これからドイツを旅行してみようという人に、ドイツの魅力をできるだけ分かりやすく説明することを目的にした記事になっています。
ドイツの治安、観光地、食べ物、物価や人々の暮らしに焦点を当て、実際に訪れて感じたことやアドバイスをご紹介します。
初めての異国における「旅行の予習」として目を通して頂ければ幸いです。
ドイツという国(物価と暮らし)
今回は旅行における衣食住という視点で比較してみました。衣食住の比較の後には、ドイツに関するデータをいくつか集めてきたので紹介しています。
衣
日本とドイツの物価はほとんど同じと言えると思います。
物や地域によって価格差がありますが、平均して日本と同じくらいかやや高いという感じです。
ユニクロのTシャツが1枚13ユーロ(1,545円 ※2020.03.08)くらいでした。日本よりもやや高いですね。
食
ドイツでの外食はかなり高いですが、スーパーなどの食品は日本よりも安いのかなという感じです。
デュッセルドルフの日本食屋さんは定食で10ユーロ以上はしましたし、普通にドイツ料理を食べられるレストランで夕飯とビールを飲んだら20ユーロ(2,377円 ※2020.03.18)。以上は覚悟した方が良いと思います。
ただしビールは安く、スーパーで2ユーロとかで買えます。
住
ドイツのホテルはまあまあ高い方です。
ホテル比較サイトのブッキングドットコムで調べてみたところ、ベルリンで1番安い部屋は1泊1,271円でした(※2020.03.08)。
下にスクリーンショットとブッキングドットコムの公式サイトを貼っておきます。
海外ホテル検索、Booking.comビックマックの価格
世界中にあるマクドナルド。その代表的なハンバーガーの「ビックマック」の価格はその国の物価を知るための一つの指標として使われることがあります。
ドイツのビックマックは3.99ユーロです。日本円で約474円(2020.03.07)です。
global price.info
日本のビックマックが390円なのでハンバーガーに関しては日本とはかなりのギャップがあると言えます。実際ドイツの外食は日本と比べると割高です。
その他のデータ
人口:8,300万人【2017年次】
平均月収:4,460USD(約47万円 ※2020.03.07)【2019年9月次、四半期】
失業率:3.2%【2020年1月次】
観光収入:430億USD(約4兆5,280億円 ※2020.03.07)
入国者数:288万人【2019年12月次】
CEIC
ドイツの治安
ドイツの治安は世界で第22位です。
これは「The Institute for Economics & Peace」という機関の「Global Peace Index Rankings 2019(世界平和度指数ランキング)」が発表した順位です。
ちなみに日本の順位は第9位です。ドイツは日本よりもランキングが13離れており、治安に関してはそのくらいの差があるという事を頭に入れておきましょう。
実際の犯罪被害
電車やバス,デパートやマーケット,イベント会場など人混みの中でのスリのほか,路上で子供に囲まれる,見知らぬ人に声をかけられる,見知らぬ人に親しげに抱きつかれる,署名運動への協力を求められる,歩行中にぶつかられるなどして,そちらに気を取られている隙に,財布を抜き取られる,置き引きされるなどの被害が後を絶ちません。
外務省
昼間は活気があっても,夜になると外国人犯罪グループや薬物乱用者などが集まる危険な地域もあり,強盗や暴行・傷害事件に巻き込まれる危険性にも留意する必要があります。
外務省
例年5月1日のメーデーの時期にはクロイツベルク地区等を中心に一部参加者が暴徒化し負傷者や逮捕者が出ているほか,ベルリンに限ったことではありませんが,大晦日から新年にかけての花火や爆竹で毎年多くの負傷者が発生しています。
外務省
防犯対策
・外出に際しては,できるだけパスポート(旅券)及び航空券,多額の現金や貴重品を持ち歩かない。
・やむを得ずパスポートや航空券等を持ち歩く場合も数か所に分散して身に着ける。
・食事中でも,椅子の背もたれに貴重品や財布の入った上着やバッグ等を掛けたままにしない。
・車内(トランクの中も含む)は安全と考えるのは間違いであると認識し,特に,車外から見える場所にカバンや荷物を放置して車から離れない。
・たとえ昼間でも,人通りのない場所への立入りは,十分注意する。
・貴重品はたとえシャワー中でもシャワー室内の手の届く範囲で常時見える場所に置いておく。
あまり考えたくはないですが、被害に遭遇するかもしれないと考慮に入れて保険をかけておくことも重要です。短期間の旅行であればわざわざ海外保険なんかには入る必要はありませんが、せめて海外保険が自動でついてくるクレジットカードを一枚持っておきましょう。
オススメのカードを一枚ご紹介しておきます。
エポスカードの公式サイトです。年会費無料なのに海外旅行保険が自動付帯してくるので作っておいて損はないのかなと思います。
外国での盗難対策についても詳しくまとめているので↓↓をどうぞ。
主な観光地
・ブレーメン ・オーバーハウゼン ・アウクスブルク ・カールスルーエ
・アシャッフェンブルク ・アンスバッハ ・アーヘン ・キール
・イェナ ・インゴルシュタット ・ウルム ・クルムバッハ
・エアフルト ・エアランゲン ・エッセン ・クレーフェルト
・オスナブリュック ・オッフェンバッハ ・カッセル ・ケムニッツ
・ガルミッシュ–パルテンキルヒェン ・ケルン ・ケンプテン ・ゲッティンゲン
・ゲルリッツ ・コブレンツ ・コンスタンツ ・ザールブリュッケン
・シュトゥットガルト ・シュヴァインフルト ・シュヴェリーン ・ジンスハイム
・ジュンデルフィンゲン ・ダルムシュタット ・ツェレ ・テュービンゲン
・デュッセルドルフ ・デュースブルク ・トリーア ・ドルトムント
・ドレスデン ・ニュルンベルク ・ノイス ・ハイデルベルク
・ハイルブロン ・ハノーファー ・ハレ ・ハンブルク
・ハーメルン ・バイロイト ・バーデン–バーデン ・パッサウ
・ビーレフェルト ・フュルト ・フライブルク ・フランクフルト
・フリードリッヒスハーフェン ・フロイデンシュタット ・フーズム ・ボン
・ブラウンシュヴァイク ・ブランデンブルク ・ブレーマーハーフェン ・ベルリン
・ボーフム ・ポツダム ・マイセン ・マインツ
・マグデブルク ・マンハイム ・ミュンスター ・ミュンヘン
・メンヒェングラートバッハ ・ライプツィヒ ・ラーティンゲン ・リューネブルク
・リューベック ・ルートヴィヒスハーフェン ・レバークーゼン ・レーゲンスブルク
・ロストック ・ローテンブルク ・ワイマール ・ヴィースバーデン
・ヴォルフスブルク ・ヴッパータール ・ヴュルツブルク
参考:ドイツ観光局
上記に挙げた場所にはそれぞれにたくさんの観光スポットがありますが、これだけでも観光地のほんの一部にすぎません。
ドイツを旅行する際には目的別に行き先を決めるのが良いと思います。
ドイツの食べ物
・アスパラガス ・アップルワイン ・アブサン66(高級リキュール)
・バウムクーヘン ・イエーガーマイスター(ハーブリキュール) ・コーヒー
・アーレヴルシュト(よく熟成させたソーセージ) ・ウナギ ・グミの実
・カリーヴルスト(カレーソーセージ) ・アルトビール ・プリンテン(焼菓子)
・カルトッフェルクレーセ(じゃがいも団子) ・チーズ ・ケルシュ(ビール)
・グリューネゾーセ(ハーブのソース) ・グリューンコール(煮物)
・キュウリ ・シュヴァルツヴェルダーキルシュトルテ(ケーキ) ・プレッツェル
・シュヴェンケン(BBQ) ・クリストシュトレン(菓子パン)
・ノイナライ(クリスマス料理) ・ハイドシュヌッケ(羊) ・ドネルケバブ
・ハローレンクーゲル(チョコ) ・ハントケース(サワーチーズ)
・フランクフルタークランツ(バタークリームケーキ) ・シュネーバル(焼菓子)
・フランクフルターヴルスト(ソーセージ) ・プフェッファークーヘン(焼菓子)
・マウルタッシェン(ドイツ風餃子) ・マジパン(菓子) ・ビスケット
・ラプスカウス(牛肉とポテトと野菜を混ぜ合わせた郷土料理) ・ワイン
・ローストブラートヴルスト(伝統的なソーセージ)
・ヴァイスヴルスト(白ソーセージ) ・ヴェルフェンシュパイゼ(ゼリー)
・ファリゼーア(ラム酒と砂糖入りコーヒー)
参考:ドイツ観光局
実際に訪れてみて
ドイツは街並みが綺麗で美味しいご飯と安いビール、そしてお洒落な人々が闊歩する国でした。
ヨーロッパの中ではそこまで物価が高く感じませんでしたが、とはいえホテルが高くて長居するにはある程度の資金力が必要で、貧乏旅行には厳しかったです。
旅についての雑学や体験談などをコチラにまとめていますので併せてどうぞ。
最後まで読んで頂きありがとうございました!