昔の旅人たちは数十万、時には百万円ほどの現金を持ち歩いて旅をしていました。
しかし今や現金はおろか、手ぶらで旅ができる時代です。旅行、旅におけるキャッシュレスの立役者は「国際キャッシュカード」の存在です。
そして一口に「国際キャッシュカード」と言っても、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードの3種類があり、それぞれに特徴があります。
今回は使いこなすととっても便利で旅を豊かにしてくれる「国際キャッシュカード」についてご紹介します。
なぜ旅行には国際キャッシュカードが必要?
・便利すぎ
まず現地で両替をする手間が省けます。ATMさえあればいつでもどこでも現地通貨を引き出すことができます。空港や銀行、コンビニなどにはどこの国でもほぼ必ずATMがあるので、両替所を探すよりもずっと楽で便利です。
大金を持ち歩く必要がなく、自分が使う分だけを引き下ろすことができます。そのままカードとしても利用できるので、旅行の仕方と国によっては完全にキャッシュレスで観光することもできます。
さらにカードで航空券を買うなどの条件を満たすと保険が無料でついてくるカードもあります。外国に行く前にわざわざ保険の手続きをする必要がないのもとても便利です。
・リスク分散
外国で現金をそのまま持ち歩いているのはリスクが高すぎるのです。スリや置き引きといった盗難に遭った際に、その現金を取り返すことはほぼ不可能です。
しかし盗難されたのがカードであれば、気付いた際に利用停止にしてそのカードを使えないようにすることができます。
たとえ使われてしまったとしても、それが不正利用だった場合はその支払いを取り消してくれる補償もあります。
さらに、一日に使える限度額やATMから引き出せる額を設定することができます。難しい申請などもなく、スマホのアプリで一瞬で設定できるのも便利なポイントです。
3つのカードの違いと比較
・クレジットカード
支払いを後払いすることができます。現時点でお金を持っていなくても支払いをすることが可能で、契約している銀行から自動的に引き落としてくれます。
さらに高額な買い物の際に分割払いを選択することができるのもクレジットカードならではの特徴です。
・デビットカード
支払いをしたら、その場で契約している銀行口座からお金が引き落とされます。
クレジットカードと違い、カードを作るのに審査が必要ないのも特徴の1つです。
不正利用された際の補償もありますが、クレジットカードよりも対応が遅かったり上限があったりと少し劣っている場合があります。
・プリペイドカード
チャージした分のお金だけを利用できるカードです。1000円をチャージしていたら、1000円までしか支払いができません。つまり自分が決めた額だけを持ち歩けるカードです。
デビットカードと同じく審査なしで作ることができるカードです。
ほとんどの場合、不正利用された際の補償がついてないカードが多いです。
結局どのカードを何枚持って行けば良い?
旅行の期間にもよりますが、海外に持って行くのは2枚がベストだと思います。僕は長い事外国を放浪していますが、その結論として2枚が最もちょうど良いと感じています。
1枚だと万が一のために、3枚以上だと管理しきれないという感じです。ちなみに、同じ財布に何枚もカードを入れておくのは得策ではありません。
持って行くカードは好みですが、1枚はクレジットカードを持っておきたいところです。保険や補償が手厚いからです。
普段使いにデビットカードかプリペイドカード、予備にクレジットカード、という風にするといいのかなと思います。
持って行くのは2枚と言いましたが、日本に置いておくカードは何枚あっても構いません。クレジットカードの番号を控えたメモなり写真なりを緊急用に携帯することをオススメします。
仮に身ぐるみを剥がされても、クレジットカードの番号さえ分かればネットで航空券を買うことができます。つまり万が一の時に帰国することができます。
クレジットカードの番号をクラウドやフリーメールに暗号化して保存しておくのも有効です。
パソコンのない国なんて無いので、パソコンにさえ辿り着ければ裸でも買い物ができるというわけです。
オススメのカード
クレジットカード、デビットカード
Booking.comカード三井住友カードの提供する旅人御用達サイトのブッキングドットコムとコラボしたカードです。 年会費が永年無料、キャッシュバックで最大6%還元、「Rentalcars.com」でのレンタカー予約が8%OFF、最大2,500万円の旅行傷害保険も付帯、さらに入会だけで自動的に「Booking.Genius」会員にアップグレードされます。
特にお得なポイントは次の2点です。
1:旅行傷害保険も年会費無料なのに三井住友カードのクラシックAカードの保険を付帯しています。 クラシックAカードは通常年会費が1,500円なので、超お得です。
2:「Booking.Genius」会員になれる。「Booking.Genius」会員は世界中どこでも、宿泊料金10%off、レイトチェックアウト、無料空港送迎、ウェルカムドリンク、などのサービスが利用できます。
ちなみに僕は「Booking.Genius」のレベル2会員なので、宿泊料金15%off、朝食無料、客室無料アップグレードが使えてかなりお得感があります。レベルアップは実はとっても簡単なんですけどね↓↓。
どちらかと言うとブッキングドットコム派なんだけど、レベル2のジーニアス会員てたまに凄いお得感あるよ。特に朝食無料と客室アップグレード無料!ビュッフェ食べれたりスイート泊まれたり。2年間で5回宿泊するだけでレベル2のジーニアス会員になれるんだけど、旅人のみんなからしたら楽勝な条件だね。 pic.twitter.com/dDyQ1F1tO7
— すぴ@旅と飯と時々シーシャ (@tabishisha) December 8, 2019
楽天カード
言わずと知れた楽天カード。実はこれにも海外旅行保険がついています。
既に持っている人も多いかもしれませんが、一応紹介しておきます。
海外旅行保険つき、年会費無料、楽天ポイントが貯まる、VISAもMASTERも作れる、イベントでポイントを稼ぎやすいという感じです。
日本での普段使いにも便利なので持っていて損のないカードです。
ANAJCBカード
マイレージを貯めたいならこのカードがオススメです。
ちなみに僕は長年旅をしているのにマイルもマイレージも貯めておらず旅先でそのことを話すと、正気か?という顔をされます。
航空券を無料で手に入れられたり座席をアップグレードできたりと何かと最高なので、気になる方は上記の公式ホームページをチェックしてみて下さい。
エポスカード
こちらも年会費は永久無料のクレジットカード。マルイをよく利用する人はすでに持っているかもしれません。
見逃せないのが年会費無料なのに海外旅行保険が自動付帯している点です。ショッピングだけではなく、海外旅行も好きな人にちょうど良いカードです。
プリペイドカード
Manepa Card マネパカードは6通貨(米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドル、日本円)を1枚のカードにチャージできるプリペイドカードです。
チャージできない通貨も米ドルがチャージしてあれば利用可能なので世界中で使えます。
発行手数料、年会費が無料。銀行での両替と比較すると、両替手数料(相当額)が最大90%OFF、海外で使える他社のプリペイドカードと比較しても、最大で65%OFFと大盤振る舞いです。詳しくは上記の公式ホームページでチェックしてみて下さい。
Visaトラベルプリペイドカード「MoneyT Global」
入会費、年会費、カード発行手数料無料。世界40都市にある「JTB海外トラベルデスク」ではカード会員なら日本語でサポートが受けられます。
困った時にすぐに日本語で対応してもらえるのはありがたいですね。
最後に
ご紹介したカードはいずれもVISAまたはMASTERカードが利用できるものです。つまり世界中どこでもVISAやMASTERと書いてあるレストランやカフェ、ATMが使えます。レストランやカフェはカードが使えないことがしばしばありますが、ATMは基本的に使えます。
ちなみに持って行く2枚はもちろんVISAとMASTERを一枚づつ選びましょう。両方使えるところがほとんどですが、これも万が一のに備えてです。
国際キャッシュカードはリスクを分散させるためということを書きましたが、詳しい外国での防犯対策についてはコチラをどうぞ↓↓。
最後まで読んで頂きありがとうございました!