」と結局10,000チャット払ってしまいました。様子を見ている限り、乗り合いのでかいトゥクトゥクみたいなのを現地の人たちは使っていました。それに乗ってチケットも自分で買えば半額くらいで行けたんじゃないでしょうか……。用意されたチケットに席の番号は書いてありましたが、現実はこんな感じです。
僕の他にも観光客が数名こんな感じで座らされていました。とは言え、しばらくすると降りる人も出てきて、ちゃんとした椅子にありつけました。パアンまでは3時間もしないぐらいで到着しました。道中は一面緑の道が続きましたが山道ではありませんでした。小さな岩山がいくつか現れ、ラオスに似た雰囲気を感じ、バイクで駆け抜けたい衝動に駆られました。パアンの町についてまずしたことは腹ごしらえです。ここのお店、グーグルマップで評判が良かったので行きましたが確かに安くて美味しくて何より量が多くて嬉しかったです。安易な気持ちで頼んだスープがラーメンのどんぶりぐらいあって、お腹がたぷんたぷんになりました。フライドライスもピリ辛で美味しかったです。お店の名前は【Khit Thit】です。
パアンの町自体はそんなに広くありませんが、必要なものに困るレベルではありませんでした。売店やレストラン、銀行やホテルはもちろん、ツアー会社やレンタルバイクやレンタル自転車などもありました。この町は最近になって旅行者たちから注目を集め始めたということらしく、確かになんだか町の感じが観光地の雰囲気をしていませんでした。町の人たちも他のミャンマーの観光地よりもどことなく対応がぎこちない感じがしました。食べ物の物価はヤンゴンよりも安く感じましたが、レンタルバイクやツアー会社なんかはまあまあのお値段でした。 バイク1日8,000チャット(560円) は良いとして、タイの国境近くの町ミャワディーまで10,000チャット(700円くらい)はちょっと高いんじゃないかなと思います。バスなら8000チャット(560円くらい)なのでまあいいかという感じですが、ミャンマーのバスは距離と値段は比例しないようですね。ヤンゴンからパアン(270キロくらい)が5,000~7,000チャット(350~490円)くらいなのに、パアンからミャワディ(140キロくらい)は8,000~10,000チャット(560~700円)てなんだかなあという感じです。
今回僕が泊まったゲストハウスが最高だったのでご紹介します。「THAN LWIN PYAR Guest house」という宿です。ドミトリーを1泊予約していましたが、すごく良かったので延泊しました。通された部屋はドミトリーというかツインのお部屋で、部屋に水道がついていました。
歯ブラシや石鹸、トイレットペーパー、バスタオルとハンドタオルも用意されていました。シャワーとトイレは別ですが、無料WIFIはもちろん、エアコンと朝食までついて1泊12,000チャット(840円くらい)です。たまたまドミトリーが満室だったからなのかは分かりませんが、個室でこれは破格だと思います。宿の対応もすごく良いし、全体的に清潔感があって何も不満のない宿でした。
最後に宿の場所を貼っておきます。
ではでは