ワーキングホリデーで英語は身に着くか?
結論から書くと「身に着く」と思います。
簡単に「身に着く」とは言いましたが、言語の習得はそんなに甘くありません。しっかりと英語を話す機会と環境を手に入れる必要があります。
僕の言いたいことが以下の例に凝縮されています。
日本に移住して10年以上経つイギリス人の知り合いがいます。彼とは以前僕が働いていた水煙草バーで知り合ったのですが、とても流ちょうな日本語を話す人でした。
お喋り好きで、誰とでもフランクに会話を交わして笑っている面白い人です。
ある日彼が同じイギリス人の友達を連れてきてくれました。
「コイツは俺よりも日本歴が長いんだぜ。日本でカミさんをもらって15年以上東京に住んでるんだ」
話を聞くと、その人は日本人女性と日本で結婚して2人のお子さんと住んでいるのだとか。
しかし驚いたことに彼はほとんど日本語を話すことが出来ません。15年日本に住んでいても日本語力はほぼゼロです。外資系の会社に勤め、家でも英語しか話さず、イギリス人の友達としか遊んでいないからだと彼は言っていました。
ワーキングホリデーにおいて重要なのはその環境なのです。ワーキングホリデービザを使って外国に住み、外国で働き、外国で遊んでいたとしても、その環境次第では英語は全く身に着きません。
ではどうすればワーキングホリデーを使って英語を身に着ければ良いのでしょうか?
英語を話す機会、そしてその環境選びがほとんど全てだと言えるでしょう。
どんな機会や環境があるのか、順を追ってそれらを紹介していこうと思います。
英語を話す4つの機会
英語を話す機会は単純です。日本で日本語を話す瞬間と全く同じです。
ほとんどの場合が以下の4つに当てはまるかと思います。
街中
スーパーマーケットやコンビニ、レストランやカフェ、雑談などです。雑談というのは違和感を感じるかもしれませんが、国によってはお互いに全く面識がなくても街中で突然雑談をしたりします。日本人の我々には馴染みがないかもしれませんが、せっかく異国にいるので無下にせず話しかけられたら雑談しましょう。
僕の経験的に何かに並んでいたり、待っていたり、相席になったりした際に雑談しがちです。
学校
語学学校に行く人はここでガッツリ英会話できます。先生はもちろん、クラスメイトたちとも話す機会があるので当たり前ですが英語話し放題です。
仕事
仕事内容によりその会話量は前後しますが、ほとんどの仕事は会話を必要とします。
ここではより実用的な英語を身に着けるチャンスがあり、日本で英語を学ぶ限界を超えるには一番手っ取り早いのかなと思います。
友達
個人的に最も重要な英会話の機会だと思います。
英語を身に着ける目的によって友達と話すということの重要度は変わってきますが、外国人と会話をしたい、友達をつくりたい、恋人をつくりたいとかいった目的なら最も大切な機会になってきます。
会話があまり得意でなくとも上記のような目的でワーキングホリデーに行くならば、一生懸命話しましょう。他はどうでもよくても一生懸命になるべき時です。
身を置く環境の選び方
英語を話す4つの機会を紹介しましたので、次はその機会を作る環境の選び方です。
街中の会話は機械的なものが多く、教科書を読むか一度経験してしまえば覚えるようなレベルです。街中の雑談に関しては偶然的な要素がほとんどなので飛ばすことにして、学校と仕事という2つの環境についてその選び方のコツを紹介します。
学校の選び方
英語力に応じて決めましょう、というのは優し過ぎると思っています。
どのレベルの英語力であっても言えること「日本人の少ない学校を選ぼう」というのが厳しくもためになるアドバイスだと思います。なぜなら結果的にこれが一番近道になるあらです。
「英語を話したいけど自信があまりない」という方は語学学校である程度友達や知り合いをつくることをオススメします。
友達の繋がりやコネは日本よりも強いパワーを持っており、仕事探しがぐっと楽になったりします。友達の紹介だという理由だけで面接を飛ばしてすぐにトライアル(お試し期間)をしてもらえることなどよくあることです。
せっかく語学学校で友達をつくっても日本人ばかりでは英会話はできません。結局日本語を話してしまうので上達しません。
ワーキングホリデーでいきなり語学学校に行くのは少しハードルが高いと感じるなら、フィリピンの語学学校へ行ってからというのもオススメです。安くマンツーマンでみっちり勉強できるのである程度の英語力を手にすることができます。
フィリピンやフィジーに格安留学⇒ワーキングホリデー先でいきなり仕事探しというパターンも夢ではありません。
セブ留学した時のこともまとめているので参考までに↓↓をどうぞ。
仕事の選び方
英語力に自信のないうちは日本食レストラン、清掃、ファーム(農作業)、ファクトリー(工場作業)が狙いどころです。日本食レストランよりもファームやファクトリーの方がまだ英語を使う機会があるかなと思います。
ファームやファクトリーは周りは外国人もたくさんいますが、日本食レストランだと下手すると全く英語を話さない生活がスタートします。
少しは話せるという人はローカルレストラン、日本人ツアーガイド、カフェ、ドライバー、辺りで働いてる人が多い印象です。ただし、カフェはバリスタの技術、ドライバーはライセンスなどの英会話以外の部分で求められるものがあったりします。
上級者はバー、オフィスワーク、外国人ツアーガイド、辺りがワーキングホリデーには多い印象です。
英語に自信のない人やまだ慣れてないうちは、日本語の求人サイトで仕事を探すと良いと思います。
僕が使っていたオーストラリアとニュージーランドの求人サイトを下に置いておきます。仕事だけでなく家や友達を探したり、フリーマーケットが利用できる有名な便利サイトです。
オーストラリア:日豪プレス
ニュージーランド:ニュージーランド大好き
※何故か「ニュージーランド大好き」は日本とニュージーランド以外ではアクセスできないことがあります。
※僕のワーキングホリデーについての記事はコチラ。
最後に
日本人の少ない学校を行く事をオススメしてはいますが、決して日本人と絡むなと言っている訳ではありません。
むしろワーキングホリデーで日本人を見つけたらガンガン絡んだ方がいいと思います。外国にいる日本人なんてなんだかんだレアですし、一生の友達ができる可能性だってあります。
そこから広がる人脈やコネはきっと現地人に繋がっていますし、上手くいけば仕事が手に入ったり友達の輪が広がったりするかもしれません。
絶対日本人とは絡まないルールの人もいますが、僕はそこまでする必要はないのかなあと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました!