外国で面白いと思ったシーシャ屋4選

シーシャ

 みんなそうだと思いますが、新しい国に着いてまず調べるのが美味い飯とシーシャ屋の有無です。

 宿の予約もそこそこに煙屋を探し回るような旅を続けていると、たまに少し変わったユニークなシーシャカフェに出会います。

 今回はそんな日本ではあまり見かけないような一風変わったシーシャカフェを4つご紹介します。

 

 「そもそもシーシャとは何ぞや?」という人に向けてシーシャをできるだけ分かりやすく説明した記事もあるので↓↓をどうぞ。

 

台湾の壺シーシャ

 ありそうでなかった面白いサービスを提供しているシーシャカフェが台湾にはありました。

 お店に入るとカウンターがあり、そのカウンターにたくさんの小さな壺が並べてあります。店員さんに小皿とトングを渡されてキョトンとしていると説明してくれました。

 壺の中にはシーシャのフレーバーが入っており、その中から自分の好きな分量だけ小皿に取り分けて店員さんに渡します。そしてその場で重さを測ってもらい、お金を支払います。

 席について待っていると、自分の取ったフレーバーを使って作られたシーシャを店員さんが持ってきてくれます。

 壺には写真とフレーバーの味が書いてあり、例えばりんごの写真の下にはAppleと書いてあります。自分の好きなミックスを好きなだけ取り分けることができるというシステムです。

 壺を開けて中の匂いを自由に嗅ぐことができるのも面白いと思いました。

 測りも自由に使うことができ、店員さんも丁寧に教えてくれたのでシーシャ初心者でも気軽に楽しめそうでした。

 

エジプトのベリーダンスショーシーシャカフェ

 食事とシーシャとベリーダンスを楽しめるカフェです。

 ベリーダンスショーは夜限定のイベントだったのですが、なんと鑑賞料は無料ということで友達と2人で行きました。

 面白かったのが、ランダムでシーシャを吸っているお客さんのところにダンサーの女性がやってきて、そのシーシャを吸って煙を吹きかけてくれるのです。

 僕は全く吹きかけてもらいたくなかったのですが、周りで吸っていた現地のオヤジたちは一生懸命手招きしてホースを差し出していました。何を言っているのかは分かりませんが、恐らく「こっちのシーシャはピーチ味だぞ!」「こっちの方が美味いぞ!」みたいな事を行っていたのだと予想していました。

 ダンサーに煙をブワーッと吹きかけられた人は、顔が見えなくなるくらいに大量の煙に包まれていました。どんな顔をして吹きかけられているんだろうと僕は興味津々で煙が消えていくのを待っていたのですが、皆一様に満足気な微笑みを浮かべていたのが笑えました。

 そんな現地人たちに混じって座っていたアジア人が目立っていたのか、ダンサーは僕たちの前にもやってきてくれました。友達は目を輝かせて煙を吹きかけられるのを待っていたのですが、ダンサーはなぜかシーシャは吸ったものの、顔に吹きかけてはくれませんでした。

 その様子を周りの現地人たちは腹を抱えて笑っていたのですが、未だに何がそんなに面白かったのか分かりません。

 あくまで僕の推察ですが、煙を顔に吹きかけるのは「夜のお誘い」を意味しており、さらにアジア人の僕らはかなり幼く見られるので、「あんたみたいなお子様とはまだ遊べないわね」みたいなニュアンスのジョークだったのではと思います。

 

エジプトの巨大シーシャカフェ

 僕が見た中で最大のシーシャカフェはエジプトでした。

 一階、二階まで同じシーシャ屋で、店内にもテラスにもビッシリとテーブルとイスが並べられています。

 面白いなと思ったのが、ひたすら炭替えをするだけの人がおり、4、5人店内を駆け回っているのです。明確に役割分担されており、シーシャを作る人とシーシャを運ぶ人、そして炭を替え続ける人という3つの役割があるようでした。その他にも料理を作る人や飲み物を提供する人などがいましたが、シーシャのためだけにあんなに店員がいる店は初めて見ました。

 ちなみに、炭替えの人と同じくらい忙しそうと感じたのがシーシャを作っている人でした。通常のシーシャ店員の仕事だと、シーシャを作った後はひたすらそのシーシャをケアし続けるだけなのですが、そこは流石エジプトと言ったところでしょうか「ザクロール」という現代では少し特殊なシーシャを出すために、めちゃくちゃ忙しそうなのです。

 「ザクロール」とは、簡単に言うとフルーツやお菓子などの味付けをしていないフレーバーに炭を直接置いて作られるシーシャのことなのですが、30分ほどで終わってしまうのです。日本のシーシャは2時間くらいは平気で保つものが多いのですが、「ザクロール」は寿命が早いのです。

 終わってもおかわりする人がたくさんいるので、次々にシーシャを作らなければならず、てんてこ舞いの様子でした。

 

ヨルダンの自家製フレーバーシーシャカフェ

 ヨルダンは街中でMyシーシャをふかす人たちを見かけるくらいにシーシャ大国です。

 そんなシーシャ大国のヨルダンではシーシャを売っているお店なんかもたまに見かけます。シーシャ専門店というのは中々日本では見かけないので、僕は見つけた時にはいつもウキウキと見学させてもらっていました。

 そしてそんなシーシャショップではたまに、お店独自のシーシャフレーバーを作っていたりするのです。

 何のブランドでもない無印の自家製フレーバーがたくさん詰められたケースにかじり付いて離れない僕に、そこの店主が拙い英語(もはや6割アラビア語)で教えてくれました。

「二階のカフェもここのお店と同じ経営なんだ。そんなにフレーバーに興味があるなら二階のカフェで吸ってきなよ」

 僕は一目散に二階に駆け上がりました。

 一階部分でシーシャとたくさんの自家製フレーバーを販売、そして二階部分はシーシャカフェで実際にその自家製フレーバーを試すことができるというこのシステムが革新的過ぎて(そうでもない)感動したのを覚えています。

 

最後に

 日本のシーシャカフェは割とどこも同じようなシステムですが、まだまだアイディア次第では面白いお店ができると思っています。

 個人的には台湾の壺シーシャはいつか日本でも見たいなと期待しています。

 

 外国のシーシャ屋さん紹介も含めて、いくつかシーシャ関連の記事をコチラでまとめているのでどうぞ。

  

 最後まで読んで頂きありがとうございました!

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