【視聴中毒】「リックアンドモーティ」という哲学サイケアニメについて【下品なだけ?面白い?魅力は?どうやって観る?】

雑記

リックアンドモーティとは

 リックアンドモーティ(Rick and Morty)はアメリカで大人向けアニメとして制作されました。

 初回放送は2013年ですが、2020年現在もまだ新しいエピソードがリリースされ続けています。現在はシーズン4の途中で、日本ではネットフリックス(Netflix)で視聴することができます。

 タイトルの通り、あらすじはリックとモーティが登場する冒険物語で、ジャンルとしてはSFアドベンチャーと言ったところです。大天才のリックが孫のモーティを連れて異次元世界に飛び出す壮大な物語です。

 特徴的なのは、登場人物たちのセリフがかなり早く、さらに話の展開も大きく移り変わっていくスピード感のある展開です。目を離している間に話についていけなくなっていることがあり、逆に言えば飽きの来ない仕様と言えます。

 ストーリー自体は1話完結ですが、前回までの流れはそのまま引き継いでいます。細部に伏線が敷き詰められて、2回目の視聴で気づかされるようなこともたくさんあります。

 大人向けということで、子供向けではないシーン(グロテスク、エロティック)が多々ありますが、視覚的な部分よりもむしろ内容的な部分で子供には理解しにくかったり、分かりにくいと感じます。

 

登場人物

・リック

 大天才の科学者。酒浸りで会話の節々にゲップを挟み込む。日本語吹き替えだとゲップではなく「オエー」と吐きそうな声になっている。マウントの取り合いでは必ず上に立とうとする負けず嫌い。

・モーティ

 リックの孫。悲惨な目に合いがちでいつもリックに振り回されている。

 破天荒なリックのブレーキ役かと思いきや実はそうでもない。

・サマー

 モーティの姉。まともだが思春期の悩みでトラブルを起こしがち。

・ジェリー

 モーティの父。リックを嫌っている。負けず嫌いの集大成のような男だが能力は低い。リックとよく喧嘩をしている。家族の中で一番の狂人説。

・ベス

 モーティの母。リックの娘。馬の心臓外科医。家族の中では割とまともなキャラクターだが、トラブルを作り出すこともたまにある。

 

何が面白いのか?

 

 リックアンドモーティについて、友人が言い得て妙な喩えをしいました。

 「リックアンドモーティは大人版ドラえもんだ」

 僕は正にその通りだと感じました。もし子供の頃にドラえもんを楽しんでいたならば、大人になった今リックアンドモーティにハマらな人はいないと僕は確信しています。

 大人版ドラえもんとはつまり、ドラえもんに「シニカルな笑い、グロ、エロ、暴力、言葉遣いの無規制、倫理の逸脱」を加えた感じです(詳しく後述します)。つまり、ドラえもんならば決して作り出さないような「道具」をリックは発明します。

 例えば、「好きな相手に塗ったら永遠に自分を愛する薬」「触れた相手に死が訪れる服」「人の過去のトラウマを再現して精神的に無力化する機器」そして様々な破壊兵器の数々です。ドラえもんでは1つのアイテムが1話ずつのメインエピソードになりますが、リックアンドモーティでは1つのエピソードでさり気なくたくさんの発明品や技術が登場します。

 そして特筆すべきはリックの最高傑作である「ポータルガン」の存在です。

 これは様々な場所にワープできるいわば「どこでもドア」的なアイテムなのですが、この「ポータルガン」は次元を超えることができるのです。この「次元を超える」ということがどれほどエグい事を意味するのかは観てもらうしかありません。

 

 リックアンドモーティはシーズン1の6話から劇的にぶっ飛び始めます。6話まで観てハマらなかったら、おそらくその先を観続けてもあまりハマらないかと思います。

 僕は最初からずっとハマっていましたが、様子見の目安はシーズン1の6話までかなと思います。

 

シニカルな笑い

 日本的な笑いではありませんが、外国特有の皮肉の効いた笑いが所々に散りばめられています。因果応報と無慈悲な現実を突きつけられることも少なくなく、「だから言ったのに」というような展開が待っています。

グロ

 当たり前に人が死んでいきます。銃が登場しない回の方が少ないでしょう。

 しかしながら、リックアンドモーティにおいてグロテスクな表現はそこまで注目すべき点ではありません。話の流れで必要だから描いているだけであり、あくまで面白さはその内容にあります。

エロ

 直接的なエロ表現はほとんど出てきません。キスくらいです。しかし、下ネタや”内容的にエロに分類されるであろう”というケースがあります。

 例えばですが、概念的な生物とセックスするという場合に視覚的にエロさはないのに内容的にはエロといった具合です。

 あと無駄に卑猥っぽい生物や惑星が登場したりもします。

暴力

 血を見ない回の方が少ない印象です。暴力もりもりで残酷なシーンも少なくありませんが、目を覆いたくなるような場面はありません。

言葉遣いの無規制

 たくさんの「ピーッ」が入りますが、そこまでの汚い表現というのはそこまでありません。

倫理の逸脱

 上記の事柄よりも何よりも問題なのがこの倫理の逸脱です。

 所々で多方面に喧嘩を売っており、「大丈夫なのか?」というシーンも少なくありません。ペット、フェミニズム、大統領、人権、中国、イスラエル、人種差別、子供、ドラッグ、人身売買、なんにでも触れていきます。そして任天堂には媚を売ります笑。

 

ファンの嘆き

 

 リックアンドモーティの大ファンとして1つ嘆きがあるのです。

 それはグッズが少ないということ!!

 そしてTシャツなどの大きなサイズが全然残っていないことです!

 楽天やアマゾンで色々買いましたが、もっと色んな種類のTシャツや雑貨があっても良いと思うのです。一時期ずっとネットに張り付いてリックアンドモーティグッズを買い漁っていたことがありますが、正直全てがハイクオリティかというとそういうわけでもなかったです。

 いくつか購入した中から満足度の高かった物を紹介しようと思います。

 

 まずTシャツですが、1,000円ちょっとで買えたこれはめちゃ可愛くてお気に入りです。

 

 大人気のピクルスリックはたくさん商品が出ていますが、このパーカーが一番好みでした。ちなみにピクルスリックはイスラエルとパレスチナの分離壁にもグラフィックアートが描かれています。

 

 このステッカーセットはかなりオススメです。スマホに貼りました。

 

 ちなみにですが、大人気キャラクターミーシークスの服も売っていました。かわいい。

 

最後に

 リックアンドモーティが好きすぎるのに、周りに話せる友達があまりいないので布教記事を書きました。

 視聴する際のアドバイスですが、日本語吹き替えを見る事をオススメします。僕はどちらも見ていますが、アメリカ的なジョークを日本語に置き換えたりしてくれていることがあるのですんなりと見られるというのと、早口が面白いからです。

 この記事を読んで少しでもリックアンドモーティに興味を持ってくれる人がいれば幸いです。

 

 無限に存在する次元の僕を代表し、最後まで読んで頂いたことにお礼を申し上げます。

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