異国の地で長らく生活していると、少なからず打ちのめされる瞬間が訪れます。
僕がワーキングホリデービザで長期滞在したのはオーストラリアとニュージーランドの2国だけですが、何度か打ちのめされてきました。
今回はそんな経験を7つピックアップして紹介しようと思います。
打ちのめされてはいても、それを補って余りある楽しさや経験を手にできるのでワーキングホリデーや長期旅行を検討している人は是非チャレンジすることをオススメします。僕は割としょうもないことで打ちのめされていますが、それも含めて面白かったです。
ケバブ屋の閉店
ワーキングホリデー中の僕の主食はケバブでした。
ニュージーランドでは特に食べてました。パンに挟んだやつじゃありません。ライスケバブです。
外食で米を食べる手段が日本と比べると圧倒的に少なかったのです。米を使った料理の中ではケバブが1番のお気に入りでした。小さな町には大抵一軒はケバブのお店があります。
そしてその当時滞在していた町の唯一のケバブ屋が潰れてしまい、打ちのめされました。
ちなみにこんな話が続きます。
おばちゃんたちに大敗北したファームジョブ
ワーホリ生活ではファームジョブに凝っていた時期がありました。
ファームジョブとは農業のことです。色々なファームを体験しましたが、僕が打ちのめされたのはベリー系のファームでした。
ストロベリーやブルーベリー、ラズベリーやブラックベリーなんてのもありました。それらをいくら取れたかで給料の決まる出来高制のファームがほとんどでした。
たくさん稼ぐために気合を入れてピッキング作業に打ち込みますが、ベテランのおばちゃんたちは僕の数倍の量を稼ぎます。何がそんなに僕と違うのか一向に分からないのですが、とにかく段違いに早いのです。
彼女らの足元にも及ばない自分の成績に打ちのめされていました。
Wi-Fiの消えたフラット
娯楽が日本と比べて圧倒的に少ない国やエリアでは、インターネットだけが最後の頼みの綱となります。特に田舎町ではお酒以外の娯楽が皆無に等しかったりします。なので僕はもっぱらスマホっ子でした。
当時僕が住んでいたフラット(シェアハウス)のWi-Fiはとても遅く、動画も途切れ途切れでしか見られませんでした。そしてその最後の頼みの綱がある日突然に故障してしまったのです。
フラットを出るには2週間前に言わないと前金が返ってこないシステムなので、無の2週間に絶望の中で打ちのめされ続けていました。
麻雀の4着
なんと外国でもたまに雀荘があるのです。
僕はたまたま知り合った日本人たちと麻雀を打ち、見事にラスを引いてしまいました。貧乏ワーホリメーカーの僕は色々な意味で打ちのめされた一晩でした。
心霊スポットの倉庫作業
オーストラリアで倉庫作業の仕事をしていた時のことです。
そこにはベテランのフォークリフト乗りのおっちゃんがいて、彼の運転さばきは見事なものでした。しかし、うますぎるがゆえなのかその運転はやや暴走気味な時もあり、たまに乱雑になったりもしていました。
そしてある日、以前からオーストラリアに住んでいる日本人の友達と再会した時に言われた事に、僕は打ちのめされたのです。
「え、そこの倉庫ってついこないだ人が死んだとこだよ。フォークリフトの事故って聞いたけど」
ジャパレス
ジャパレスとはジャパニーズレストランの略です。
ワーホリでは英語に自信がない人はジャパレスかファームで働きがちです。当時の僕は今よりももっともっと英語が話せなかったのでジャパレスを中心に仕事探しをしていました。
打ちのめされたのは、面接後にある一週間のトライアル期間中(試しに働いてみる期間)のことでした。キッチンで入った僕はお皿を洗ったり仕込みを教えてもらったりしていたのですが、そこは完全に日本社会でした。何十年現地に住んでいても、全く英語の話せない人がいることをこの時初めて知りました。
職場は和気あいあいとしていてとても居心地が良かったのですが、お局さんのような店長がみんなから疎まれていました。僕は苦手ではありませんでしたが、新人の僕に周りの人たちが彼女の愚痴を話してくるのが日本社会ぽく感じました。
僕は他にも色んな仕事のトライアルやら面接やらを並行して受けていたのですが、そのことをお局さんに話したら即日クビになってしまったのです。理由は他の仕事とこのお店を天秤にかけられることが耐えられない、プライドが許さないとのことでした。
結局、僕は長いワーホリ生活で一度も正式にジャパレスで働くことはなかったのですが、今思えば一度くらい働いてみたかったなあという気持ちがあります。
シーシャの不味さ
いまだ世界中のシーシャを吸ったわけではありませんが、日本のシーシャは世界一だと思っています。
ワーホリ生活ではほとんどシーシャ屋には行かなかったのですが、その理由はズバリ不味いからでした。一応シーシャを出すお店を見つけたら試していましたが、毎回その不味さに打ちのめされていました。
正確には不味いというよりも合わないと言った方が正しいでしょう。シーシャは料理と一緒で好みがありますから、一概にこれが美味しくてこっちは不味いと言うことはできません。ワーホリ生活ではとにかく自分好みのシーシャに出会うことができず、最終的には自分でシーシャ一式買ってしまったほどでした。
最後に
これからワーキングホリデーにチャレンジしようとしている人は、こんな僕の一体験を見て諦めたりは絶対にしないでください。
逆に、打ちのめされることなんてこれくらいのものです。
あえて書きませんでしたが、英語に関しては打ちのめされ続けていました。しかし、それもすぐにポジティブに捉えられるようになりました。
現地の言葉が全くのゼロでもワーホリにチャレンジできるよ!という記事も書いているのでご参考までに↓↓をどうぞ。
最後まで読んで頂きありがとうございました!