旅に英語は必要ありません。英語力ゼロだったとしても世界一周できちゃいますし、大して困ることもありません。
なぜここまで言い切れるのかというと、僕自身が英語力ゼロで長年旅を続けてきたということと、同じように全く英語の話せない旅行者や旅人をたくさん目の当たりにしてきたからです。
「とは言っても多少は話せるんでしょ?」
そう思われる方もいるかもしれませんが、答えはNOです。NOですが、NOくらいなら言えました。後はYES、ONE、TWO、THAKSくらいなら言えました。
今回は旅や旅行で英語が必要ない理由、そして逆に必要だと感じる理由をご紹介します。
「外国に行ってみたいけれども言語の壁が高く感じる……」
そんな風に考えている人は意外と多いですが、言葉の壁なんて旅行する上では実は大したことありません。そんな壁はいくらでもくぐり抜ける方法がありますし、実際に旅人はみんなくぐり抜けているのです。
旅に英語はいらない
旅を始める前は英語が話せないことに圧倒的なプレッシャーを感じており、日本を出ることが恐怖でしかありませんでした。僕は5年前にある理由から半ば発作的、衝動的にいきなり日本を飛び出しましたがそうでなければ海外旅行、ましてや旅なんてしていなかったと思います。
それくらい言葉の壁にストレスを感じていましたが、いざ外国に降り立って数日過ごしてみて思ったことは
「あ、英語いらん。僕でも外国を旅できるなコレ」
その理由は以下の通りです。
ボディランゲージで事足りる
よく聞くかもしれませんが、ボディランゲージは最強です。
「ジェスチャーやボディランゲージだけじゃ限界があるんじゃないの?」
僕もそう思っていましたが、外国でボディランゲージすることは2つのある要素がプラスされて結果的に最強のコミュニケーション方法になります。その要素がコチラ。
・外国人であること:英語も自国語も話さない外国人がボディランゲージを始めたら理解しようと努力してくれるし、向こうもボディランゲージをしてくれる。
・その状況:ホテルにいたらチェックイン、レストランにいたら注文という風にその状況が既に答えになっている(ホテルに来て魚を買いに来る人はいないし、魚屋に泊まろうとする人はいない)。
外国人がお店でボディランゲージを始めたら、何を言いたいのか大体わかると思います。そもそも英語圏以外では英語なんてまともに通じないことの方が多く、色々な国に行くなら基本的に全てボディランゲージになります。
スマホが最強すぎる
どうしても話したいことがある時には翻訳アプリを使うだけです。これでほぼ言語の壁は攻略されているんじゃないでしょうか。
地図を使えば人に道を聞く必要もありませんし、行きたい場所や乗りたい乗り物などの情報は全てスマホで調べることができます。
グーグルマップはその国のローカルバスの路線や時刻表まで表示されることがあり、めちゃくちゃ便利な世の中です。
必要な言葉は英語ではない
先程も少し触れましたが、この世は英語が使えない国の方が多いのです。旅を何年もしている達人のような旅人たちでさえ、全ての言語をマスターしているわけではありません。
もし言葉の壁を少しでも越えようとするのなら、英語よりもむしろ現地の言葉を少しでも覚えた方が濃密なコミュニケーションを取ることができます。
日本を旅行する外国人が日本語を話してくれたら、たとえそれが拙くても嬉しく感じますし、理解しようと試みると思います。それは外国に行っても同じことです。
さらに言うと、コミュニケーションにおいては笑顔が最強の武器になります。
ニコニコなんとかモノを伝えようとしている外国人に敵意を向けるような人はいないので、安心して笑顔でボディランゲージしましょう。
必要な時には英語話者に頼む
どうしても必要な場合には英語を話せる日本人に頼みましょう。
「いやいやそんな都合よく日本人なんて外国にいないよ」
と僕は思っていましたが、実は世界は日本人だらけです。大袈裟に聞こえるかもしれませんが本当のことです。少し探せばすぐに日本人はそこにいます。
日本人宿、日本食レストラン、日本人ツアー会社、日本人の旅人や旅行者、驚くほど外国には日本人が溢れています。海外に行ったとしても独りぼっちではありません。助けを求めればきっと手を差し伸べてくれるはずです。
英語は必須である
先程述べた通り、旅をするだけなら英語は必要ありません。しかし、その質を求めようとすると英語は必須になってきます。
最初の頃は英語なんてなくても楽しく旅を続けていましたが、次第にあるいくつかの欲求が目覚めてきたのです。おそらく僕と同じような人は多いのではないでしょうか。
外国人旅行者と話したい
一番の理由がこの外国人旅行者と話したい欲求です。
旅を始めた頃は日本人ゲストハウスに泊まることが多く、そこではたくさんの友達や旅仲間に出会いました。観光旅行ではなく沈没旅行というスタイルを自分のものにしたのもこの時期でした。
しかし、旅が長期化するにつれて段々とある考えがゆっくりと頭をもたげてきたのです。
「こんな風に外国人旅行者とも知り合えたらもっと旅が楽しくなるんじゃないのか……」
この考えは次第に欲求へと変わり、実現させるための手段として英語の勉強を始めることにしました。
英語を話せない人間はたくさんいますが、外国人の旅行者は英語が堪能なことが多いです。少なくとも全く話せない人には出会ったことがありません。
自分の要求を正確に伝えたい
大まかな意思を伝えることはボディランゲージで十分ですが、正確な要求となるとそれは難しくなるでしょう。
細かいニュアンスが伝わりきらず、もやもやしてその場が過ぎてしまうくらいならまだ良いのですが、それが交渉事やお金関係のことだと実害に繋がりかねません。そういったことを「英語が話せない代」としてのみ込むのはかなり悔しいです。
僕がこの要求を強く感じたのはレストランやホテルなどではなく、「怒り」の感情を相手に伝えたい瞬間でした。
それまでは日本語でまくしたてることしかできませんでしたが、多少英語を話せるようになると正確に言いたいことを主張できるので和解に発展させられるようになりました。
情報収集の幅を広げたい
英語が使えるようになると手に入る情報量は2倍や3倍どころではありません。
ネットで拾える情報はもちろん、雑誌や本、SNS、そして何より人から直接教えてもらえることでより情報収集の幅が広がります。
日本人の情報網やネットワークは凄まじく、度々外国人の旅人と話すと羨ましがられたりもします。そしてさらにその情報網に英語圏のものが加わることで無敵に感じることが多々あります。
僕はいつも何か知りたいことがあったり、詳しく調べたい時には英語でも検索します。日本語の情報とは全く違った意見や視点、違った人気スポットや観光場所を発見することができます。
最後に
外国に興味があるなら英語力の有無は気にしなくても大丈夫です。ただ、繰り返しになりますがその質を高めたいと思うなら多言語の習得は必須になってくると思います。
もし1から英語の習得を考えていたり磨きをかけたい人がいたら、僕はフィリピンのセブ留学を勧めます。割とありきたりですがありきたりになる理由は価値があるからです。僕の実際の体験談がありますので↓↓をどうぞ。最後まで読んで頂きありがとうございました!