「シーシャ屋に行ってみたいけど少し怪し気で入りづらい」
と思っている人に対して少しでもそのハードルを下げるべくこの記事を書きました。シーシャの存在自体は段々と認知されてきてはいるものの、その扉をくぐったことのある人はまだまだ少数派です。
そんな知られざる闇に光を照らして謎めいたシーシャ屋のシステムを明らかにできればと思います。
※ここで紹介するシーシャ屋さんのシステムは、あくまで参考例です。違ったシステムでシーシャを提供しているお店もありますので、初めて行く時には店員さんの説明をしっかりと聞いた方が確実です。
シーシャ屋の料金体系
僕はこれまで国内、国外問わずにたくさんのシーシャ屋さんに行きました。
そうした中で言えることは、どこもほとんど料金システムは変わらないということです。強いていうと日本は少し特殊なのですが、それはこの後の流れで説明します。
シーシャ+1ドリンク
シーシャとドリンクをそれぞれ1つずつ頼むタイプのお店です。
僕の経験的に海外のシーシャ屋さんはほとんどこんなタイプで、「飲み物は自由だけれど頼まないとヤレヤレという顔をされる」みたいなパターンがよくありました。
シーシャを吸ったら喉が渇くので飲み物ぐらいは強制されなくても頼むことがほとんどだと思います。
シーシャ+チャージ(ソフトドリンク飲み放題)
ソフトドリンク飲み放題というのはほとんど日本独自なのかなと思います。
外国では見たことがありませんが、都内ではよく見かけるタイプです。シーシャの他にチャージとして料金がかかる代わりにソフトドリンクがセルフで飲み放題というシステムです。
自分で取りに行くという手間がありますが、好きな飲み物を好きなだけ飲めるのは魅力的です。
シーシャ+チャージ+1ドリンク
上記2つに比べると価格は上がりがちです。
たまにドリンクを頼まなくてもいいというパターンもありますが、基本的に1ドリンクオーダーというお店が多かったです。
少し高い代わりにシーシャの味を変えるのが安かったり、洗練された雰囲気のお店だったりと何かしらの理由があることが多かったです。
シェアのシステム
シーシャはみんなでシェアすることができます。
初めてで1人で1本吸えるか不安だという方は、誰か友達とシーシャをシェアして試してみることをオススメします。
シーシャ屋さんにもよりますが、シェア料金というものがあります。
例えば、1台1,000円のシーシャだとして、それを2人でシェアする場合にはシェア料金が500円かかってシーシャが1,500円になります。
このシェア料金も日本でしか見たことがないシステムです。
日本のシーシャは物価の割には安い方だと僕は感じています。つまりシーシャ屋さんは最初からかなり安価でシーシャを提供しているため、シェアばかりになってしまうとお店が成り立たなくなってしまうのです。
シェア料金に不満を抱く人もたまにいますが、「そもそもが一人客のために割引された値段」なのです。逆に最初からシェアを前提とした価格設定は、1人客の多い日本では不向きなのかもしれません。
海外ではシェア料金がない代わりにシーシャ一本の価格がべらぼうに高いというケースもあり、1台を数人でシェアしていたりします。
シェア料金のないシーシャ屋さんもありますが、もしシェアしたいと思ったら店員さんの説明を聞いてみた方が良いと思います。
シーシャのオーダー方法
お店によっては何百種類ものシーシャフレーバーを揃えていますが、どうやってその中からオーダーするのでしょうか。
答えは「店員さんと相談」です。店員さんは皆シーシャのプロなのでシーシャフレーバーについてもとても詳しいです。どんな事を相談すればいいのかというと、できる限り自分の吸いたい理想を伝える事です。例えば、
「リンゴを甘く、お菓子みたいにして下さい」とか「スッキリ系でフルーツ以外のサッパリした感じで」といった具合です。もっと抽象的になっても構いませんので、自分の吸いたいイメージを伝えることが大切です。
何も分からない場合はオススメを頼みましょう。
ここで僕は予言しますが、オススメを頼むとほぼ必ず、
「甘い系とサッパリ系だったらどっちが好みですか? フルーツとお菓子だったらどっちが良いですか? 嫌いなフルーツとか味とかありますか?」
とヒアリングされます。95パーセントされます。
「メニューを見て、もし自分の試してみたいフレーバーを見つけたらすぐ注文!」しない事をオススメします。どういう事かというと、注文する前に店員さんにそれがどんな味か尋ねてみて欲しいのです。
例えば、ホワイトグレープというフレーバーを見つけてどんなイメージを抱くでしょうか。
「うーん、写真でみるとマスカットっぽいなあ。きっとスッキリジューシーな爽やかな味わいなんだろう!」
それで出て来たのがベタベタに甘ったるい煙だったらどうでしょうか。スッキリの口でいたのに、甘々な数時間になってしまいます。
フレーバーの味もメーカーによってばらつきがあります。自分の思っているのと違う味でガッカリする前に、店員さんとあれこれ相談する事をオススメします。それを嫌がるシーシャ店員はまずいませんし、ここぞとばかりに生き生きと説明してくれるはずです。
その他のシステムや疑問
シーシャのお店によくあるその他のシステム、シーシャ屋に行ったことがないと分からないような疑問点について紹介していきます。
・味を変える(ヘッド替え)
たまに勘違いされますが、シーシャの味はボトルに入った水ではなくヘッドに入ったフレーバーで決まります。なのでそのヘッドを新しいものと交換すればまた新たな味が一から楽しめるという事です。
大体800円から1,000円くらいでヘッド替えすることができるので、長居する場合や色々な味を試してみたい人は店員さんに声をかけてみて下さい。
・ボトルオプション
先ほどシーシャの味はヘッドに入ったフレーバーで決まると紹介しましたが、ボトルでも変化をつけることができます。水ではなくお酒やジュース、牛乳、氷、フルーツなどお店によってそれらのオプションは様々です。
・アイスホース
ホースにもオプションがあります。
中に氷を入れたホースがあり、冷たい煙を楽しむことができます。夏になると色んなシーシャ屋が次々と「冷やシーシャ」を始めます。
・好みの煙
煙の好みは人それぞれです。
お金を払ってシーシャを吸っている以上、自分の好みの煙に調節してもらいましょう。他の人や店員さんが平気で吸っていたとしても、自分がむせてしまうようなら遠慮なくその事を伝えましょう。できる限り煙を弱めてむせないように調節してくれるはずです。
・炭の交換
シーシャは炭が無くなってくると煙も無くなってきます。
そのことも待っている必要はないので遠慮なく店員さんに伝えましょう。すぐに炭を温めて持って来てくれます。
日本ではあまり見かけませんが、炭に追加料金がかかる場合もあります。
・時間制限
時間制限のあるお店もあります。
シーシャによってはまだまだ吸えるとしても、席に時間制限があったり、炭替えの回数が決まっていたりするようなお店もあります。
炭替えが終わりの場合は新しくヘッド替えをするのもありだと思います。
・持ち込み
食事や飲み物を持ち込めるお店は多いですが、アルコールは持ち込めないというお店が多いです。
お店ごとにルールが違うので、持ち込みたい場合は一応調べておくか店員さんに聞きましょう。
・普通のタバコ
普通のタバコ禁止のお店もあります。
吸えるお店の方が多いですが、中には禁止の場合もあるので店員さんに確認しましょう。
最後に
東京にあるオススメのシーシャ屋さんをまとめた記事もあるので参考までにどうぞ↓↓。
最後まで読んで頂きありがとうございました!