ヨルダンの首都アンマンは旅行先としてとても魅力のある都市の一つです。
観光スポットあり、美食あり、ゆっくりもでき、異国感も強く、外国にやって来たという感じがしっかりと味わえます。日本との文化の違いもたっぷり満喫できるので、見たことのない景色をみたい、異世界に飛び込んでみたいという刺激に飢えている人には特にオススメできるのがアンマン、もといヨルダンです。
旅には色々な目的やスタイルがありますが、僕の場合はほとんどが沈没旅になります。沈没旅は、居心地の良い宿に出会うまで彷徨い、見つけたら長期間そこに居座ってゆっくりするというものです。
アンマンで僕が気に入ったのは「クリフホテル」でした。
クリフホテルの何が良いって、受付のおじさんです。おじさんというか、もうおじいさんに差し掛かりつつあるオーナーっぽい感じの人で、機嫌が良いときはとても面白くて良いじいさんなのです。
機嫌が悪いとかなりわかりやすく不機嫌なので近付かない方が良いです。冷たい態度を取られてしまいます。
ホテルのバルコニーからはアンマンの喧騒が見下ろせるので、僕はよく飲み放題のお茶を飲みながら椅子に座って町を見下ろしていました。やってくる旅人たちもフレンドリーな旅人が多く、バルコニーでゆっくりしていると景色を覗きに来た人と旅話をすることも何度かありました。
もちろんドミトリー(相部屋)もあって、部屋とベッドはまあ普通の安宿という感じでスペシャル感はなかったです。なかったですが、逆に不満な点もなかったのでしばらく沈没していました。一応クリフホテルの地図を置いておきます。
ちなみにですが、ドミトリーで同室になった旅人に近くの「ブティックホテル」の方が全体的に満足度が高いと教えてもらいましたが、生憎の満室続きで行けませんでした。
アンマンで僕が病みつきになっていたものが2つあります。
それはカナッフェとシーシャです。なんのこっちゃかもしれないので一つずつ説明します。
まずカナッフェですが、これはスイーツです。ヨルダン人は甘いものが大好きなんだろうと常々思っています。アンマンにはカナッフェの有名店があるのですが、そこの行列に並んでいるのはキラキラ女子たちではなく、中年のおじさんたちです。
真面目な顔をしてスイーツ屋におじさんたちが並んでいるのは世界でも珍しい光景なのではと思っています。
チーズを使った焼き菓子で、甘くて濃厚で油ギトギトです。かなり重いので、これ一切れでお昼ご飯になってしまいます。食べてみると、おじさんたちが列を作るのが分かるくらい美味しいのです。
表面はカリカリしていて砂糖やナッツに覆われています。中は濃厚なチーズでこちらは甘さはありません。いや、あったのかもしれませんが、表面が甘すぎてわかりません。その表面の甘いカリカリと、中のフワフワなチーズのコラボレーションが破壊的な美味しさをほこるのです。
次にシーシャですが、これは水タバコのことです。
アンマンではあちこちにシーシャカフェがあり、大盛況です。シーシャそのものを売っているお店も少なくなく、一番驚くのが自分のMYシーシャを持っている人の多さです。車のガレージや家の前、仕事場に持ち込んで休憩や休みの日にモクモクと煙を楽しんでいるのです。
僕はこのシーシャという嗜好品が大好きで、日本でも色んなシーシャ屋さんに行ったりします。そしてこのブログを書いている今はシーシャ屋で働いてもいます。
新しい国や町に着いたらまずグーグルマップを開いて「Shisha」と検索します。大抵は都心から少し離れた場所にあるのですが、めんどくさがりながらも結局わざわざそこまで行くくらいに好きです。
ここアンマンではシーシャの本場である中東ということで、そんなストレスはありません。町のど真ん中にシーシャカフェが立ち並んでいるのですから。
シーシャ本体を売っているお店も見つけたら必ず入っていました。荷物になるので買うことはしませんでしたが、喉から手が出るくらい欲しかったです。
この頃の僕の生活サイクルは↓↓こんな感じでした。
昼過ぎに起きる→バルコニーで町を見下ろしながらフリードリンクのティー→カナッフェをキメに行く→まだお腹が空いていたらケバブ→シーシャ屋で煙と戯れる→近くの遺跡に行くか町歩きする→夕飯を食べる→もう一服と言いたいところを節約のために我慢して宿に帰る(たまに我慢できない)→スマホやらパソコンやらで朝方まで起きている→寝る。
最後に
そんな毎日を送っていました。アンマンだけではなく、ヨルダンに関してもいくつかまとめているのでコチラの一覧をどうぞ。
シーシャに関してももっと詳しく説明している記事があるので↓↓をどうぞ。
最後まで読んで頂きありがとうございました。