これからヨルダンを旅行してみようという人に、ヨルダンの魅力をできるだけ分かりやすく説明することを目的にした記事になっています。
ヨルダンの治安、観光地、食べ物、物価や人々の暮らしに焦点を当て、実際に訪れて感じたことやアドバイスをご紹介します。
初めての異国における「旅行の予習」として目を通して頂ければ幸いです。
ヨルダンという国(物価と暮らし)
今回は旅行における衣食住という視点で比較してみました。衣食住の比較の後には、ヨルダンに関するデータをいくつか集めてきたので紹介しています。
衣
ヨルダンの衣服は日本とあまり変わらない価格で売られていた印象です。
価格交渉次第ですが、全身3,000円もあれば揃えられるという感じです。Tシャツ1枚5ヨルダンディナール(778円 ※2020.03.23)とかで手に入ります。
しかし、お洒落を求めると難しいかもしれません。選択の幅という意味で、コスパ的には日本の方が良いと思います。
食
道端に並ぶ屋台やローカルレストランでは一食数百円で楽しむことができます。
例えば以下の写真のチキンを丸焼きにしているお店で食べたチキンサンドがポテト付きで2ヨルダンディナール(311円 ※2020.03.23)で楽しめました。
住
ヨルダンのホテルは基本的に安いです。ゲストハウスやホステルといった安宿もかなり充実していますが、場所によってかなり差があるという感じです。
ホテル比較サイトのブッキングドットコムで調べてみたところ、アンマンで1番安い部屋は1泊565円でした(※2020.03.23)。
下にスクリーンショットとブッキングドットコムの公式サイトを貼っておきます。
世界最大の宿泊予約サイト、Booking.comビックマックの価格
世界中にあるマクドナルド。その代表的なハンバーガーの「ビックマック」の価格はその国の物価を知るための一つの指標として使われることがあります。
ヨルダンのビックマックは4.3ヨルダンディナールです。日本円で約666円(2020.03.23)です。
The Economist
日本のビックマックが390円なので、かなり高価だと言えます。ローカル食堂で食べるケバブは半額ほどで食べられるので、食費がとても高いというよりは外食チェーンが高いのかなという印象です。
その他のデータ
人口:1,000万人【2019年次】
平均月収:705USD(約77,471円 ※2020.03.23)【2017年次】
失業率:19%【2019年、11月次、四半期】
観光収入:4億USD(約440億円 ※2020.03.18)【2019年、12月次】
入国者数:240万人【2017年次】
CEIC
ヨルダンの治安
ヨルダンの治安は世界で第77位です。
これは「The Institute for Economics & Peace」という機関の「Global Peace Index Rankings 2019(世界平和度指数ランキング)」が発表した順位です。
ちなみに日本の順位は第9位です。ヨルダンは日本よりもランキングが64つも離れており、治安に関してはそのくらいの差があるという事を頭に入れておきましょう。
実際の犯罪被害
外出中の空き巣,ジョギング中の強盗,観光地等での強盗,暴行,投石や痴漢,路上での痴漢などが報告されているほか,タクシー乗車時に運転手からいやがらせを受けた等の事例があります。
外務省
空き巣や強盗,ひったくりなどは,特にアンマン市内のスウェフィーヤ地区,シュメサニ地区,アブドゥーン地区,ウム・ゼイナ地区などのビジネス街や高級住宅街において多く発生しています。
外務省
ヨルダンでは,銃器の所有は許可制となっていますが,実際には違法銃器が無許可で広く出回っています。銃器による発砲事件は2017年中に1,786件発生しています。
外務省
防犯対策
・貴重品はポケットに入れない
・夜間は不必要に出歩かない→出歩いても常に警戒心を持つ
・初めて出会った人を安易に信用しない
・安易にスマートフォンや財布を机の上などに置かない
・財布を別に用意して、最悪盗られても良いものを普段使いする
・財布、金銭に干渉してくる輩には警戒度をMAXにする→日本円見せて、カード見せて、換金してなどはみんな詐欺
・女性は左手薬指に指輪をつけることをオススメ
・肌の露出も少ない方が快適に旅できる
あまり考えたくはないですが、被害に遭遇するかもしれないと考慮に入れて保険をかけておくことも重要です。短期間の旅行であればわざわざ海外保険なんかには入る必要はありませんが、せめて海外保険が自動でついてくるクレジットカードを一枚持っておきましょう。万が一の備えになります。
オススメのカードを一枚ご紹介しておきます。
エポスカードの公式サイトです。年会費無料なのに海外旅行保険が自動付帯してくるので作っておいて損はないのかなと思います。
外国での盗難対策についても詳しくまとめているので↓↓をどうぞ。
主な観光地
・アンマン ・イルビド ・アズラックとショーマリ ・マイン温泉
・ウンムラッサース ・カラック ・ペトラ ・ウムカイス ・ペラ
・アカバ ・ジェラシュ ・ダナ ・ヨルダン川対岸のベタニア
・アジュルン ・ウンムジマール ・死海 ・ウムカイス
・ワディラム ・マダバ ・イラクアルアミール ・サルト
参考:ヨルダン観光局
上記に挙げた場所にはそれぞれにたくさんの観光スポットがありますが、これだけでも観光地のほんの一部にすぎません。
ヨルダンを旅行する際には目的別に行き先を決めるのが良いと思います。
ヨルダンの食べ物
・ケフタ(挽肉料理) ・ケバブ ・ムグラビーヤ(パスタ料理)
・ファラフェル(ひよこ豆のコロッケ) ・フムス(ひよこ豆のペースト)
・カナーフェ ・バクラーワ(ナッツを挟んだミルフィーユ)
実際に訪れてみて
ヨルダンは異国情緒溢れるかっこいい国でした。
ご飯の写真をあまり見つけられなくて残念なのですが、実はかなりの美食大国なので訪れる際にはたくさんの見たこともないような食事を楽しむことができます。
ヨルダンを旅行するにあたってのアドバイスや感想を箇条書きしたのでどうぞ。
・羊は頭から足の先っぽまで使う。子羊の脳みそは哺乳類の脳を食べられる珍しい機会!
・街中にシーシャ(水タバコ)が溶け込んでいてかっこいい。
・ペトラ遺跡は観光気分ではなく、ハイキング、もしくはトレッキング気分でのぞむべし。
・ペトラ遺跡探索は地図をかなぐり捨てて冒険しまくろう。
・ラクダが可愛い。
・もしイスラエルにも行く予定があったら死海はイスラエル側からがオススメ。
・死海は思っている10倍浮く。
・死海は楽しくて時間を忘れるが、長時間入っているとお尻がヒリヒリし始める。
・ヨーロッパからの観光客が多いからか、意外と観光客慣れしている。
・お土産の価格交渉は頑張ろう。
ヨルダンの記事も少しですがまとめているのでコチラをどうぞ。子羊の脳みそを食べた感想もあります。
最後まで読んで頂きありがとうございました!